人狼物語 ─幻夢─


77 【Prayers stone】

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交易商 ミリィ

 ……きっと、余所者の裡の誰かが
 この村に人狼を招き入れたに違いない。
 
[誰かがそう呟いた。
怪しいのは、二人の女商人。

そして――黒いローブの女]

(32) 2012/08/17(Fri) 02:19:33

彫刻師 カルメン

[女将やアーベル、エーリッヒが居なければ
きっと女の食生活は酷いものになっていただろう。
毎食、クッキーやビスケットだとかならまだ良い方で。
其れを思えば彼らには感謝してもしきれない]

……ん。

[ライヒアルトの眼差しにことと首を傾げる仕草。
思いが言葉にならぬままなら、瞬くのみで問いはせず]

じゃあ、食事が済んだら、
お言葉に甘えてしまおうかしら。
泉での方が効果が期待できそうだけど……
道具が必要なら、部屋の方がいいのかな。

[後半は独り言のように思案が漏れる]

(33) 2012/08/17(Fri) 02:21:47

交易商 ミリィ

 ……黒いローブの女。あの女は魔女だ。

[誰かがそう呟いた。

外から、ふらり現れた怪しい小娘じみた女。
彼女が団長と密談したその日のうちに
団長は人狼の牙に引き裂かれたではないか。

そして団長夫人が亡くなった、あの夜。
あの女は遺体の傍らで怪しげな薬を用いて
儀式らしきものをしていなかったか]

 そうだ、あの女は魔女に違いない。
 そして、邪魔な団長を先ずは殺したに違いない。

[他の誰かが、同意するように呟いた] 

(34) 2012/08/17(Fri) 02:22:29

刺繍師 ゲルダ

[それから暫く、周りの言葉に、耳を傾けたりしつつ
紅茶口をつけ、舐めるようにして少し、飲んだ。]

未だ胃はたまに痙攣していたから、
食事は取れそうにもなく。

チラチラと見るのは、ノーラの方だった。
疑われている事を知っている。

そして、自衛団にひとりを選べと言われている事も
覚えている]

(35) 2012/08/17(Fri) 02:22:48

刺繍師 ゲルダ

[それから少し後のことになるだろうか。
アーベルの準備が出来れば、まずは無人の部屋へと掃除しに入る。
パタリと背で扉を閉めて、じいと真っ直ぐに彼を見る。
もし相手が人狼なら。
そんなことは、きっとアーベルだって思っている筈だ。
 ――ミリィとロミと、二人分の刺繍画を広げて見せる]


  …ここ、コレ、み、見て。
 わ、わワタしは、コウヤって…、ひとの、裡に居るもの、
    を、え、描くこと、が、でできルの。


 そ、そのタメに、そのヒトの、か、髪がイル、の。

  だ、ダカラ、掃除の手伝い、し、シタイの。

[言わずに黙って探すことも出来たかもしれないが、
騙すような事はしたくなくて、素直に話す]

(36) 2012/08/17(Fri) 02:29:19

刺繍師 ゲルダ


[じっと相手を見て、返事を待つ。

アーベルが了承する事なければ引き下がる積りだが、
何度かは食い下がることになるだろう。]


 じ、人狼、みつけた ぃノ。
  モウ、―――ま、周りデ人 ヲ。
   し、な  せせたくない、ノ。

[ぽつり ポツリと落とす言の葉。
発音も辿々しくなり始めた声は、ゆっくりと紡がれる。  

食い下がっても断られれば諦めるし、アーベルが了承してくれたとて、また、掃除要らないと札が掛けられている部屋は無理だろうが―――誰の部屋がそうなっているだろうか]

(37) 2012/08/17(Fri) 02:30:20

刺繍師 ゲルダ、メモを貼った。

2012/08/17(Fri) 02:35:05

交易商 ミリィ

 ――ならば、殺すか?

