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手品師 ディーノ は 少女 カレン に投票してみた。
執事 ジョエル は 少女 カレン に投票してみた。
傭兵 カルロス は 少女 カレン に投票してみた。
少女 カレン は 手品師 ディーノ に投票してみた。
青年 マイルズ は 手品師 ディーノ に投票してみた。
踊り子 ミュウ は 手品師 ディーノ に投票してみた。
司祭 エドガー は 手品師 ディーノ に投票してみた。
情報屋 ノブ は 手品師 ディーノ に投票してみた。
手品師 ディーノ は村人達によってたかってぶち殺された。
人狼は食い損ねてお腹が空いているようだ。
しぶとい奴は執事 ジョエル、傭兵 カルロス、少女 カレン、青年 マイルズ、踊り子 ミュウ、司祭 エドガー、情報屋 ノブ の 7 人だと思っておこう。
―会議場―
[天井へと開いた空白の隙間、相打ちに近い形で傾ぐ二つの影。
闇に紛れ伴う様に堕ちる影を、僅か細めたレンズ越しの視線が動いた。
と、その途中一つが引っ張られるように横へと逸れる。
そのまま、白い影は空き部屋らしき場所へと転がっていった様だが
…しかし]
…──ッ、ディーノ!
[そのまま堕ちてゆく黒に、目を見開き思わず声を上げる。
駆け寄った窓枠から、身を乗り出すようにして下を覗き込み。
──望んだ遥か下、地へと広がる黒と深紅に。
ただ、見詰めながら言葉を失くすしか*無かった*]
これで止めだ!『エターナル――っ?!
[突然の爆音、それに一瞬気を取られ―次いで飛び込んできたカレンにエドガーを掻っ攫われる、...はそれをただ見てる事しか出来なかった―]
くそっ、ジャマしやがって…。
[あの2人には何か繋がりがある―それが分かっただけでも収穫だったか]
[恐る恐る入って来たディスの姿に漸く冷静になったのかあちこち焼け焦げた室内を見回す]
そういや出るには全員分のカードがヒツヨウとか言ってたな…あっぶねぇ、もう少しで全部焼き尽くす所だったぜ…。
[もしそうなったら永遠にここから出られない可能性―裏切り者を全滅させればボスが開けてくれるかもしれないが―がある―そう思うと冷汗が出る]
とりあえず一旦退いとくとすっか…ディス、しっかりつかまってろよ。
[そう言うとディスを抱え―具体的には想像にお任せするが少なくとも姫抱きではないと記しておこう―自らの部屋へと*テレポートしたのだった*]
あ…落ちていく…。
[恍惚の表情から醒め、舞終えて散っていく黒い翼を見]
…綺麗だったのになぁ。ずっとずっと…見ていたかったけど…どんなモノにでも終わりはあるんだね。
[そう呟いた目は何処か、或いは何処でも無い遠くを見つめ]
…そう、どんなモノにでも。
―会議場入り口付近―
[黒と白が交差し、白影が流れた。
同時に黒影は高度を落として。
否、速度の付いたそれは落下と呼ばれる動き。
窓枠から覗き込み、無言となったマイルズの挙動が最終的な結果を伝えてくる]
…ディーノ。
[ポツリと呟く。
或いは切り札となったかもしれない者。
その喪失に僅か目を伏せた]
―自室―
力のコンゲン、か…気にした事も無かったな。
[小さな火種を見ながら思い出すのは先ほどの問い。全く違う2つの能力の根源について―]
…っと、そろそろ出来る頃だな。
[軽く手を払うとテーブルに着き]
別に正義を気取るワケじゃねぇが―
[あの場所で学んだ事をあえて声に出す。自分と言うモノを再確認するために―]
正義が必ず勝つってんなら力こそが正義、そして力にはいろんな形がある。
[金や権力、地位、名声―今までのターゲットには多かれ少なかれそれらの信望者が居た]
上へ行くためには力が居る、そのためならなんでも使え―
[力を持つ者に近付き、踏み台にしてのし上がる―]
[会議室に近づいたそのちょうどのタイミングで、またひとつ星が落ちたことを知る。
廊下の窓辺に足を止め呆然と深淵のようなに黒く墜ちた時の子に眉をひそめつぶやく]
…また、という約束は…永遠にかないそうにありませんね……。
……良き夢の空を往かれませ、御子殿。
[ぽつりと呟いて、微かに瞑目する。
そして会議場へと足を踏み入れた。
白猫と、そしていつの間にか増えた白黒斑の仔猫とともに]
タイセツなのは何よりもまず「生きる」事―死んだらそこでオシマイだ。
[力を持つ者に取り入り、隙あらば力を奪う。例え仲間を裏切ってでも生き延び、更に上を目指す―]
それが―俺の正義だ。
[丁度言い終わった時テーブルの上に出来立てのぺペロンチーノが届いたのだった―]
なー、ディスもたまには一緒に食おうぜ?
