20 Schwarzes・Meteor
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青年 アーベル
[消える影は視界に捉えていたか否か、それは定かではなく。
モニターには背を向けていたので、走った文字にも気づく事はなかった]
そ、戻る。
イレーネに、待ってろ、って言ったからな。
用事が済んだら、さっさともどらねぇと。
……ここにいて、爆発に巻き込まれるつもりは、ねぇぜ？
教師 オトフリート
/*
イレーネ様お帰りなさいませ。
表も退場状態ですし、バトル約束していた方は他の方とまず予約があるようなのでまったりしてましょうかね。
*/
小説家 ブリジット
それはそう、だが。
[アーベルに声を返そうとして、こほりと咳き込む。
赤が混じるのに、僅か、眉を顰めた。]
……管理を行っている機械を壊しては、エレベータは動くまい。
地上に戻るのも、一苦労だな。
召使い ユーディット
[にんまりと笑いながら、妙に爽やかな笑いを顔にはりつけながら鎌を引き抜く。
ぴ、と血を振り払いながら、蛇から飛び降りると――]
やぁ。
[見知った顔が見えたので、右手をひらひらと振った。]
キミも抜けてこられたんだねぇ。
青年 アーベル
……ああ。
[指摘されるまで、気づいてはいなかったのか。
今更のように、声を上げて]
そーか、俺一人なら、エレベーターの縦穴登れなくはねぇけど……。
[他の二人はそうは行かない、と気づいて。
どうしものかと、周囲を見回す]
少女 ベアトリーチェ
/なか/
イレーネおかえり、おかえりﾉｼ
オトフリさん同様またり、またーり
……寝落ちしてそう(笑)
>>ティル
うん、それでいいと思う〜
少年 ティル
ああ、どうにかね。
[止めとなったらしいのを見届け、手を振るユーディットに短く答え]
どうやら、拙いことになっている。
急いで外に…
[磁場で包んでいるリーチェの様子を見る]
小説家 ブリジット
……全く。
[声をあげるさまに、額に張り付く髪を掻き上げた。
呆れが滲む。
また一度、小さく咳をして、]
連中とて、非常時の脱出手段を有していないとは思えない。
何処かに、通路があるだろうさ。
[もっとも、崩れるのが早いか、
脱出が早いかは微妙な線ではあるが。]
貴様に他に戻る手段があるのなら、行けばいい。
召使い ユーディット
外？
ああそっか、ここ、まだ外じゃないんだねぇ。
どうやったら出られるのか、知ってるの？
[鎌についた血を気にしてエプロンの裾で拭きつつ、首を傾けた。]
その子、死んじゃうの？
可愛いのに。
ランプ屋 イレーネ
[削り落ちる自らの翼の感触と、大蛇の吐く息に
ただ卵壁の内側でふるふると怯えていたけれど。
不意に、牙が離れた事に気付く]
――――？
[恐る恐る隙間を作り外を覗くと、
丁度大蛇の尾が切り裂かれる瞬間が見え]
ゃ――っ。
[血飛沫から身を守るように再度殻を閉じる。
足音、大蛇が激しくのたうつ音。
しばらくそれらが続き、やがて静まる。
もう一度、ゆっくりと翼を開くとそこには]
ユー、ディット――？
シスター ナターリエ
[二人の言葉に、はぁっと深く溜息。]
なんや、あんたらそこまで考えてなかったんかいな。アホちゃうん。
……ったく、しゃあないなぁ。
[そう言うとカッカッと奥まったところまで歩いていくと]
っせいっ、と。
[一見何もない場所に廻し蹴り。ガオォンという音とともに偽装されていた扉を蹴破る。そこには、非常灯の薄っすらと灯る隠し通路。]
さっ。ちんたらせんと行くで。
[そう言ってさっさと先に行く。]
少年 ティル
結界は、解けている、筈だ。
少なくとも、機械的な封鎖部分は、全部外した。
まだ残っている、なら。その場でどうにか、するしかない。
[呪術関係は分からない。それでもここまで崩壊が進めばつけこむ隙もあるかもしれない]
…死なせるかっ！
[続いた言葉には反射的に叩きつけるよう言い返した]
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