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ここは、――…一体、何を研究しているの。
[人ではないもの。
動物ではないもの。]
[投与された薬。]
……人は
[ずっと抱いていた 疑問。
長い眠り、目覚めても治らない伝染病。]
人はまだ――残されているの?
[ぽつりと不安を呟く。]
─ ヘリの中の出来事 ─
[扉が閉まり自動操縦で動き出すヘリ。
ノーラがアーベルをピューリトゥーイだと言う声>>14。
緊張感がヘリ内に走る。
『心配しなくたって、どうせ───
もう、動けないよ。』
告発を受けたアーベルに、ヘルムートにどのような視線を向けただろう。アーベルがピューリトゥーイで有った事には、今は何も言わない。ブリジットの反対側。
ヘリが研究所へ向かう時間、アーベルの隣席で過ごす。
窓の外を飛ぶ、鳥を見付ける事は出来ず。
蓄積している疲労を感じる理由は複数ある。石化が進んだ所為で、全身の循環が悪くなっているのが分かる。脇腹から後腰が重い。腎臓に来ているのなら、二つある分、多少長持ちするだろうか。眠ろうとして、断片的な記憶がフラッシュバックする中、身体を切り刻まれる夢を見る。
ベアトリーチェが起き出して食料を見付けた時>>44、]
それは、ゲルダが用意してくれたものだよ。
頼んで先に積み込んで貰った。
[片目を開け、そう言った。
話すべき事があるはずのヘリの中、あまり口を開かずに*過ごした*。]
―ヘリ―
───そう。
[来ない]
[ヘルムートの伝える結果]
[わかっていたけれど]
[目を伏せた]
[新たなもうひとつの問い掛け]
[記念写真]
[答えようとして]
[ノーラの叫びで掻き消えてしまった]
ごめんね、ブリス。
[微かに呟く]
[何のための謝罪か]
[わからないけれど]
薬はいらない。
[苦笑]
痛みを、忘れたらダメなんだ。
[わらう]
痛い間は、生きてる時間だから。
[目を細めた]
[薬を拒否する理由]
[それだけが理由でもないけれど]
だから、ブリスが使いなよ。
[拒否する言葉]
[───ピューリトゥーイ]
[聞こえた]
[呼ばれた]
[声を出すことはなかったけれど]
[何のために欲するのか]
[細切れの意識]
[思い出したかのように]
[壊れた音盤のように]
───撮ったことあるよ、記念写真。
[ヘルムートの問い掛け]
俺が一番最初に撮った、写真だ。
[答える虚ろな声]
[ヘリを降りる時、ノーラとブリジットの依頼に、自身のこめかみに当てていた手を下ろして頷いた。
アーベルに、]
足はまだ動くのか?
[動かないのなら車椅子に。動くのならば何も言わず、壊れ掛けた人形のような青年の身体を*支える*。]
[招く言葉]
[誘う手]
───行くよ、呼んでるらしいから。
[ぎしぎしと]
[ほとんど動けないに等しいからだ]
[指の欠けた左手]
[よく前が見えないけれど]
[聴覚がどうにか生きているから]
[ゆっくりゆっくり]
[研究所をすすむ]
[ヘルムートの声]
[苦笑]
───楽をしたら、駄目な気がする。
[痛みを忘れたら]
どうにか、ね。
[歩けなくとも歩くと言う]
[痛みがあれば]
[ひどくゆっくりとした動きだったろう]
[あるものは下半身が魚、あるものは人と思えば白鳥へ
まだ石との関連性には気づかないまま広いフロアを進む。
扉はいくつかあったけれどそこにゼルギウスは居ず
居たのは背が空洞の石像だけだった。]
……
[フロアに左右へ弧を描くような2本の上り階段。
2本の階段の間には扉がひとつ。
こちらへおいでと呼んでいる気がした。]
――…2階。
あの、扉の向こう…
[道を示して、導くように上を指さす。]
―研究所―
[ヘリから降りて、金の短髪が風に撫でられるのを感じ、目を閉じる。聞こえたライヒアルトの舌打ちに目を開けて心配そうに見上げる。
サンプル扱い、その言葉に吐く息に万感の思いがこめられているのが分かる。
繋がれた手を強く握る事しかできなくて不甲斐ない。大丈夫と返される言葉に、安心はできなかったけどうんと声を出して頷いて。]
[ライヒアルトが話す事を、傍で支えて聞きながら、いろんな事を考える。
ゼルギウスの事、石化病の事、いつか髪を伸ばす未来まで。
ライヒアルトに知られれば、またつっこみをもらうだろう。けど、これから対峙するものがどれだけつらくても逃げ出さずに戦えるように。]
●業務連絡●
ゼルギウス登場予告時間:22時以降な感じです。反応は即帰ってくるとは限りません。頑張るつもりではあるけれど…。
よろしくお願いします。
―研究所―
[何処から照らされているのか分からない灯り。
幻想生物が現われて消える。
――まるで、不思議の国。
そのくせ、無機質で奇妙に歪んだ
白に満ちた場所だった。
足を引き摺る音。
時折交わす会話。
それだけが静寂を破る。
石像に空いた孔で眠る羽の生えた猫は
互い違いの眼で闖入者たちを、見ていた。
白と黒。
濃い影が落ちる。]
─研究所/扉へと進む前>>74─
……ああ。
それについては、先に聞いてる。
中身の解析を手伝ったからな。
[示されるサファイアのピンを見つつ、一つ、頷く。
それがもたらされた詳細の説明は、任せる事になるだろうが。
解析に関連する事は、可能な限り補足などもして。
結晶多形が描くペルセウスの話は、他の者にも伝わるか]
[続けて話した事。自身の研究の一端>>6:129。
一介の『園芸家』の領域を大きく越えた、研究の話]
……ま。
冷静に考えれば、異常ではある。
道楽のような色彩交配研究への出資……その条件の一端に、精神感応や共鳴に関する研究を進める事があった訳だしな。
あの頃は、先へ進む事にばかり意識をとられて全く気にせんかったが……こんな形で、向き合う事になるとは。
さすがに、考えもできんかった。
[呆れを帯びたため息が零れる。
それから、くぐった扉の向こう。
見えた石像に、未だいろを失わぬ一方の天鵞絨が険しさを帯びた]
─研究所─
[誰か、と呼ぶ声が響く。
答えるように現れた小さな影>>#3]
……な。
[黄金と白銀。
薔薇を思わす二色の髪。
それらは容易に、結局手の届かなかったものを思い起こさせ]
……『天上の主』たちを創り出した、とでも言うつもりかっ……。
[零れ落ちたのは、苛立ちを帯びた、言葉]
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