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─ 広場 ─
[ポラリスの応え>>32に小さく頷く]
そうなんだ。
じゃあ、注意してみてみる。
[探す方法に言及せぬのは言えぬ事情や互いの距離を考えてのこと。
今は知る時ではないのだろうと判断し彼女の考えに耳を傾けた。
実際のところ、誰がそうかわからぬのだから
疑いを向けられようと仕方ない立ち位置と理解していた。
彼女の手にある睡蓮が持ちあがると清楚な香が近く感じられる]
わかった、ありがとう。
一度しか使えないなら慎重に、と思ったけど……
考えてみたら、誰かを封じることに変わりないんだよね。
何度使えるにしても、やっぱり考えて使うようにする。
[身近な人、大事な人が意識をなくして目覚めない姿となった。
それを目の当たりにしたからこそ、花弁の力は重く感じられた]
― 村の通り ―
[駆けつけてみれば座り込むエリィゼと頽れたソーヤの姿が見える。
二人の傍で膝を折り交互に見詰めて]
何があったの?
[と、エリィゼに声を掛ける。
広場に届いた声は助けを求めるかのようで
彼女自身がソーヤに花弁の力を使ったとは考えにくく
その時は疑うような響きもなかった]
― 村の通り ―
[エリィゼから経緯を聞けばゆると頷き]
怪我はない?
[彼女に案じる声を掛けてから
ソーヤをじっと見詰め考え込むような態をみせる]
このままにしておけない、よね。
[幸い膝の怪我も深くはないから一人で運ぶことも可能かと
そう結論付けてソーヤを抱え起こし背に負って]
彼を家に運んでくる。
エリィゼは、どうする?
一人じゃ危ないかもだから、
……ん、広場の方にまだ人がいるかも、だけど。
[彼女の言葉を聞いてから、ソーヤの家に向かうことにした**]
─ 広場 ─
[アルビーネがエリィゼの方へと向かった後、クレイグの身体がゆっくりと傾き出す。
自分より大きいクレイグを抱き止めることは出来なかったから、彼の身体が崩れ落ちるのに逆らわず、支えながら地面へと横たえた。
傍にしゃがみ込んで、しばし無言のままクレイグの服の袖を握る。
その手は微かに震えていた]
─────…………
[焦りは判断を鈍らせる。
今のポラリスはその状態だったかもしれない。
「慎重に」「考えて使う」とアルビーネが言っていた>>34のを聞いていたはずなのに、そんな風には出来なかった。
自分で決めて為したことなのに、後悔の念が浮かんでくる]
[ヒューゴやアルカはどうして居たか。
アルビーネと共にエリィゼの方へと向かうなら引きとめはせず。
クレイグのことに気付いたなら運ぶために手を借りようとする。
ポラリス一人残ることになっても、足を引き摺る形になってしまうが背負って本屋まで運ぶつもりだ]
― 過去 ―
[記憶を失う前。
子供だったアルビーネの周りではよく物が壊れた。
誰も触れぬのにティーカップが割れる。
最初こそ、風のせいだと両親は思っていたけれど
花瓶が割れて、ランプが割れて
身近な壊れやすいものが無意識に溢れた『力』の影響を受けた。
それは家の中だけに留まらず、出かけた先でもあらわれる。
アルビーネが居る時に限って、と薄々両親が勘付くのも時間の問題で
けれど最初に気付いたのはアルビーネ自身だった。
おかしいと気付いた時にアルビーネは意識して『力』を使った。
手の届かぬ高さにある木の枝が、ぱきんと音立てて折れた。
けれどやすやすと制御できるものでもなく
狙いとは別の枝まで同じように折れてしまう]
[子供ながらに無意識に『力』を使ってしまわぬように
制御する為の術を考えて心身共に鍛えるべきだと思い
両親に頼み込んで武芸に秀でた人を呼んで貰った。
習う理由はアルカと同じで護身の為と言い繕う。
それを必要としてもおかしくない家柄だから
母は「女の子なのに」と渋ったが最後には了承してくれた。
師とした人の教え方はとても上手で
次第に無意識に『力』が働くことも減っていった。
いずれ不可思議な現象も忘れられると思ったけれど
一度根付いた恐怖が容易く消えることはなかった。
両親は我が子に『魔』が憑いているのだと思い込み
『魔』が封じられる聖なる泉の話を聞き知って
条件も満たさぬままその泉に沈めようとする。
意識は闇にのまれ、記憶さえも失って
その時のことは夢に朧に浮かぶのみ。
目覚めるころにはすべて掻き消えている*]
[きっかけは、世話になっているテレーズの両親からの申し入れだった]
え?僕を養子に?