[決着の前に*一時の休息を―*]
おや?ジョエルじゃないか?
[猫達と共に会議室に入ってきた姿を目に止めて]
ちょうど良かったや…。紅茶貰えるかな?
今日は、やたらと渇いちゃってね。
[そう告げながら席の一つに座る]
[空き部屋で気を失っていたが、僅かに身動ぎ]
ッ……ゲホッ、ゲホゲホッ、カハッ
[激しく咳き込み、喀血。暫し咳き込んでいたが、ごろりと転がって仰向けになると]
……あー、油断した。くそぉ、痛いなぁ
[そう呟き、腹部を撫でさする]
……んー、マズいなぁ。幸い、腸の損傷は無いっぽいけど、繋ぐので精一杯
あと二時間は動けないなぁ
[そう言って参ったなぁと天井を仰ぐ]
[ボロボロになった椅子と円卓、座った椅子もギシギシと軋み。その音に耳を傾けながら、かつての、最初に集まった時の景色を頭に浮かべ紅茶を待ち*目を閉じる*]
…もう戻りはしない、あの世界ってね。
…主計殿。
……畏まりました、ご用意致します。
[この部屋の損傷状態、空気にも関わらず紅茶を要求することばに肩をすくめる。
そして、ジョエルはキッチンへ。
猫達はマイルズの傍らへ。
ややしてから戻るだろうか]
っぐ!?
[ようやく意識を戻し、飛び起きる。]
[傷や打撲はもうたいした事はない。一番の問題であった疲労も、だいぶ回復したようだ。固い床で意識を失っていたせいで節々が痛んだが、動くのに支障はない。]
…ここは?
『円卓の上階、か。
今の今まで、気絶していた私が見つかっていないことを考えると、私がここにいることは誰も知らないようだな…。』
『丁度いい、少し体を休めよう。まだ戦いは残っている…。武器も、整備しておかねば…。』
[部屋を物色し、食料や薬などを探し始める。]
白のあれは…カレン、か。
つまりはあれが3人目ということになるのかネェ。
だとすれば…皮肉なものさね。
[目を伏せたまま低く呟く。
――もう15年以上前になるだろうか。
双魚の座を受けるよりずっと前、組織に入ってからも然程経っていなかった時期。
能力の制御を試す意味も兼ねた仕事があった。
それは当時獅子の座にあった女を殺すというものだった]
白羊のの指示で潰した獅子。
今度はその獅子を使って白羊のが牙を剥く、か。
[拾ってくれたのは組織のボスであるあの人。
そして能力制御の習得を手伝ってくれたのは……]
まったく、運命ってのは皮肉なもんだ。
[どちらを選ぶかは決まっている。
だが疲れたような笑みが浮かぶのを止めることは出来なかった]
それにしても、やり辛いネェ。
白羊のはアタシの手の内を知っている。
対処の方法も知っている。
参ったものさね。
[そこまで呟き顔を上げた。
窓際のマイルズ、相も変らぬ態度のノブ、紅茶を運ぶジョエル。
室内の惨状が、現在の状況を示して]
本当に戦争状態さね。
[今回召集されて間もない頃にエドガーの言った台詞を思い出す。
あの時はまさかここまでの事態になるとは思っていなかった]
[ふと思う。
もしもこの組織がどうにかなってしまった時、自分は何処へ行くのだろう、と。
生まれたときからこの組織にいた。両親も組織の人間だった。
6つの時にはもう人を殺していたし、12の時には処女宮の席に座っていた。
そんな自分は、何処へ行くんだろう。
何処へ言って何をするのだろう。
漠然とした、そんな感情を口に出すことはなく、紅茶を用意する。
その表情はいつもと同じ微笑と共に]
おまたせしました、今宵は三國屋善五郎の桃の紅茶をアイスにしてご用意いたしました。
吹きさらしで空調も何もなくなってしまいましたから、せめて飲み物くらいは、と思いまして。
[人数分のグラスとデキャンタで冷やされた琥珀色の紅茶、そしてティーワゴンがあまりにいつもどおりに綺麗過ぎて違和感があるだろうか]
[ジョエルの声に視線を転じる。
そこに用意されたグラスの数は4つ]
おや、アタシの分もあるのかい。
[紅茶はデキャンタの中。
グラスの方は分からないが、だがしかし]
…有り難くいただこうかネェ。
[下手に警戒しても無駄だろう、相手にそのつもりがあるのならば。
薄い笑みを浮かべてワゴンの方へと近付いてゆく]
勿論です、レディ。
…別に変なものは何も入れておりませんのでご安心ください?
