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そうか…じゃあ、おはようをしよう。
おっと。
[ミハエルをいちべつ、ベアトリーチェのナイフを手刀で弾き、バスルームから広い場所に出ようと]
[飲み始めは、少し眉を顰めるか。
やや、ラム酒がきつい。
だが、こうでもせねばやっていられないと彼は思っているのかもしれない。
昨晩彼が、狼はまだ見つけていないと首を振ったイレーネに、吐いた溜息。
それは彼女が見つけていない事に対する非難を示すのではなく、
本当は少し安堵が篭っていたのかもしれない。
人狼。
鋭き牙や爪を持ち、
圧倒的な力で、
人の身体をいとも簡単に「料理」する、
恐ろしき獣。
そんな獣と戦う事を、決定的にされずに済んだ。
彼はそう、思っていたのかもしれない。
壁に凭れ掛ったまま、何処か胡乱な目で彼は考える。]
っつ。
ベアトリーチェ、大丈夫か?
[この少女は本当に狼ではない気がする。
何となくだがそう思った]
ここで、ただ殺されるわけにはいかない。
[気力だけで立ち上がる]
[神父の後を追うように、バスルームから出ようと]
―広間―
[…だが。
彼女が「見つけてしまった」以上、覚悟を決めねば。
人狼がその本当の力を用いるのは、人の眠る真夜中だと言う。
そろそろ夜も更けてきたが…今なら、まだ。間に合うかもしれない。
視界の端に、何か動いたのが見えた。
そちらを見る。
ふっと顔が緩んだ。]
…。
目は、覚めましたか?
[微笑んで]
[丁度温まったグリューワインに、
ほんの少しだけラム酒を加え、イレーネに差し出す。
ラム酒は気付けになるかもしれない]
…飲みますか?
身体が温まりますよ。
ナターリエ、下がっていなさい。
[外套から儀式用のナイフを取り出す。
白刃には薄い拭いきれない霞のようなものが。]
ふ…ミハエル、来るかい?
[足から流れる血は浅かったためなのか、もう止まっているようだ]
約束を果たそう!ベアトリーチェ!!
神の祝福を与えられた愛し児よ!
危うく忘れる所だった。
貴方がエルザを殺したのかどうかは知らない。
けれど。
少なくとも。
貴方はエルザを殺した者と共にいる者だった!
[短剣を片手に構え、斬りかかる]
[こちらを向いて微笑むオトフリートに、顔をゆっくりと向け]
おは、よう、オトフリート。
[どれくらいここで眠っていたのか。
夜は更けて、もう月が輝いて。
何か飲み物を差し出されれば、ただ受け取ってゆっくり飲んで]
[彼は、イレーネがまだ寝ている間に、
人狼の力を恐れながらも、
籠手の、手の甲側に仕込まれている鋭き刃を確かめただろう。]
[困惑したようにfatherを見上げ。]
神父様。
[と、退こうかと思ったときに、その動きにはっとする
...はその銀を凝視する。]
全てを終らせる必要があるのなら。
もう躊躇することは出来ない!
[弾かれた刃を強引に引き戻すように]
[再び高らかに刃はぶつかり合う]
僕にとっては貴方は。
人狼だ!
[グリューワインのおかげか。頭がだんだんとはっきりしてきて。
飲み終わるとカップを膝の上に置いた。]
オトフリート、ちゃんと、石持ってる?
[受けきれずに大きく跳ね飛ばされるが]
[手が痺れてもその短剣は放さなかった]
全てを、終わらせるために!
[跳ね起きると全力で下から斬りかかろうと]
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