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人か獣か、ってあんた…人を化け物みたいに……
[そこまで言って思い当たる、ある、魔物の話。
人を喰らう獣、人の姿を真似た……]
あんた、まさか……あれを?あれに襲われた、のか?
[拒絶の視線は、きっとそれを恐れての物かと思えばそれ以上何も言えず]
[頭を撫でられた瞬間、身体がわずか震える。
相手によってはそうでもないものの、触れられるのが苦手なのはどうにもならなくて]
『……まあ、他意がないのわかるから、なんてことないけど』
ん……まあ……気が向いたら?
[呟きは心の奥に止め、声に出すのは曖昧な言葉。
それから、くしゃみと、それに続いた言葉に嘆息して]
……そりゃ、寒いでしょ……。
[呆れたように言いつつ、浴場に続く廊下を見やる。
様子を見に行ったネリーは、そろそろ戻ってくるだろうか、と思いつつ]
[痛みを訴え泣く様子は本当に子供のようで。
また怯えさせるだろうけれど、そっと声を掛けて]
まだ休んでいた方が良い。
歩くのも辛いんだろう?
[ふゆりと時計を見上げれば、結構な時間で。少女は使用人が準備した食事の匂いに誘われるように、広間のテーブルに改めて着く。]
[鼻をくすぐる匂いに、自然と頬が緩むのは人間の本能。では、両親を喰らった人狼の本能は?――
雨によって呼び起こされた記憶に誘われてか、おかしな思考が頭を擡げる。
その思考を振り払うように、少女は二、三、頭を振る。一つに纏めた金糸がさらりと背中を舞い落ちる。
衣服越しに得た感触に、平常心を取り戻しつつ、再び食事と向き合う。]
――そういえば…昨日居た方々たちは…この雨の中屋外へ?それともまだ…室内の何処かで時を過ごしているのでしょうか…。
[薄紅色の唇から漏れた独り言は、宙に舞う。]
<ヘンリエッタ寝室>
[音がする。
何かが割れるような激しい音が、遠くから。
ああ、また。
今起きちゃ駄目だ。寝た振りをしておいた方がいい。
毛布を被って隠れていれば平気。
そこまで考えて、身を被う寝具の違和感に、目が覚めた。
意識が覚醒していくとともに、耳を打っているのは破壊音ではなく、雨音だと気づく。
横たわったまま、ほのかな明りに誘われて窓を見れば、鈍い色の雨雲。]
……雨か。
[薄暗い室内には全く見覚えがなく、束の間自分のいる場所が判らずに混乱した。
思い出したのは館の主の笑み。]
来ちゃったんだよね……。
[ メイの内心に気付く事は無く――其れは相手も同様だろうが――取り敢えずガシガシと頭を拭く。零れる滴の量は少なくなれど、代わりに其れを吸い込んだ絨毯は確りと濡れていた。]
……見て来る……。
[ 再びくしゃみが出そうになるのを口許を押えて堪えつつ、*浴場へと向かった。*]
[彼が頷くのを見て、少しだけ安心をして]
ベッドに戻った方が良い。
…立てるか?
[とりあえず手を貸せるようにと、そっと差し出して]
―浴場―
[階上の叫び声は、閉め切られ湯気の立ち込める浴室には然程大きくは届かなかった。それでも何かあったのだろうか、と眉を顰める。
加減を確かめるために濡れた手を拭き、手袋を嵌め直す。
身体が冷え切っているであろう客人を呼びに、玄関へと向かった]
―浴場→玄関―
[弾力のある寝具に慣れず、立ち上がろうとして逆に仰向けに倒れた。]
わ!
[思わず声がこぼれる。]
ベッドはいつもの方がいいかなぁ……。
[暗い天井を見たまま呟くと、自分の声が腹に響いた。]
お腹減った……。
[応えるようにぐうとなった腹部を抑え、少女は起き上がった。]
とりあえず、ごはん。
……すぐ、あったまれるといいね……。
[見てくる、と言って歩き出した背に向けてぽつりと呟き。
それから、二階にまた、不安げな視線を向ける]
……何があったんだろ……。
[呟く声には、視線と同様に不安が織り込まれ]
また……視なきゃ、なんないの?
[続いた呟きは更に小さくかすれ。
何者の耳にも届く事無く、雨音にとけたろうか]
[彼が手を取ったことに少し驚いたけれど。
そのままゆっくり立ち上がらせベッドまで連れて行く]
とりあえずここは安全だからさ。
あんたを傷つけるものは居ない…だから安心して休むといいよ。
[恐らく使用人が用意してくれたのだろう衣装を適当に見につけると、水差しと洗面器だけが用意された簡素な洗面台で顔を洗う。
簡素なと言っても、少女には十分に行き届いたもてなしだったが。
鏡を見ずに、器用に髪を結ぶ。結い終わってはじめて、部屋に鏡があることに気づき珍しげに眺めた。
少しだけまがっていたリボンを整え、鏡の中の自分に満足したのか少しだけ微笑んだ。]
さて、行きましょうか。
[赤い髪の少女は、廊下へと続く扉に手をかけた。]
[立ち上がろうとするも力が入らぬ様で]
[もどかしげに][震え]
[産まれたての仔鹿が初めて立つ時の如く]
[それでもナサニエルに付き添われ]
[何とかベッドに辿り着く。]
[廊下に出た時、何か物音と叫びが聞こえたような気がして思わず立ち止まる。
けれど、辺りを見回しても人影はない。耳をすましても聞こえるのは雨音ばかり。
軽く息を吐いて、ヘンリエッタは広間を探し、廊下を歩き始めた。]
[彼をベッドへと向かわせながら、どこかと問う声に]
あぁ、ここか?
アーヴァインって言う人の屋敷だよ。
って言っても、俺も泊り客の一人なんだけどね。
[そういって、頭痛を訴える彼を寝かしつける]
[すぅっと][瞳を閉じて]
[枕に頬を押し付ける。]
[力尽きたように]
[ぐったりとベッドの上で]
[再び眠りに付いたかのように]
[*沈黙。*]
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