情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
つれないわぁ。
そこもまたカ・ワ・イ・イんだけど♪
[どこまでも調子は崩さず。
きゃー、なんて言いながら詰め寄るアーベルと対峙した]
[月明かりに照らされ光る相手の糸。
下からの動きを感じると、その動きに合わせるかのようにバク転し、その矛先をギリギリでかわす。
チッと言う音と共に真紅の髪が少し散った]
アタシとアナタは敵同士。
いかに恋焦がれていようとぶつかるのは避けられぬ運命。
ああ、なんて悲劇的なのかしら!
[着地後、片膝をついた体勢のまま、両手で自分の身体を抱きしめて。
陶酔するかのように声を上げる。
しかしすぐに手を解き、ばん!と地面を叩いた。
叩いた場所から影がせり上がり、5つの刃となって地を駆け、アーベルと向かって行く]
[少女は腕の中におともだちの姿を見ると
いつものように抱きかかえ。
……そういえば、球体は何処に?]
…………。
[少しずつ、頭の中にあった霞が晴れていく。]
...ateraergan amias.
urusisuokowukayies etioinan ononomurussir owagni.
[左腕を前へと突き出して。ゆるりと翠を伏せる。
静かに、薄く開いた口唇から紡がれるのは、――異国の言葉。]
――oyeatok inekakiboy.
[―――シャン、
静寂を割いて、白金が鳴り響く。空へと現れた、――朱の組紐。
根付の鈴が結ばれた其れは、差し出された手首へと
しゅるりと、意思を持つかの様に絡みつく。
垂れ下がる白金が、月光を受けて、鈍く輝いた。]
[初撃がかわされた、と悟るや糸は素早く手元に戻す]
……だーから! 野郎にんな事言われても、嬉しくねぇ、っつてんだろうが!
[吐き捨てるように言って。迫る、五つの影の刃に舌打ち一つ]
……影使い……か。
あー、色んな意味でめんどーなっ!
[影を操る者、その噂は裏の仕事場で耳にしていたが。
よもや、こんな場所で対決する事になるなどとは思わず]
……っと!
[くる、と踵で半回転、開けた空間を背にしつつ、地を蹴って跳び、直撃は避け]
って、どうやって、距離を維持するか……。
[下がれば下がるだけ、こちらが不利、ならば、距離を詰めねばと。
再び地を蹴り、開けた距離を詰めて行く]
[記憶に一瞬残るブリッジトの姿。
その刹那、溢れる光。爆音。
そして、姿が見えないブリッジト。]
…………。
[少女は何度も頭を振って思考から逃げようと。]
前から一度やりあいたかったのよねぇ。
アナタの噂だけは聞いていたもの。
裏の仕事は滅多に請けないけど、その力は類稀なものがあるって。
そしてここでようやく逢えた。
これを喜ばずして何を喜ぶって言うのよ!
[膝をついていた状態から立ち上がり、自分の周囲に3本の影の刃を地面から生やし。
向かってくるアーベルに対して1本を真正面から向かわせ、足元を狙うように払う]
[ぴくりと。
何かに反応するように、伏せていた瞼を開く。]
――…、
[遠くから。 直接に、響く韻。
冷えた翠を、僅かに細めて。]
[聞こえるのは"声"とは違う"聲"。
韻は、幾つもの鈴に似て、さざめく波に似て]
…なんだ?
[僅かに眉が寄る。
ざわざわと、聞こえないはずの森のざわめきが耳に届く。
臥舖から飛び跳ねるように下りるとバンダナを髪へと、そして結び目を、きゅっと]
[影が揺らぐ。
来る。
判断は、早い]
Halten Sie einen Faden an!
[糸に停止を命じ、念を断って。
集中するのは、獣の力。
銀翼を具象化させ、宙に舞うと靴を脱いで放り出し]
……はっ……そーゆー理由でなら、光栄至極、ってな!
[言葉と共に、降下の勢いを乗せた蹴りを繰り出す。
繰り出されるのは人の足──ではなく、鋭い爪を具えた獣のそれ]
[自身を責める思考ともう嫌だと感じる心。
けれど、それを自覚するや否や、われるような頭痛。
少女は逃げるように縮こまるが、逃げられない頭痛。
激しい痛みは吐き気をもようし、噎せる。
それでも、少女は落ちるように、寝台から降りれば
片手を壁につけ、身体をささえながらふらふらと。]
[ゆるりと、視線を下へと向ける。
眼下に広がる廃墟の海に、一つの人影を見つけて。
すぅと、僅か翠を細めた。
見覚えのある、]
――…、フェイ。
[決して大きく無い筈の声が、静寂に響く。
地面までの階段の役目を果すように、組み上げられた瓦礫に
一歩、足を踏み出した。
微かに揺らぐ白金が、再び、小さく韻を残す。]
[痛みに引っ掻き回されながら、
少女はふらつく足でメディカルルームを後にして。]
[廊下を移動しつくのはモニタールーム]
これで分かったかしら?