[誰かが意を決したように、呟くのに]

 あの魔女は、人狼を見つける手伝いをすると言っていた。
 その言葉が本当ならば、我々は取り返しのつかない過ちを犯すことになるぞ。
 
[他の誰かが答えた。
団員たちは口々に言葉を重ねる。
彼らとて、村の護り手としての自覚はあるのだ。
疑わしいからと言って、無闇に処刑するわけにはいかない。

結論の出ないまま、沈黙が続く]

(38) 2012/08/17(Fri) 02:40:21

交易商 ミリィ

 どうも、連中は伝承がどうの、御伽噺がどうので
 誰を処刑するのか決める心算はないらしい。

 ……だから、俺が魔女を査問しよう。

[そう口にして、食堂で話し合う人狼の嫌疑者を鼻で笑ったのは、
秘薬を調合するベアトリーチェを問い詰めようとした団員だった]

 その結果で、どうするか決めればいいさ。 

[ベアトリーチェに遣り込められた団員に
査問をさせるのは危険だという意見もあったが

人狼を招き入れた魔女かもしれない彼女と対する怖気が
結局、彼の言を受け入れることとなった。


――それが、悲劇を生むとはしらずに]

(39) 2012/08/17(Fri) 02:42:13

彫刻師 カルメン

[梳き撫でるエーリッヒの手はいつも優しい。
その優しさが年下の者に惜しみなく注がれるものと思えば
甘えてばかりではいけないような気もして]

本当に何ともないならいいけど。
エリィは自分でも気付いてないことあるでしょう?

[だから心配なのだと呟いた。
見抜かれている事をイヤとは思わない。
何処かで安堵しているのは、隠し事をするのが辛いから]

――…ありがと。
今はまだ、こわくて、言えないけど
いつか――…、言えると思えたら、その時は聞いて。

[付け足された言葉に薄く笑んでささやかな声を向けた]

(40) 2012/08/17(Fri) 02:43:42

彫刻師 カルメン

[女の部屋に鍵が掛かるのは寝る間だけ。
不在の今も、其処に鍵はかかっていない**]

(41) 2012/08/17(Fri) 02:46:16

彫刻師 カルメン、メモを貼った。

2012/08/17(Fri) 02:50:27

交易商 ミリィ

[半刻程が過ぎて、血に染まったナイフを手に戻った男に
他の団員たちは、顔色を蒼白にする]

 ……なんて、莫迦なことを。

[呻く副団長]

 仕方ないだろう。
 あの魔女、あの夜と同じに、俺を小馬鹿にしやがった。
 
 俺たちに協力する気なんかないんだよ。

[男の開き直りの言葉に団員たちはざわめくが。
魔女は何れ、処刑されていただろうと、自分たちを納得させるように頷きあう]

(42) 2012/08/17(Fri) 02:52:36

交易商 ミリィ

[運び出される、ベアトリーチェの遺体を見る者があれば
白くたおやかな喉に走る、致命傷となった
深い裂傷に息を呑むだろう。

そして、人狼嫌疑者には、ベアトリーチェは人狼に協力している疑いがあり、拘禁を試みたが逃亡を図ったため
速やかに処刑を行なったと、ただ、それだけが伝えられた**]

(43) 2012/08/17(Fri) 03:08:54

交易商 ミリィ、メモを貼った。

2012/08/17(Fri) 03:11:30

神学生 ウェンデル、メモを貼った。

2012/08/17(Fri) 03:58:43

神学生 ウェンデル

[広間で、紅茶を貰った後、
話をしたりもしただろうけれど、
それは割愛する。

男はベアトリーチェがどの様に死者を判ずるのか知らない。
ただ、顔を見ない事を心配に思っていたのは確かで]

 アーベル、ベアトリーチェの部屋って何処だ。
 後で見舞いするわ。なんか持ってく食い物とかあれば持ってく。
 付き合いはお前よりは長いんだから、下手に知らない奴が行くよりは良いだろ。

[そして男がその部屋に行った時、
――既に、遅かった]

(44) 2012/08/17(Fri) 09:58:14

神学生 ウェンデル


 ベアトリーチェ?