疑われても困りますし、私の分もこちらから用意いたしますので。
何なら、私、一番先に飲みますけれど。
[どうします?と首を傾げて尋ねながら4つのグラスにそれぞれ等分に注ぐ。
こちらへと歩み寄るミュウに、そのうちの一つのグラスを差し出し]
―自室―
[穏やかな時間も終わり席を立つ]
さて、と…おっさんも探してぇし、それにクローディアが裏切り者は3人とか言ってたしな。おっさんとカレンがそうだと決まった訳じゃねぇが…そうだとしても後1人居るワケだ。
[まさか最後の一人が既に死んでいるとは―と言うよりもアヤメとオーフェン以外の死者を把握していないのだが―露知らず]
ってなワケで他のヤツラの様子を見に行ってみますか。
[残りの爆発も気になるしなと言いながらとりあえず円卓へと足を向ける]
―自室→円卓会議場―
──…、
[暫しの沈黙の後、漸くゆるりと顔を上げる。
室内へ向き直り、窓を背にする様に佇んだまま、
足元へと擦り寄ってきた猫達を暫し眺めて。]
[ディーノが裏切者だと考えるには、無理がある。
そのディーノが武器を振るった相手ならば。
ならば、自然──カレンは向こう側に属していると考えるべきだろう。
白羊、獅子、……三人ならば、あと一人。
ミュウか、レッグか。]
[子猫の方をそうと抱き上げ、指先で首筋を撫ぜる。
グラスが並べられても、円卓へと歩み寄る様子を見せずに]
いや、いいよ。
ここでアンタらが何かをするつもりなら、そもアタシは生き残れないだろうさね。
それで死ぬなら、どちらにせよ一緒だ。
[苦笑しながらグラスを受け取ると、そのまま口を付けた]
…それはそれは、潔いことで。
[清々しい気分になったのかすこしだけ晴れやかな表情をしてから、ノブにも紅茶のグラスを。
仔猫を抱き上げて沈黙するマイルズには流石に少し遠慮するべきだと思ったのか、ティーワゴンの上の残り一つのグラスにはまだ注がれる様子はなく]
フン。
潔いというよりは開き直りに近いさね。
[肩を竦めてグラスを傾ける。
通り抜けてゆく冷たさが疲れを多少なりと流すようで]
ああ、美味いネェ。
[小さく笑った]
おや。物は言い様ですよ、レディ?
開き直りという言葉よりは、潔いという言葉のほうが美しいではありませんか。
[グラスを僅かに傾ければ桃の香りを感じて。
ふと、桃は黄泉に縁のある果物だったと思い出せば墜ちた星々のことを思い出して、僅かに沈黙だけが残り]
……有難うございます。
[静かに微笑んで]
―円卓会議場―
[どれだけそうして居たのか―ようやっと我に返ったか]
…ったく、流石にちぃとばかしやりすぎじゃねぇのか?
[ヤレヤレと溜息をついてみせると改めて会議場内を見回す。人影を数え―]
そっか…もうこんだけ、か…。
[呟いて、そちらへと向かった]
よ、皆さんお集まりで何やってんだ?
[おや、と小さく呟く]
お会いするのが随分と久しぶりな気もいたしますね。
ご機嫌よう、太夫殿。
[カルロスと、その侍女の姿ににこりと微笑む様子はあまりにも部屋と違和感があるだろうか]
何かお飲みになるのでしたらご用意しますよ。
紅茶で宜しければ今グラスをお持ちしますし、コーヒーを御所望でしたらアイスコーヒーをご用意いたしますけれど。
如何なさいますか?