アタシがアナタに入れ込む理由が!
[払いがかわされるのは予想の範疇。
彼が翼を持っていることも知っているから。
向かわせた影はすぐに捨てて、飛び立ったアーベルに向けてもう一本の刃を伸ばす]
影は無形。
それ故にどこまでも伸び、アナタを追いかける!
[影を伸ばしたと同時に急降下してくるアーベル。
その速さに、舌打ちをしながら腕を自分の頭の上へと振る。
それに呼応して足元から伸びてくる影。
影はルージュを覆うも硬質化が完全には間に合わず。
鋭い爪が影を突き抜け頭を庇っている左腕に食い込む]
くっ……さ、すが、と言ったところ、かしらね。
身体的な能力ではちょっと不利かしら。
[腕に爪が食い込んだままの状態で、残った1本の刃を更に繰り、アーベルの腹部を狙う]
[まっすぐに空を見上げる。
月光、星影───太陽の]
…日碧……?
[見間違えるはずもないし、聞き間違えるはずもない]
[彼が一歩一歩降りてくるのを少しだけ唖然としながら見守る。
耳の中、木の葉のざわめきと、神楽鈴の歌が、少しずつ強く強く響いて]
わかったけど、嬉しくねーのにはっ……。
[変わりねぇ、と、言うよりも早く、迫る影]
……ちっ!
[舌打ち一つ。素早く離れようとするが、爪が食い込んだのが裏目に出た。
横に滑るように動きつつ、後退しようとするも僅かにその動きは遅れ、影が脇腹を掠めた。
零れる、紅。それを抑えつつ]
……伊達にこちとら、ガキの頃から鍛えてないんでねっ!
[身体能力の話に軽口めいた口調で返しつつ、距離を開けたまま地に下りる。一つ、息を吸って、吐いて]
……はっ!
[低い気合と共に、態勢を低くしつつ走り出し。
ある程度の距離まで近づくといきなり手を地面に手をつき、そこを基点に一回転。
と同時に翼を銀の羽へと拡散して目くらましを仕掛けつつ、着地して足元へと蹴りを放つ。狙いは、体勢崩し]
[とん、と軽い音を鳴らして地面へと降り立つ。
自らを呼ぶ青年の声に、薄く口許に弧を浮かべながら。
一度、ゆるりと瞬いた。]
……その様子だと、知らないんだ?
[昨日の事。
ぽつりと呟いて、僅かに首を傾ぐ。
揺れる金の隙間から、相手へと翠を向けた。]
ねぇ、フェイ。――君はさ。
家族も同然だろう人が、誰かに傷つけられたら
…怒るんだろうね?
[投げられる問いは、唐突。
揺れる白金が、言葉の後ろで小さく響く。]
…知る?何を……。
[自分にとって昨日のことといえば巨大芋虫以外のなんでもなく。
こちらを見る翠の瞳、受け止める消炭に、かといって怯えはなく]
…どういうこと、だ。何が言いたい。
言いたいことあんなら、ちゃんと言えよ。
回りくどいのも、暈されんのも嫌いって知ってんだろ。
[目の前の相手が意図した理由とは若干違うけれど、確かに青少年は少しだけ不機嫌になる。
ざわめく鈴の音、ひどく頭が痛い]
[相手が刃を避けようとしたことで爪が腕から抜け。
例に漏れず腕から赤が零れ落ちる。
白いワイシャツの袖が紅く染まった]
子供の頃から、ね。
さぞかし可愛かったでしょうに!
[零れる赤もそのままに、防御に使った影を分割し、攻撃に備える。
体勢低くこちらへ向かってくるアーベルに対し、分割した影の一つを槍へと変える。
それを手に持ち相手の勢いに合わせて繰り出そうとする。
しかし繰り出した先にアーベルは居らず。
代わりに目の前に銀が舞った]
きゃあ!?
[銀の羽は月明かりを反射し煌く。
それも手伝い目は眩み、アーベルの姿を見失った。
そして感じる足への衝撃。蹴りはそのまま払いとなり、掬われた足は地を離れ身体は地面へと落ちる]
っ…!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新