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─ →駅方面への道─
[軽い駆け足だったが日頃の練習のお陰か息は乱れること無く。
遠目に通っている学校が見えて来る。
通りの先を見やると、案の定立ち往生している人達が何人か居た]
こっちもダメか……。
どこまで続いてんだ?
[見たところ、学校とグラウンドの間の位置に通りには壁が出来ている。
見えない壁に手を当てながら、オレは学校の敷地内へと入って行った]
……………。
何か、カーブしてる…?
[広い場所で確認出来たお陰か、壁が緩やかにカーブしていることに気付いた。
見えない壁は緩やかなカーブを描いてグラウンドを横切っている]
壁は円を描いてる、ってことか…?
中心になりそうなものって言えば……。
[視線が自ずと中央広場へと向く。
淡く光るように、桜の欠片が目に入った。
オレはそれを見て眉根を寄せる]
ホントに怪異が怪異を呼んだ、っぽいな。
どうやったらこの壁が無くなるんだか……。
出るにはここに居る全てを殺せ、って?
…そうか、それが宴か。
凄惨なる血の宴。
良いぜ、やってやろうじゃねぇか。
[白銀の人物の言葉を聞いて、聲を軽く紡ぐ。
声色には嗤いが乗った]
[碌な収穫なく通りへと戻ると、何やら雰囲気がおかしい]
……何だ……?
[鼻につく匂い、嗅ぎ慣れぬモノ。
通れないと騒いでいた数名が、いつの間にか動かぬモノになっていた]
っ───!?
あーあー、誰だよ、喰い散らかしたの。
オレまで喰いたくなってくるじゃん。
[”喰った者”以外誰も居ないことを良いことに、オレは舌なめずりをした。
空腹が、『其れ』が、「喰ラェ」とオレに囁く]
[動かぬモノに眼を奪われていると、背後に異様な気配を感じた。
息を飲んだ状態のまま、ゆっくりと振り返る]
──ん、だよ。
[そこに居たのは同級生。
見知った顔、とは言え気が抜けなかった。
その同級生の姿は、血に濡れていたから]
「伽ー矢、お前のも、くれ」
[にまりとした笑みを浮かべ、同級生は飛びかかって来た。
オレは咄嗟に横へと飛び跳ねる。
文化部だったはずの同級生は、驚異的な身体能力で更に追いかけて来た]
な、んだってんだ、よ!!
[身の危険を感じ、オレは全速力で駆け出した。
直線に逃げるだけでは追いつかれる可能性がある。
オレは撒く成功率を上げるために、傍の路地へと*駆け込んだ*]
面倒だなぁ、同じ力を得ても、見境もないのか。
まぁ良いや、オレの餌になってもらおう。
[追いかけて来る同級生を撒くのではなく、オレは『餌(エ)』にすることにした。
そこらに落ちていた小石をいくつか拾い、足に力を入れ宙へと飛ぶ。
側面の壁を蹴り飛び、上空から追いかけて来た同級生を狙った]
頭潰しゃ早ぇかな。
[とは言えまずは動きを抑えるのが先決、と小石を親指で弾いて数発足を打ち抜く。
動きが止まったところで、落下速度を活かした踏み潰しを同級生の背中に食らわせた]
血濡れじゃ戻れないんでな。
下手すると疑われちまう。
折角良い餌が傍に居るのに、逃がす手なんて無ぇ。
[くつくつとした嗤いを浮かべる。
足元の同級生はあまりの損傷に力を再生へ転換したようだ。
じゅるじゅると撃ち抜いたはずの足が治り始めている]
面倒臭ぇな。
お前、もう死ね。
[感慨なく言うと、オレは同級生の頭を躊躇い無く踏み潰した。
ぐちゃりと嫌な音が鳴り、足の裏に肉と骨を踏み潰す感触が伝わる。
それらを感じて尚、オレは嗤いを浮かべていた。
そうして、オレは腹を満たすべく、残った血肉を喰らい*始める*]
ああ、そうだ。
人間、闇を抱えずに生きているなんてのはあり得ないんじゃないか?