[運び出されて行く少女の体は、酷く白く、力を失っていた]

(45) 2012/08/17(Fri) 09:59:40

【赤】 神学生 ウェンデル


[ そして、
 酷く甘い、血の匂いがした ]

 

(*5) 2012/08/17(Fri) 10:00:36

神学生 ウェンデル


[団員の一人がウェンデルに気付き、説明をする。
曰く、人狼に協力している疑い。
曰く、拘束を試みたが逃亡を試みた。
どちらも、男にとっては眉唾物だった]
 

(46) 2012/08/17(Fri) 10:02:55

神学生 ウェンデル


 あんなに体調の悪そうな彼女一人、
 お前らは拘束出来ないってのか。
 舐めてんじゃねえぞ。

 ベアトリーチェは苦しんで――

[琥珀の目には怒りが灯る。
憎悪が。
だけれど、団員達にとっては男もまた、嫌疑者で。
乱暴に押しのけられれば、もうそれ以上の言葉はない。
ただ睨みつけるだけ]

(47) 2012/08/17(Fri) 10:10:39

神学生 ウェンデル


 殺してやる。

[彼らの姿が見えなくなった後、
男は、口元に笑みを浮かべた。
呪いの様に、誓いの様に、静かな言葉が落ちる]

 ――これが終わったら、俺が死ぬなら
 其れより前にお前らを殺してやる。
 

(48) 2012/08/17(Fri) 10:14:09

神学生 ウェンデル


[部屋の様子を確かめる。
血の痕跡はあっただろう。
その後、その部屋をしっかりと閉めて、
掃除をしないようにと看板を掛けて]

 ――団員から聞いたか。
 ベアトリーチェが殺された。
 あいつらの言う事の何処までが本当なんだか。
 

(49) 2012/08/17(Fri) 10:19:55

神学生 ウェンデル

[食堂に人が居たなら其処で、男は続けて伝える。
一つの希望が、其処から無くなった事を]

 ――ベアトリーチェは、死者を判断する力を持っていた。
 真実だ。
 
 

(50) 2012/08/17(Fri) 10:23:17

神学生 ウェンデル

[何か言われたら、その都度返事はした事だろう。
だが、暫くすると、男は家に一度戻ると言った。
部屋は荷物があるからそのままで頼むと、アーベルには伝えた。

一晩を過ごすのは、自宅で。
視線はあったけれど、男は気にも留めずに。
本の積みあがった机から取り、ベッドの上で読む。
何度も読み重ねたページは、擦り切れている。
タイトルの無い、本]

(51) 2012/08/17(Fri) 10:36:13

神学生 ウェンデル


[翌朝の目覚めは、早かった。
タイトルの無い本は小さな袋に入れ、宿へと持って行く。
そんなに早くから、珍しくも起きている事に何か言われたりしたら、
笑って返す]

 寝れてねーの。

[白に走った赤い色が、脳裏に*こびり付いている*]

(52) 2012/08/17(Fri) 10:42:03

【赤】 神学生 ウェンデル

[時は少し遡り、
男が、呪いを吐いた時(>>48)]

 先を越された。
 今日の狩りは中止だ。

 ――俺、ちょっと家に戻るわ。
 お前らは静かにしとけよ。
 シンは体調悪そうなんだから。
 

(*6) 2012/08/17(Fri) 10:44:11

【赤】 神学生 ウェンデル

[声の調子にも軽く怒りは滲んでいた]

 ベアトリーチェは甘そうだったな。
 残念だ。
 ……人間は
 あいつらは愚かだ。

 自分から生き残る術を消しやがった。

(*7) 2012/08/17(Fri) 10:45:23

【赤】 神学生 ウェンデル


 ――俺らにとっては、好都合だな。
 

(*8) 2012/08/17(Fri) 10:48:41

【赤】 神学生 ウェンデル


 でも
 そろそろがっつり喰いたいな。

[ぽつりと漏れた声は、確かに欲を孕んで
甘く、響いた**]

(*9) 2012/08/17(Fri) 11:00:44

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