[そちらのお嬢さんも一緒にどうぞ、とカルロスの侍女にも飲み物の希望を聞いてみたりするだろう]
ああ…カルロスかい。
[声を掛けられればちらりと視線を投げる]
何をと言われても、休んでいるとしか答えようが無いさね。
生憎とこの惨状が起きるような事態が続いたからネェ。
[室内の惨状はもとより、自分の格好もかなり酷いものだ。
苦笑を浮かべて肩を竦めてみせた]
…レッグさね。
最後の最後に、ご丁寧に自爆までしてくれてネェ。
お蔭で証拠も何もあったもんじゃない。
[溜息を一つ。
こちらに来ようとしない人物の方をチラリと窺って]
かしこまりました。
[微かな微笑と共に一礼すればキッチンへといつもと同じように下がり、そして銀のトレイにアイスコーヒーのグラスと空のグラスを一つづつ。
カルロスにコーヒーのグラスを手渡した後、デキャンタから桃の紅茶を新しく用意したグラスに注いで侍女へと]
レッグが?しかも自爆って…。
[予想外の相手に少し意表をつかれるも]
…んじゃもう一つの爆発はソレだったのか。
[アイスコーヒーを受け取りながら納得。ディスもその横でグラスを受け取り]
[ミュウへと問いを投げるカルロスの声に、
一度は其方へ意識を向けるも、再び視線は仔猫の方へ注がれる。
と、彼女の口から紡がれる応えに。僅かに面を上げてゆるりと瞬いた。
沈黙を保ったまま、静かに仔猫を白猫の傍へと下ろして。]
──…、ミュウ。
その事で、色々とお尋ねしたいのですが。
[僅か向き直り、向ける視線は冷やかに──双魚の方へと]
そういうことさね。
[カルロスに答えたところで声が掛かる。
温度の低い、一人離れていた者の声が]
……ああ、いいよ。
[そちらを振り向き視線を合わせる。
その冷たさに薄く笑って、然し正面で受け止めて]
成程ネェ。
どこまで用意周到なんだい、あのボーヤは。
[クツクツと低く笑う。
それは追い込まれていく自分への自嘲も混ざっていたか]
確かに筋は通っているさね。
それを否定できるなら、レッグがその疑惑を否定した時にしているとは思わないかい。
一応言っておくよ。
互いを認識していたのなら、幻術は必要ない。
エドガーにとって、もう一人は味方になるんだからネェ。
[2人から距離を取りつつ]
(俺にゃあレッグが自爆するタマにゃあ見えなかったしミュウが爆弾なんて使うのもちと想像しにくいけどな…おっさんが遠距離爆破したってんなら可能性アリか。ってかおっさんとカレンが裏切り者でキマりか?まあどっちにしろ面白いメンツじゃねぇか…)
[口には出さずただ見守るのみ]
こちらがレッグを裏切り者であると言い切れるのは、レッグの使った体技があったからでもあるんだが。
例のシャロンの傍にあった陥没痕が出来るようなものさね。
だがそれは先刻カルロスに言ったとおり、綺麗に証拠隠滅されちまったよ。
さて、この状況でアタシが示せる他の証拠があるか。
――答えは否でしかないネェ。
ならば、後はアンタたちの判断次第さね。
どちらでも構わないが……
[桃紅茶を飲み干して、グラスをワゴンへと戻し]
アタシも火の粉はしっかりと払わせてもらうよ。
[艶然とした笑みを浮かべた]
…生憎と、どちらが本当に周到なのか。
僕には判断出来かねるのですよ。
僕らの混乱を誘う為ならば、幻術の使用も必要でしょう?