自分は闇なんて無い、そう思ってる奴こそ、深い闇を抱えてるもんだ。
自分が気付かない分、深く、昏く、ね…。
[『食事』をしながら問いの答を返す。
聲には嘲笑う気配が*乗った*]
/*
中発言の諸々は了解。
意図のズレは無くしたいしな。
とりあえず、何かにーさん占われそうじゃね、とか不吉なこと落としつつまた夜に。
[占い予想:神楽]
―礼斗の部屋―
[マンションに向かう途中、進めない道の話を聞いた。
後ろからでは礼斗の表情の変化も見えない。ただ、そうなのかと事実だけを心に留めた]
コーヒー…ミルクありますか?
あ、部屋から取ってきてもいいんですが。
[初めて入る男性の部屋。どうすればいいか分からずに居間の入口で立っていたら飲み物についてを聞かれた。
当然、偏ってると思ったが、顔に出ないので平和なまま。
それでもちゃっかり自分の趣向は主張してそんな答えになった]
ありがとうございます。
[最終的にカップを手に落ち着ける体勢となり。
見せられたパソコンのアラートメッセージを無感動に眺めた]
綺麗な紅葉ですね。
…何となく予測はできていましたけど。
テレビもダメだと、史兄さんのビデオが欠けちゃうな。
[最初に見えた写真への感想をぽつり。
礼斗の溜息には淡々としながら少しずれてもいる感想を。
史人が出ている番組は全部録画してあったりするようだ]
私たちも当事者になってしまっているみたいですから、知ることが出来るものは知っておきたいです。
礼斗さんの知っている範囲内だけでも。
[問われ、史人の様子を一度窺い、向き直り頷く。
窓の外で桜の花弁が数枚*舞った*]
―瑞穂の家―
[本が沢山並ぶ一階。少しだけ目を輝かせる。
一冊もっていっていいよと言われ、うろうろ悩んだ末に手にしたのは大きく薄い童話の絵本。
著者に『白井夜』と書いてあったが、子供にはあまり意味をもたない。
こくり。二階に上がると頷いて、本を開く前にテレビをつけた。]
……あれ?
[電源を入れて、どこのチャンネルにかえても砂嵐。]
みずねえちゃ、テレビ壊れた。
[瑞穂を呼ぶものの、テレビが写ることはなく。仕方なくさっき手にした本を開いた。]
[じっと本を読みふけると、そのうちお肉の焼けるいい匂いがしてきたので顔をあげる。
並んだごはんは、とても美味しいそうで。
席に着こうとして、瑞穂に本とリュックを置いてくるよう言われたので、部屋の隅にうさぎを座らせた。
うさぎはじっと、羨ましそうに見てるだけ。]
いただきます。
[両手を合わせて行儀よく。
出されたものは、全部食べた。
だいぶ、機嫌が良くなったのは、きっとごはんが美味しかったから。]
[食事が終わると大人しく、本の続きを読んでいる。
瑞穂は食器の片付けをしていて、こちらへ注意はむけていない。終われば電話をかけにいくだろうか。]
……かやにいちゃ、遅いなぁ。
[ぽつり。呟きはうさぎしか拾わない。
暫くそわそわしていたが、うさぎのリュックを背負い、本を手にしたまま、そっと一階に降りると、家の外へと*抜け出した。*]
―礼斗宅―
うん、コーヒーでいいや。
[妙に偏った選択肢は今更突っ込むまでもない。
昔馴染みに遠慮することもなく部屋の中に踏み入り、窓の近くに腰を下ろした]
……しかしなんなんだ、進めないって。
帰れないじゃん。
[外を眺めながら、途上で聞いた話を思い出す。
そうしながらも時折眉を顰めたり、額に手を当てる仕種は相変わらずで]
さんきゅ。
……そっちもダメか。
[アラート音に嘆息しつつ、コーヒーを受け取る。
写真には目を向けただけで何も言わなかった]
あー、暫くは出演予定ねーから。
相方が今行ってる奴が再来週辺りに映るらしーけど。
[瑶子の呟きには苦笑いを返した。
時々ローカルの番組に出るくらいで、テレビ出演はさほど多くない]
……無事かな。
予定通りなら、今頃都心にいる筈だけど。
