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そうですか。
[ 口許を笑みに象り男の指に温かなカップを触れさせる。]
どうぞ。……温まりますよ。
[ 受け取れるようならば手を離そうと。]
[気がつけば足は庭園へと向かうも、この雨の中、傘はみあたらず。
温室の窓に頬を寄せて、微かに歌う。]
If whose voice is not carried to you, either I erase everything.
It is sad to have repeated wrong Onage and trembles.
[指にカップが触れ][温かな温度]
[其れに気付き、もっと温まろうと]
[両の手を這わせる]
[が、]
[震える手はそれを受け取り切れず]
[揺れて]
[中の茶の幾らかを零してしまう。]
とっ、
[ 完全には手を離していなかったが為に器ごと落ちる事は無けれども、零れた滴は青年の手を濡らし床に落つる。其の熱さに、声をあげはせずとも息を呑み片眉を寄せた。]
[失望の色]
[或いは困惑の][嘆きの]
[重要な失敗をしでかしてしまった子供の様な]
[乱れた夜着][包帯の覗くそれに]
[広がる染み]
[濡れて]
―客間―
[目覚めはいつも通り、しかしどことなく穏やかなのは昨夜交わした会話のせいか。
自分に向けられた言葉を思い出し、苦笑]
…あんな事言われたのって、いつくらい振りだ?
[基本的に人当たりは良いほうで。
それは関係を潤滑にする為の手段と割り切っていたから、自分が優しいとは思えずに。
それに惹かれて来る物も居たけれど、此方に深入りする気は無く、故に…冷たいと言われる事には慣れているのだけれど]
でもきっと、そのうち……だろうな。
[いつか立ち去る身、きっと今回も深入りはしないだろう、と。
だけど、ローズの微笑みに混じるわずかな影はなぜか胸に残って]
…旅人に好かれても、迷惑だろう?
[自問自答]
[ 戻って来たネリーから毛布を受け取りはしたものの、男の夜着にも染みが広がったのを見れば替えをと頼む。侍女に呼ばれた彼女は若干慌してながらも、其れに頷き再び去っていった。]
……取り敢えず脱いだ方が好いですかね。
[ 濡れた自らの指を舐めれば仄かな甘み。呟く様に云ってから男を見遣れば覗く白の包帯に目を細めた。]
[いつまでも眠っても居られない、と身支度を整え、部屋を出る。
ホールで忙しそうな使用人の女性と行き合う。
また何かあったのか、と問えば、返る言葉は意外なもの]
晩餐会…?
また随分と酔狂な…いや、旨いもんが食えるんなら歓迎だけど。
きっと足止めを食ってる連中への気遣いもあるんだろうしね。
[楽しみにしてる、と付け加えて広間に向かおうと。
すると今度は向こうから声が掛かる]
…え?あの人が起きて来たって?それで…?
[ハーヴェイとネリーが運んでいったと聞いて、一瞬大丈夫だったかと心配にはなったけれど]
あぁ、そうなんだ。
じゃ、今は広間に?わかった。
[目覚めた、というのなら少しは話が聞けるだろうか?と思いながら広間へと向かう]
―→広間―
あの方、ですか?
[彼の行き倒れの方かと問い。]
…打ちつけたとか擦りむいたようには見えませんでしたが。
夜盗にでも襲われたのでしょうかね?
―広間―
[広間に入れば、件の男性とハーヴェイが向き合うのが見えて、できるだけ怪我人を刺激しないようにと声を掛ける]
よう、気が付いたんだな?
[よく見れば男の着衣は濡れていて、そこにあるカップを見て状況を把握する。
そしてハーヴェイに事の次第を訊ねようと]
何か話したかい?この人…
[その場の様子に相変わらず、とは思ったものの問いかけ、少し赤いその手を見る]
火傷…?
そう。
……階段の所で気絶していたから、広間に運んで。
[ 面倒臭いという呟きは同族に対しては素直に零れた。続けられた言葉には余り納得していない様子で、件の男の声が聞えるのに合わせ眉を顰める。]
それで、此程に恐慌状態に陥るものかな。
[ 其れよりも先程の同族の囁きが気になり、問い掛ける。]
……何を、見付けたんだ?
[ぼんやりとした男の視線に、状況は変わらないか、と溜息を吐き]
せめて、名前だけでも判ればな…
[そういって近付こうと。
しかし昨日の事を思い出して足を止める]
きず?
[ 男の呟きに訝り眉を顰めるも、]
ああ、今晩和。
[ナサニエルが遣って来たのに気付けば振り向いて声を返す。話したかという言葉には軽く目を伏せ緩やかに一度首を振り、]
いいえ、特には。
……少々御茶を零してしまって。
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