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─広間─
[中に入ってぐるり、と見回す。
昨夜の賑やかさとは打って変わって、今は、人影も少ない。
ソファでぐったりとしているコーネリアスと、食事中のウェンディ。
銀と金、対照的な髪色の二人の他は、給仕役を務める使用人の女性がいるだけで]
……や、こんばんは。
なんだか、ここは静かだね。
<広間前>
[歩いても歩いても変わらなく思える廊下に不安を感じながらも、なんとか一人で広間を探し当てられたのは、漂う匂いの所為だ。
空腹を訴える本能に案内されるように、広間の扉を明けた]
─玄関ホール─
[頭からつま先まで濡れ鼠になった黒衣の男が帰ってくる。
両手には大事そうに聖書を抱えている。
ずしりと重いその感触を確かめると、自室まで着替えを取りに行ってから浴場へ向かった。
ずぶ濡れになった聖書だけは大事そうに抱えたまま。]
─玄関ホール→自室→浴場─
[目を閉じ、眠ったように見える彼に安堵の溜息。
そっと起こさぬようにそこを離れて部屋を出る]
……落ち着くには時間がかかりそうだなぁ。
[そう呟いて、再び階下の広間に向かおうと]
─浴場─
[じっとりと濡れた革張りの聖書を大事そうに抱えたまま、そろりと浴場に足を踏み入れる。
誰もいない事を確認しつつ聖書を置き、左手の手袋を脱ごうと──]
-広間-
[扉をあけると目に飛び込んで来たのは少女の背中。
視界を遮る背中の後ろから、ひょいと顔を出して室内を確認する。
昨日の夜にちらりと見かけた、金の髪の少女が食事の席についている。
広間にただよう夕食のにおいに反応して、ヘンリエッタのお腹がぐうとなった。]
[あれきり、階上から声は聞こえては来ない。
やはりあの怪我人だろうか。彼は何者なのだろうか。
見上げる視線は、知らず厳しいものになっていた]
[ ネリーと擦れ違い様に準備が出来た事を告げられれば、再び感謝の言葉を述べて浴場に向かい、脱衣場からでも其の温かさは伝わりほっと息を吐いた。服は兎も角濡れた荷物は如何しようかと迷ったが、仕方が無いので中身だけを出して脱衣所の端に並べておく。とは云っても、最小限の着替え程度と筆記用具や手帳程度しか入っていなかったが。……本を借りていなくて好かったと心底思う。
其れらの作業を終えれば立ち上がって、自分の服を脱ごうとロッカーへと戻り、]
……ああ。ルーサーさん、今晩和。
[牧師の姿を見付け、軽く会釈。]
[黙々と食事を続けている少女の耳を、少し大人びた少女の声が掠めて行く。]
あ…メイさん…?こんばんは。メイさんも…お食事ですか?
[振り返り――笑みを浮かべ…。当たり障りの無い質問と共に投げ掛けられた言葉に僅かに頷き]
そうですわね…。ここは…特別静かなようで…
[曖昧に笑う。そして、その背後から顔を出す年端の変わらない少女にも、同じような笑みを浮かべ――]
こんばんは。あなたもお食事ですの?
[ナフキンを取り外し、会釈をした。
どうやら少女の食事は終ったらしい。]
………へ?
[慌てて振り返る。手袋はそのまま。]
おや、どうなされました。濡れ鼠じゃないですか。
[とは言いつつ、彼もまた濡れ鼠。
しかも、微かに煙臭い臭いがするような。]
―→広間―
[広間へと戻り、使用人の女性に軽い食事を頼んで、また二階の彼にも胃に負担が掛からぬ物を、と。
周りを見渡し、その場に居る人々に会釈をして]
…ふぅ。
[少し大きな溜息と共に席について、程なくして運ばれてきた食事を摂り始める]
[扉の開閉と、人の気配。
それから、微かな音に気づいて振り返れば、鮮やかな赤毛の少女の姿が目に入る]
や、こんばんは。
[にこ、と笑いかけつつ。ここにいたら邪魔だな、と気づいてテーブルの方へと移動し。
ウェンディの問いにはうん、と頷く]
どうしてもね、ピアノに夢中になると、食べるの忘れちゃうから。
思い出した時、ちゃんと食べないとならないんだ。
[冗談めかして言いつつ、席につく]
[どうにも、そのまま眠ってしまったようで、窓を叩く雨音に目を開ける。]
…おや、これはお見苦しいところを。
[気まずそうな笑み]
[ため息をつくナサニエルの様子に、やや、首を傾げて]
ナサさん……?
何か……あったの?
