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……それでも。
レーネは、レーネ、だよ。
弱っちい、僕でも、抗えた、んだから。
レーネなら、だい、じょうぶ。
僕は、……レーネを、信じる。
[視界がぼやけるのは、傷のせいだろう。
笑えた、かどうかは分からない。
手を伸ばして触れたいけれど、思うよう、体は動いてくれない。
己の体に突き刺さる、刃が邪魔だと思って――引き抜くと、赤い、赤い、血が溢れて、力が抜けていく。ぐらりと体が横に揺らいで、地に倒れ伏しかける。
獣にとっては甘美な香りは、今の少女にとっては、どう感じられるか]
[場が崩れる。なんて知りもしないが。
フォルカーとイレーネの様から、何かが変わったのだけは理解できた。
これで終わるのだろうか、それともまだ何か必要なのだろうか。
ユリアンの問いには、じろと睨んで。]
あほぅ、大丈夫ってのはこっちの台詞だっつの。
[人狼イレーネを見ても、頭痛も何ももうおこらないが。
そんな事よりユリアンの怪我に顔を顰める。
手近にタオルも何も無い。服の袖で押さえるが手一杯だった。
それで収まるのかどうか。]
俺の方は平気だ。
…まぁ元々衝動ってのか?そんな必死になるほどじゃぁなかったからな…。
婆ちゃんが言ってたけど、俺は男だから上手く出来ないんだと。
だから衝動?も、上手くできないっていうか、来てないのかもな。
[ぽつりと呟くように口にした。]
フォル……ボクは、ボクは─────、っ!
[自分を信じると言うフォルカーを、左手で涙を拭って見やる。途端、フォルカーの脇腹から紅が散り、身体が揺らぐのを見た]
[咄嗟に左手が、右手がフォルカーを支えようと伸び、抱き止める形になる。右手はいつの間にか元に戻り、血の匂いを嗅いでも衝動は起きなかった。イレーネの顔は蒼白、困惑の表情が浮かぶ]
手当て、手当てしなきゃ。
このままじゃフォルが死んじゃう。
フォルが生きるなら、ボクも、生きる。
フォルが信じてくれるなら、抗ってみせるよ。
だから───。
[言葉は嗚咽に一度遮られる。死なないで、ようやく紡いだ言葉はフォルカーにだけ囁くよに告げられた]
んー…無理。
[逆に言われてしまう。大丈夫かという言葉には否定して]
ヘェ…なら耐えれるの…かもねェ…
[衝動についての説明に、凄絶な笑みを浮かべながら、深く息を吐く
血の匂い。それにどう対応するのだろうと見て]
[イレーネに凭れかかる形となりながら、少女の声を聞く。
微かに唇が動いて音を紡ぐ。
――……生きるよ、君が望むなら。
小さく、誓いを囁いた]
[さて、一体何が起きたのか、
当然少年に分かるわけもない。
が、うまくいったのではないかと思えたのは、
イレーネがフォルカーの、あの血のにおいをかいでも、何もしなかったこと。
手が、普通のひとの手だった]
……おわった?
[首をかしげる。
息を吐き出す。
なんだかやっぱりわけがわからなくて、まあいいか、と思った拍子、くらっときた。
床に座り込んで、]
こしぬけた。
[よく考えれば手のひらも痛い。
破片を掴んでいた右手を広げてみて、あーあって顔した]
ぁあ…なんだよ。既に終わった役者がしゃしゃりでるなんてアホくさいと思ってたけど…生きてみるもんじゃねぇかよ。
[大丈夫そうなイレーネの言葉に目を細めて]
ハイン兄さん…?いる…?
