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……何故か、如何なる理に基づくものか。
[ぽつり、零すのは小さな呟き]
まったく、発端といい、この件はとにもかくにも……。
(……興味深いものだね)
[短い本音は、心の内にのみ落とす。
何故にこうなったのか、という点への疑問は、複数の意味合いを持って、舞手の内に積みあがっていた]
―南西・花畑上空―
後見ていないのはあちらだけだな。
[ベアトリ―チェの姿を探して飛ぶうち、花畑が見えてくる。
結界の張られたすぐ近くまで飛び上がり、その全域を見渡した。
矢張りそこにも目当ての姿は見つけられなかったのだが]
……あれは?
[二つの影の内一つはすぐにエーリッヒだと判るが、もう一つの姿には見覚えがなく、目を細める。
その会話の内容までは聞こえない。
少しの滞空の後、二人のすぐ傍まで降下して行った]
―回想・昨夜―
うん、リディさんは犯人じゃなさそう。
『秘宝』持ってたなら、もっと痕が残ってて良いはずなんだよ。
あれだけの力がある品なんだもの。リディさんの気配だけしか残ってないなんてことない。
[消えたという辺りに触れながらエーリッヒ>>79やゼルギウス>>95に答えた。
左手首に視線を落とす。過敏気味の感覚を全開にすればもっと分かるかな。いやいや、王様の力の残滓もあるから危ない気がする]
いや、わかんないけど。
何で選ばれたのかも、さっぱりなんだもん。
[ベッティ>>63のエーに肩を竦めて。
マテウスと榛名の遣り取りは、やっぱり楽しそうに眺めて]
ん。そだね。
このまま頭捻ってても埒明かないだろうし。
[二階に上がろうという榛名>>66に頷いた]
―二階・ゲルダの部屋―
[昨晩寝る前のゲルダの安心したような顔、来てよかったと思ったりしたのはその時の話。
今は心地よさそうな寝息を立ててゲルダに擦り寄っていた]
ゲル〜…、お菓子のパン屋は〜明日からだよ〜……
だめだよ〜…、塩は砂糖の後なの〜……
[何の夢を見ているのかは本人のみぞ知ること。
イヴァンが壁を叩く音が聞こえればゲルダは起きただろうか?
自分はいまだに夢の世界を漂っていた]
―東の泉―
さぁ、てっと――
[がばっと身を起こすと 男の半身は人に戻って居た。
向日葵色の髪に松の葉色の瞳。
分厚い胸を上げ、丸太のような手を振りあげて
力いっぱい伸びをして]
がんばろ。
[はふううう と 息を吐いた]
―朝・ゲルダの部屋―
[ゲルダにゆすられるとん〜〜っと上体を起こし]
おはよ〜…、げる〜…
[ちゅっととりあえずおはようのキスを頬にしといた。
今日は35%ほど覚醒した様子でいる]
―南西・花畑―
[二人からそう遠くない位置に降り立つ。
風で花びらが幾らか巻き上げられた]
……そうか。
某も粗方見て回ったが、それらしき姿はなかった。
[耳を垂らすエーリッヒに向けて、かぶりを振った]
して、……誰だ。
[それから視線は見知らぬ姿をした者に。
エーリッヒは平然として見えたけれど、このような時だからか、向ける表情はいつになく険しいもの]
―朝・ゲルダの部屋→―
[ふらふらっとベッドから離れると、昨日と同じような浴衣姿に着替えて]
行くの〜
[何があったのかよくわかってなかったが、とりあえずゲルダに促されるがままに廊下にでるだろうか]
―回想・朝―
ビーチェちゃんが消えた…?
[ベアトリーチェの話を聞いて、何度も何度も翡翠をぱちぱち。
探しに行くという面々がいなくなってから、ベアトリーチェの部屋を覗いた]
ざわざわする。
[玉座で触れた『秘宝』の残滓と似てるようで違ってる何か。ホンの微かにしか残っていないそれが、ダイレクトに流れ込んできた]
わっ。わっ。
[慌てて振り払うように手をぱたぱた。
ぐるぐる回って大きさを人間サイズに変えた。
これを使えば自分の感覚ごと騙せるから]
わー。
みんなもいるうちにやればよかったか。
―朝・館―
[ゲルダについていって、ビーチェが消えた話を聞いていた。
ゲルダがビーチェの部屋を覗くのに付き添い、彼女の言葉があれば首をかしげて]
秘宝〜、ビーチェもってたの〜…?
[何かをそこに感じ取ったらしいゲルダにそう聞いていた]
―館・二階廊下―
はーっ。
[何度か深呼吸をして、榛名を振り返る]
うーん。それとは違う気がするんだよ。
どっちかっていうとみんなが心配してた通り、犯人に連れてかれちゃったの方じゃないかな。
[ベアトリーチェの部屋の扉を閉める。ぱたん。
どうしよう、と書いたよな顔できょろきょろ]
―館・二階廊下―
[はじめビーチェの部屋に向かう時にはナタルの姿に気づかずにいた。
ゲルダから返ってきた言葉にむむ〜っと難しそうな顔を少しだけしたとか]
ビチェを〜、なんでだろ〜…?
[ビーチェの部屋をでると、きょろきょろしているゲルダの頭をなでなでとしてから]
わかったの〜、犯人の正体が〜。
[何かにひらめいたのか、手をぽむりと叩いて、
ナタルはこちらを不思議がっていたのならちょうどその時でくわすだろうか]
[泉を離れてゆるやかに歩く。
どことも決めずに歩きながら]
さて……これからどうなることやら……
[小さく呟きを零す。
そのまま適当に歩んだ先には西の大樹(偶数)が見えるか、はたまた花畑(奇数)か。{3}]
―南西・花畑―
[ゆっくりとした足取りで向かったそこにいる人影にきょとりと瞬き]
おや、エーリッヒさんに黒江さん……それと、そちらは……?
[なんとなく覚えのある氷破の気配に首を傾げつつ、あまりに姿が違うのでベッティだと確証は持てない]
―館・二階廊下―
えっ、榛ちゃん分かったのっ!?
[頭をなでられながらナタルを見て何かを言う、その前に。
驚いて榛名を見上げた。翡翠まんまる]
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