[何となく、問うのはためらわれたものの。
大きなため息の理由として思い当たるものは先ほどの叫び声しか思い当たらず、そっと問いかけて]
[ 珍しく慌てた様子のルーサーに首を傾げるも、問い掛けられれば苦笑を浮かべる。]
ああ、帰ろうとしたら雨に掴まりまして。
……ルーサーさんこそ、如何されたんですか?
[ 目敏く……基、鼻敏く煙の臭いに気付けば目を眇め、]
何やら、妙な臭いもしますが。
[そう云い遣りつつも何時までも此の儘では居られないと、釦を外して上着を脱ぐ。余りの濡れように、傍に在った洗面台で思い切り絞れば滴り落ちる水。]
あ……こんばんは。
[金の髪の少女の笑みに、少しだけ気後れして反応が遅れる。
その間に、少女は食事を終了にしてしまったようだ。
食事の為に身につけた布を取り払う少女の、優雅な動きをただぼおっと見つめる。
年のころは自分と大して変わらないだろう。けれど、今まで自分が接して来た人間とは何か違うものを、ヘンリエッタは彼女に感じていた。
この子はいったい、何者なんだろう?
ただ気になって、少女を見つめた。]
[続けて入ってくるナサニエルにも軽く会釈をして。]
[メイの言葉には、僅かに頬を緩めて]
ピアノ…弾けるのね。羨ましいな。
でも、何かに夢中になるとつい食事を忘れてしまう気持ち、よく解るわ。
私も…そういったタイプだから。
[席に着く様を見つめながら、ティーカップを傾け――]
[ソファで目を覚ましたコーネリアスには、静かな笑みを湛え]
お気になさらずに。心地良さそうに眠っていたのを、逆に邪魔して申し訳ないくらいですわ?
[悪戯っぽい口調を。]
…………はっはっはっ。
気のせいですよ。
私が煙草を吸わないのはご存知でしょう?
[手早く衣服を脱いでいく。が、手袋はまだ嵌めたまま。
煙臭いのは気のせいではない。
正確に言うと、煙と火薬が混じったような臭いというべきか。]
[ようやく目を覚ました様子のコーネリアスに会釈をして。
メイの問いかけは今の溜息の事だろうと思い当たり]
あ、あぁ、昨夜の怪我人の様子を見に行ってな…。
怪我よりも…なんてーの?精神的な傷の方が大きいみたいでさ。
俺を見て怯えるんだよ…まったく何があったかしらねーけど、酷い事をする奴もいたもんだよなぁ。
[そういって再び溜息。
獣か、と問われた事は伏せて。
余計な心配はさせたくは無かったから]
[ツインテールの少女の声に、少女は親しみを込めた笑みを浮かべて席を促す]
ここの食事は美味しいわね。さぁ、あなたもどうぞ?
[見つめられる視線には悪意を感じない為、そのまま滑り落ちるように受け流す。]
そう言えば…私、あなたの名前を聞いてなかったんだけど…。良かったら教えてくれるかしら?
[彼女にだけ、僅かに砕けた表情を浮かべるのは、やはり外見の年齢が等しいという認識の所為なのだろうか]
---こんばんは。
[こちらを振り向いたメイの声に、知らず少女を凝視していた視線を外した。
メイの後について、食事の席に着く。
運ばれてくる暖かな食事に、知らず目を輝かせた。
いきおい良くパンに手をのばした時、青い髪の青年が、広間に入って来た。]
……ああ、ところでハーヴェイ君。
トビー君、まだ幽霊がいるかどうかびくびくしてたりします?
[逡巡した後、手袋も脱ぐ。
何か嵌めていた気もするが、左手はすぐ後ろに引っ込められたのでそれが何なのかはわからない。]
―広間―
[広間の戸を開ける。そこにはいつもながら人が多くいた。
暖かい空間に少しだけ安心する。
一礼し、いつものように扉の傍に控えた]
と、いうか、ボクの場合、ピアノ弾くくらいしか取り得がないとも言うんだけど。
……ここにお使いに来るのも、半分くらいはピアノが目当てだし、ね。
[羨ましいな、という言葉に笑みを交えて返しつつ、食事を始める。
料理の温かさに、僅かな緊張を緩めてくれるような心地になりつつ]
飲みすぎちゃったんですか?
ダメですよー、限度考えないと。
[薄く笑うコーネリアスに、冗談めかした言葉を返し。
嫌な雨、という表現には、小さくそうですね、とだけ]
…そうですか。一体なにがあったんでしょうね、…あんな酷いことを…。
[まるでよってたかって殴られたかのような昨日の傷を思いだし。]
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