[相手と合わせるように、クツ、と。小さく喉を鳴らす。
冷やかな響きを共に、言葉を返して]
陥没痕が残っていた所で…僕の知る限り
両者ともその様な技は持ち合わせておりません。
残念ながら、レッグと貴女のどちらが残したとまでは判りかねますね。
──それに、あの場所は貴女の部屋です。
そこで残した証拠の隠滅が必要で有ったのは、貴女とて同じ事。
[何処かおかしい所は御座いますか、と短く問いを向けて。
笑みを向けるミュウへ、冷笑を湛えながら一歩、距離を詰め]
フッ、それも「否定できない」さね。
実際に必要とあれば、使うだろうよ。
[フワリと立ち昇る微かな香気]
だから「示せる証拠は無い」んだよ。
そしてアンタの判断は……
[スッとワゴンから一歩離れて]
そういうことなんだね。
ならば、アタシも動かさせてもらうよ。
[ヒラリとリボンを手に引き寄せる。
唇に笑みを浮かべたまま、マイルズを見つめたまま。
だが残る者達への警戒も忘れずに]
[引き続き観戦(まだ始まってないが)中]
(シャロンはレッグに殺られた…ってのがミュウの言い分か。正確にゃおっさんと2人掛かりみたいだけど。ってかダレだって隠し玉の1つや2つはあるだろうしむしろレッグの線の能力はそう言うのと相性良さそうだけどな…)
[侮ってたのは確かだが。回避能力の高さも...にとって意味は薄いのだから]
[嗚呼、と小さく呟いて]
[そしてくすくすと軽やかな笑い声]
マスター、貴方が彼女に問いただす必要などありません。
───このようなことで御手を煩わすなど。
[微笑が薄くなる。
翡翠の瞳が静かに冷たくなる。
つ、と微かにワゴンを押しやれば、その姿はゆるりとミュウの背後へと歩み出す。
まだ、距離は幾許かあったけれど。
白手袋で包まれた両の指の合間には黄金に輝く細身のスパイク]
貴方のお相手は、私が勤めさせていただきますよ──レディ?
[嫣然と、微笑む]
──成る程。
真実が如何であれ、無闇に否定しない所は貴女らしい。
[其の点は、好ましく有りますが。
鼻腔を擽る香気に、ぴくりと僅か眉を顰めながら
浮かべた冷笑は消える事無く。]
ええ、丁度直接判断するしか無さそうだと、思っていた所ですから。
折角ならば、動いて頂いた方が張り合いが──…
[リボンを引き寄せる様子に、笑みを向け。
す、と左腕を構えた所に投げられる声。
聞覚えの有る声に、僅か驚愕の色を滲ませた視線を其方へと]
───ジョエル、
[薄く開いた口唇にから、ポツリと。]
おや、おや。
まあこうなればそう来るだろうとは思っていたが。
[半身を開く。マイルズとジョエル、その両方を視界に入れて]
流石に二対一というのは勘弁して欲しいものだがネェ。
アンタら相手に多数戦は辛いものがあるさね。
[クツリと笑ってジョエルに応える。
その手の中、引き寄せたリボンは固い感触を返して]
[ジョエルが出た事に軽く目を見開き]
おい…死ぬんじゃねぇぞ?お前が淹れたのじゃなきゃ飲む気しねぇんだから。
「(カルロスをジト見しつつ)…………何時か認めさせてみせますから(ボソ)」
[実は外ではブルマンを飲んでいない...であった]
──Yes,Master?
[主の自分の名を呼ぶ声に嫣然と微笑む。
それ以外に言葉はなかった]
まさか、流石にそのようなことは致しません?
繊いレディに対してそのような無粋な真似など。
──私一人でお相手させて戴きます。
[細く眇めた翡翠を静かにミュウへと向け。
──凄惨なまでの微笑を唇に浮かべ]
──…、
[向けられる笑みに、返す言葉も無く赤の瞳を細める。
ミュウへと向けられた続く言葉に、僅か困惑が滲んだ]
……、いえ。
[視線を払い、詰めていた距離を再び空ける様に
ゆっくりと後ろへ引き下がる。ふるりと、瞼を伏せて]
[仰向けに目を瞑っていたが、ゆっくり目を開き額に手を当てると]
あー、マッズいなぁ。色々足りなすぎて、アイツ抑えられないわ
ったく、何でこんなタイミングで起きて来るかねぇ
[そう自嘲気味に呟いていたが、ビクンと大きく体を震わせると]
ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!
[階下まで届くような絶叫を上げ、蹲る]
本当に。
双児のといい、アンタといい。
紳士が多くてありがたいことさね……!
[引き上げた香気をジョエルへと向ける。
だがそれは普段よりも若干弱いものでしかなく]
…チッ!
[無理に動いている以上、根本的な体力の消耗は回復しておらず。
舌打ちと共にリボンを舞わせる]
───…ッ…、!?
…カレン?
[突如響く絶叫に、警戒は解かないままも、
反射的に階上へと視線を向ける。
一体何が、と音に成らない声が口唇を震わせ]
[マイルズの様子に少しだけ表情を変えたがそれもすぐに階上から響く咆哮によってかき消されたかのごとくいつもどおりの表情]
恐れ入ります。これでも執事ですから。
[ふわりと微かに漂う香りに微かに眉を潜める]
よい香りは好きですが、あまり度を過ぎるとちょっと問題だと思いますけれどね…!