[少年の頃から我が子同様に育ててくれた人達だったから、おかしくない話ではあったが、少し前に知った事実が、そのことを素直には納得させなかった]
それって、本当は、父さんからの、申し出なんじゃ?
[父は先日、以前から付き合いのあった女性と正式に婚姻し、二人の間には男の子が生まれたのだと聞いていた。新しい跡取りが生まれて、病弱な長男が邪魔になったとしても不思議では、ない]
そうか…本格的に僕が邪魔になったんだね。
[言葉を濁されたことを、間接的な肯定と解釈して、思わず呟いたら、そんなことはない、と宥められたけれど]
少し、考えさせて…ください。
[結局すぐに返事は出来なかった]
[病弱な子供を面倒がらずに育ててくれたテレーズの両親は、本当に自分のことを思って縁組を受けようとしてくれているのだろう。けれど、自分が彼らに何を返せるというのか?]
[父に棄てられたという想いは少年の頃から冷たい石の塊のように胸の奥にあって、その冷たさが我が身も心をも凍らせていくように感じることがある]
[今は大切にしてくれる人達も、案じてくれる人達も、いつかは何も出来ない自分を、父のように見捨てて去るのではないか、と、凍えた心は怯えて]
[何より、そうやって、人を信じきれない自分は、その事でいつか、誰かを傷付けるのではないかと、それが怖くて]
― テレーズ宅 ―
[今は夢を見ない。ひどく疲れて、冷たくなった身体は、それでも眠ろうとはしないから]
[ソーヤが眠りにつき、クレイグも封じられた事は、或いはヒューゴが往診に来た時に聞かされはしたろうか]
[尤もソーヤのことは、既に知っていたのだけれど]
[家の中が静かすぎる事、テレーズの両親が姿を見せない事を、訝しがられれば]
みんな眠ってるから。
[悄然とそう答える。村ではすでに珍しくもなくなった現象だろうけれど、慌てる様子の無いことは奇妙に見えただろうか?]
クレムお兄ちゃん……
ソーヤお兄ちゃんの事、眠らせたの?
[そうコエを掛けたのは、ソーヤが眠ってアルビーネが来るまでの間の事]
― 村の通り ―
[広場に向けた声に真っ先に駆けつけてくれたのはアルビーネで>>36
声を掛けられて、安心したように少しだけ力が抜ける]
ソーヤお兄ちゃんが……急に倒れたの。
でも、これって……他の人と同じ、眠ってるみたい……
[他の村人の様子を知る彼女になら、簡単な説明でもわかってもらえたかもしれない
きゅ、と胸の前で手を握る。その中には受け取った睡蓮の花弁
自分はこれを使っていない、と言うように]
えと、ボクには…できないよ。
[困ったような表情のまま、ぺこりと頭を下げて]
あの、ごめん、なさい。
ポーラさんの言ってること、責めてる訳じゃないんだ。
そんなつもりは これっぽっちも、ない。
[ただ、その花びらを受け取ったら…今よりもっと、苦しくなりそうで]
ごめん なさい。
[申し訳なさそうに、もう一度、謝った]
[なぜそんな風に思ってしまうのか、深い理由はわからない。
けれど、すごく、困っているし、焦っているし……悲しんでいる?
だれが?
ボク?
ううん、 ボクじゃ… ]
[こちらを案じるような様子>>37に、心配させないようにと笑顔を作って]
うん、リィは大丈夫だけど、ソーヤお兄ちゃんは大丈夫かな……
[気をつけたつもりではあったけれど、怪我などはしていないだろうか、と
ソーヤを覗き込む姿にそう聞いて、大丈夫そうだとわかればほ、っと息を吐く]
もう夜になっちゃうし……お姉ちゃん、大丈夫?
[このままにしては置けない、とソーヤを背負うのに声を掛けて
どうするか、との問いには少し考える。家に帰ってもみんな眠っているから]
一人になるの、怖いし……また変な夢を見ると嫌だし、他の人と一緒の方がいいよね。
[と答えた。広場にいたほかの人達もこちらに来ていたなら、彼らにも視線を向けて。いなければアルビーネを見送って広場へと向かう。
誰かに夢について聞かれたなら]
……『蝕』があった日の夜に、誰かが呼ぶ声と睡蓮が折れる夢を見たの。でも、偶然だよね……
[とだけ答え、すぐに笑顔を向けて、なんでもないと言う、振りを、する*]
[聞こえたコエに、はっとする]
うん...眠ってもらった。
エリィゼ、もしかして、傍にいた?ソーヤの様子はどう?眠った時怪我とかしていない?
[自分で選んでおきながら、今更な心配をしてしまう事は止められなかった]
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