[手を伸ばすように求める]
[―――――人狼は退治された。
その知らせが村中を巡り、
村長の命により、集会所の面々が解放されるのはまだ先の事。
護り手の任を外れた少年は、今は、深く深く、*眠りに落ちる*]
[フォルカーとイレーネの様子を黙って見ていた。
もし、フォルカーに何かあれば…と鉈を握る力は弱めてはいなかったが。
しかし、2人の様子に、元に戻ったイレーネの手に、
血を見ても変貌しなかった事に―握る力を弱めた]
―あ?いるさ。
[ユリアンの声、伸ばされる手に、つ、と自分の腕を当てる]
お前さん、傷は大丈夫か。
[問う声は、もう、終わったのだと、棘の抜けた口調だったか]
[囁かれた言葉に泣き笑いの表情。フォルカーを抱き締めたかったが、傷の手当てが先と思い直し。ゆっくりと床に座らせ傷口を押さえる]
[応急処置程度の知識しかないために、傷の度合いは分からない。けれど、死なせたくない一心でその場にあるものを使い、傷の圧迫止血を試み*始めた*]
[血の匂い、というよりは色に反応してかくんと、顔が落ちかけてまた上がる。それは何かもう刷り込みみたいになっていた。]
ああああだから起きろ俺!
[ぱしんと自分で頬を打って叩き起こす。そういえば、血を見てもあの痛みは襲ってはこなかった。
むしろ何で今痛まないんだよとか思う。]
無理とか言うな!無茶でも治せ!
俺はもう墓掘りなんか、したくないぞ!
[エルザも死んだ、ローザも死んだ、このうえユリアンまで死んだら近い世代の友人が一斉にいなくなる。それは嫌だった。]
医者呼んでくるから死ぬなよ!絶対にな!
[そう言ってユリアンの傍を離れて駆け出した。
助け手が間に合うかどうか解らなくても、じっとしては*いられなかった。*]
[それからは、色々とあった。
とりあえず開放されたけれど、
一番の目的だった人はいない。
じんわりと痛む手のひらを、しっかり包帯で包んで。
まず一番最初にしたことは、片割れへと宛てた手紙を送る*ことだった*]
俺。多分。死ぬ。わ。
でも、人狼。で。死因。は。まずい。かも。しんない。
[たどたどしく吐き出す。頭が揺れる。]
だから。悪い。殺して。
人がやったなら。大丈夫。
自衛団に。説明。邪魔なら。俺。崖にでも。捨てて。
都合。いいなら。人狼扱いでも。して。
[ダーヴィッドが医者を呼んでくると言って駆け出していくのを目で追って、
それからユリアンへ再び目を向けた]
―…はぁ?
何言ってやがるんだ?
[殺して、と言われて眉を寄せた]
ダーヴィッドが出て行ったの見ただろう?
お前のためだぞ。
[困ったようにユリアンを見下ろし、ダーヴィッドが駆けて行った方を見やる]
くくっ…ぼけ。
[手が何かにあたった感触。と同時に慌しい声が聞こえて。低く笑う。
まだ友なんていうのかよ。俺が何を思って生きてたのか。あいつ聞いてたのかよと]
もうそろそろ。寝たい。のに。
[本当は、この村に戻る前に永遠に寝れたらよかったのに。本当はずっと死にたかったのに。]
………ああ…いい加減。ねてぇってのに。
…もう少し。舞台の上に。いる。
[ハインリヒの言葉に最初の願いを訂正する]
でも。もしものときは。
[頼むというように、手を強く握り。そして*意識を手放した*]
[ユリアンがまだ舞台の上にいると聞き、ふ、と小さく笑った]
ああ―。
[頼まれたならわかった、と言葉を返して頷き、
握られる手の強さに、それでいい、と小さく呟いた。
意識が手放されたならその横にずる、と座りこむ]
――。
[振るう必要のなかった鉈を手放し、カン、と誰もいない壁際へ蹴り飛ばす。
それから煙草をくわえ、火をつけて―ダーヴィッドが医者を連れてくるまでは、ゆっくりと紫煙を*燻らせている*]
静かな舞は、雪を巻き上げ、散らす。
羽のよに、軽やかに。
羽の如き雪、それと共に響くのは、祈りの声か。
閉ざされし峡谷に、願いが響く。
先を望み、紡ぐ、願いが。
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