[一拍置いて、相方の身を案じる言葉が洩れた]
―礼斗の部屋―
あれ、憶え間違えてた。
[出演予定はないと史人に言われて黒瞳を瞬いた。
安否を気遣うのには、確認のしようもないので何も言わなかった]
季節外れの桜が咲いて、数日で散ってしまう。
その数日の間に神隠しが起きる。
狂い咲きの桜では童女の姿が目撃されて、散るのと一緒に童女もまた姿を隠す。
童女は桜の精かもしれないとか、子供以外でも神隠しに遭うとか。
神ではなく魔に奪われるというのもあったかな。
後はお決まりの集団幻覚説があるのとか。
礼斗さんは、他にどんなことをご存知なんですか。
命に関わるというのは、どういうこと。
[雑誌で読んだ話や、興味をひかれて他の本で読んだ話を提示しながら礼斗に尋ねる。
最初は積極的だったのに、話を聞くうちに頷く回数も減っていった]
―回想・書店二階―
[千恵にTVが壊れた呼ばれて接続とかを確認してみるがおかしいところはなく、ぺしぺしとたたいてみたけどやはり砂嵐]
買ったばかりのはずなんだけど。
ごめんねTVは見れないみたい。本で我慢して。
[千恵の頭を撫でた後に再び料理に戻った。
その後食事を済ませると千恵の機嫌が幾分か戻ったようで少し安心した]
それじゃあ食器片付けてくるね。
[時計を見ると伽矢と分かれてからそこそこの時間が経っていた。]
―書店二階―
[千恵の様子に安心していたせいか、伽矢のことに気をとられていたからか、千恵の様子には気づかなかった。
食器の片づけを終えて千恵の母親の携帯に電話をかけた]
あれ?つながらない?
[コール音はおろか受話器からはつながらない旨を伝える声すら聞こえなかった。
再度かけなおす。ボタンを押したときのプッシュ音はなるがやはりそれ以外の音は聞こえてこない]
千恵ちゃんごめん、電話出てくれないみたい。
[繋がらないと伝えるとまた不安にさせてしまいそうで、居間にいるであろう千恵に声をかける、返答はない。]
寝たのかな?
[毛布をかけてあげようと居間にいくと千恵の姿もリュックもなかった]
─自宅─
[コーヒー用のミルクは、主に担当編集が使うために常備されていたとか。
黒江の、紅葉への評価には、僅か、苦笑めいたものを掠めさせるものの、それはすぐに掻き消え。矢継ぎ早の問いに、一つ、息を吐く]
一般認識されてる概要は、その通りだな。
季節外れに桜が咲くのが、発端。桜は、早ければ一晩、若しくは数日後には、元に戻っている。
桜が咲いている間は、何か、壁のようなものに遮られて外部からは中の様子は全く伺えない。
そして、その壁が消えた後、数人が原因不明の行方不明になっている、と。
[静かな口調で、話し始める。視線は開かれたテキストエディタへ]
で、だ。
その壁が何なのか、何故いきなり桜が咲いたのか。
そして、あの『桜花』がなんのか、は、はっきりとは言えん。
……俺の推測では、何かの監視者のようなものじゃないかと思うんだが。
わかっているのは、あれは、季節外れの桜の開花と同時に始まる……ある種の生存競争。
それを最後まで見届けるためにいるらしい、って事だ。
[『生存競争』という言葉。
それに、二人はどんな反応を示すのか。
ともあれ、ここで一度話を止めて、コーヒーを一口啜る]
……ま、隠してても仕方ないんでぶっちゃけるが。
俺が、この事態に遭遇するのは、これで二度目。
今から三年前……山ん中の村の桜伝説の取材に行って……巻き込まれた。
あの時は結局、どたばたの前後に山の斜面の崩落なんかもがあったから。
全員事故死、俺だけ生存って形で処理されたけどな。
[呟くような言葉の後、視線はどこか遠くを彷徨い。
ため息の後、再度パソコンのモニタへと向けられる]
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