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さて、どうしてだろうねえ?
余程奥ゆかしい御仁なのか、それとも、人嫌い…いや、人をこんなに集めておいて、それは無いだろうかね。
[けらりと笑って、再び酒杯を手に取った]
不思議だね。
出てきて、お話しすればよいのに。
……あの子らに聞いても、教えてはくれぬだろうね。
[童子たちの方を軽く見やり、僅かに首を傾げ]
おらも、客け?
[小兄に続いて席へ行けば、きょとんとして]
[鈴の音の話には、首を傾げようか]
きれいな音じゃった
じゃけ、きっときれいなひとじゃぁ
[細く届いた笛の音]
……きれいじゃぁ
〔水車はくるくるり、水を汲み上げ廻りゆく。
小川はさらさらり、周りを囲んで流れゆく。
彼岸には何もなく、白き霧が漂ひて。
此岸には唯一色、白の海が広がりて。
白、白、白、白、真白の中、
今にも呑み込まれてしまふやうな、
他の色すら忘るかと思はる白の中。
佇む黒の姿は異質とも映るやも知れず。
揺れる紫髪は花にも見ゆるやも知れず。
さても其は気に留めるべき事にも非ず、
鈴に重なる笛の音にこそ意識は向くれ。〕
綺麗な音なら、綺麗な人かい?
それはいい。
[音彩の言葉に、くっくと笑う]
それじゃあ、この笛の主も、きっと綺麗な人なんだろうねえ。
[日の暮れることのない野では、時の移ろいなど知る由もなく。
くう、と訴える腹の音に、ようやく笛を仕舞いて立ち上がる。]
[笛が止んでも鈴の音は、リーン…リーン…絶えることなく。]
往くか、戻るか。
どちらであろうと、辿り着くは…同じじゃな。
[白に埋もれた白い袖が翻る。
見失うことなく追うは、難しかろうか。]
きっとそうじゃぁ
じゃって、きれいな人は、きれいにうたうのじゃ
[大兄の笑いにも、何度もうなずいて]
……からすにいさまは、なにを飲んどるんじゃぁ?
[首を傾けて、そんなこと]
誰が吹いているのかねえ。
[風漣の疑問に、相槌を打って]
出掛けているのは、あやめ嬢だが、どうもあのお嬢の笛の音とは聞こえないね。いや、なんとなく思うだけだけれども。
[素直に頷く音彩には、くす、と笑いを零し、酒杯に興味を抱いた様子に首を傾ける]
これは御酒さ、ねいろ坊は、知らないかい?
[烏の言葉にまた一つ、まばたき]
先に出られたねえさま……とは、違うかもしれぬね。
あのねえさまであれば、もう少し……。
[上手い言葉が見つからず、続きは途切れる。
知が追いつくのであれば、『艶めいて』という言葉が零れるのだろうが]
だとしたら、誰だろか。
他にも、呼ばれたひとがいるのだろか。
[白のただ中に佇む黒に、惹かれるように歩みゆく。
ゆうるりと振り向きし紫黒にも、琥珀は物怖じすることない。]
時の移ろいはわからぬが…今日和でよいじゃろうか。
[挨拶なのか問いなのか。曖昧なままの言葉を零す。]
〔紫黒の眼差しは琥珀の眸と交はらむ。
白の中に見ゆるも白く、
まるで今に生まれ出でたやう。
髪の鶸茶が目に留まらねば、
そのまま見過ごしてしまふ程。
風がそよぎて白のかけらが辺り舞ふ。〕
はてなさてな、
白拍子殿とお見受けするけれども、
先程聞えし音は其方のもので好いのかな。
[双瞳を細めればますます猫のよう]
陽の沈むところを見ず、
星の出るところも見ず、
なれば今日和と言うが好いかも知れぬね。
[わかっている、と言われて、何がだろうか、などとふと思うものの]
あの子らが、楽を奏でるようには思えぬものね。
[ちら、と童子たちを見やり。
それから、烏と音彩のやり取りに、やや、眉を寄せて]
烏のにいさま……?
それは……。
[御酒であれば、童は飲めぬのでは、と。
ふと、そんな事を考えて]
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