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[――漏れ聞こえたのは。
渋い声の、失礼するという言葉と、遠ざかる足音。
よく知っている青年の、失礼しますねという声と…やがて扉が閉じる音。
それから、昨日少し聞いただけだから自信はないけれど――
怪我してるお兄さんの、こえ?]
……おにいさん…?
[扉に凭れるように呟けば、体重を預けられた扉は緩く軋んで、やや隙間を広げ。ぴょこと頭を覗かせたように見えるだろうか。]
[後ろから聞こえた][声]
[歳若い少年のもの]
[キイと][何かの軋む音]
[振り返ると][ひょっこりと覗く]
……トビー?
[しっかりと嵌めた手袋越しに錆びた鍵の重量が伝わる。
脳裏に“人狼審問”の言葉。
牧師――否、異端審問官を名乗っていたか、彼に頼り切るつもりは彼女にはなかった。第一あの男が人狼でないと誰が言い切れる?
けれど開かない扉は実際にあるのだし、武器庫の話は嘘ではないのだろう。
審問が、本当に行われるのであれば――]
[エプロンのポケットに、鍵を滑り込ませた。かさり、という音をたてて]
[返って来た、思いの他しっかりした声と、人気のない廊下に安堵して。なんだか久し振りに、にっこり笑って。]
……よかった。元気になったんだ…。
[夜、ベットの上で苦しんでた姿や、朝、吐き気を我慢していた事なんて知らないから。素直に青年の回復を喜んで、扉を開けて、廊下へと。]
[一寸驚いた様に]
[しかし][薄っすらと][脆く][柔らかい笑みを]
……うん。げんきになった。
ありがとう。
ねむれた?ベッドのよこにいた。かぜ、ひいてない?
―広間―
[ワインセラーに寄ってワインを数本持ち出し。
広間の大テーブルを陣取って飲み始める。]
………はは、ははははは。
やはり30年前と何も変わらない。
[私を信用する者などごく僅か。
誰に、自分の考えを話せと言うのだ。
話したところで、相手か自分が殺されてしまえば。
…………何も残らない。]
主よ、私に何を為せと言うのだ。
私の言葉など、何の意味も持たないと言うのに。
[血のように赫きワインを飲み、鮮やかな赤い苺を齧り。
声を殺して、泣いた。]
[柔らかな笑みと元気になったという返事に、ほぅと息を吐いて。
次いで、尋ねられた内容に、きょとんと瞬くも。直に理解し、元気な声で返事する。]
…はいっ! だいじょうぶです!
えっと、お兄さんがベットに寝かせてくれたんですか…? ありがとうございます。
[なんだか嬉しくって、惨劇を一時忘れ、]
―廊下―
[歩く度、ポケットの中の鍵が擦れる音がした。なるべく音がしないよう、少し慎重に足を進める。
浴室から出て来たローズマリーと目が合った。いつものように会釈を]
如何かされたのですか?
[彼女の抱える服―恐らくは男物―に目を留めた]
─二階・客室─
ん……。
[夢から、覚める。
あまり、いい夢ではなかったのか。
顔には微かに、泣いたような痕跡も]
……わかってるけど……ね。
でも。
[小さな呟き。それがどこへ向けられ、何を意味するのかは、呟いた当人以外に知る由もなく]
……ま……いいか……。
[今更だし、という呟きは、ため息に紛れたか]
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