[リボンが舞えば香とリボン、両方から一度退避するように後方へと大きく跳躍。
それと共にミュウの足元を狙ってスパイクを両の手から解き放った]
[蹲り声を上げる彼女の体表を様々な獣が現出しては引っ込む
暫し声を上げ続けていたが、それがピタリと止まる
ゆっくりと起き上がった彼女の体は……否、最早それをカレンと言っていいのか疑問であるほど人をかけ離れた姿となっていた
解けた髪は白銀に煌めき、翠色だった眼は真紅に染まっており、その四肢は獣のように膨れ上がり、髪と同じ白銀の体毛が生えていた
彼女はキョロキョロと辺りを見回していたが]
……おなカ空いタァ
[ポツリとそう呟くと]
お食ジー♪
[そう言って部屋から飛び降り、ズドンという爆音とともに会議場に着陸する]
何なんだいっ!?
[響いた絶叫と、僅か後に来た振動、そして爆音。
そちらに一瞬気を取られた。
逸れた意識を戻す前にスパイクは飛んで来て]
!!
[慌てて後方へ下がるが、その足先をスパイクの一本が掠めた。
白い靴の先、紅が滲み始めて]
悪かったネェ。
少々油断したようだよっ!
[染まらない方の足先で床を蹴る。
距離を取られては投擲武器を得意とする相手に対しては不利でしかない。
低い位置での跳躍、その距離を縮めようと]
──…ッ、な、
[衝撃と共に、会議場に降り立った白銀の獣に驚愕の声を上げる。
咄嗟に其方へと視線を向け。小さく息を呑むと
左小指をガリ、と強めに噛んで。
滴る深紅で、空をなぞる様に描く。
──瞬間、その場に現れるリングを左腕に構え]
―っ!!
[降ってきた『モノ』に目を取られる。傍らのドールと同じ色彩を持つヒトでないモノ―しかし先程の絶叫が『ソレ』が確かに見知った少女であると告げていた―]
カ…レン…なのか?
[着地の衝撃で生じたクレーターの中心でキョロキョロと辺りを窺う
向こうの方で遣り合っているミュウとジョエルを指差し]
……取リ込ミ中ー♪
[グリンと上体を捻り、カルロスを指差すと]
薬品くサーぃ。キらーぃ
[そして、最後にマイルズを指差すと]
おイしそゥー♪ 食ベてイーぃ? ちナミに、答エは聞いてナーぃ♪
[そう言って、グッと屈み込むと弾丸の様にマイルズに飛び掛った]
折角のダンスの途中に他所に気を取られてしまっていたので困りますよ、レディ?
[きゅ、と微かに眉根を寄せて残念そうに溜息一つ。
こちらへと飛び込んでくる相手に微かに微笑んで]
そうそう。
ワルツくらいは楽しく参りませんと────!
[く、ともう一つ微笑み。
そして軽く右の手を一振りすれば袖口から現われたのは明らかに食器にカテゴライズされるシルバーのテーブルナイフ。
それを逆手に持ち変えると、こちらから逆に相手の間合いに飛び込む。
但し、それは走りこむなどという生易しいものではなく正に瞬き程度のスピードで]
ダレが薬品臭いだとっ!
[カレンらしきモノの言葉に思わず突っ込み]
「まだ匂いが残ってるのでしょうか?一応シャワーは浴びていたはずですのに…」
[そしてその横で流石動物の遺伝子を持つだけはありますねとなにやら納得しているメイド]
取り込み中の場所に、突っ込まない処は誉めて差し上げますが。
──食べられるのは、…聊か遠慮したい処です、ね…ッ!
[此方へと向ってくる白銀の獣に、小さく舌打ちを零し。
辛うじて右へ飛ぶ様にして避ける。
握るグリップを反転させ、折り畳んだ刃のロックを外し
相手の身体が通り過ぎざまに薙ぎ払いの一閃を繰り出し]
ッハ、ならば夢中にさせてごらんよ!
[向かう先、右手に銀の煌きが見えた。
急制動をかけ、その柔軟性を最大限に利用して背を撓らせる。
直後、触れ合うかと思うほどの近距離に達するジョエルが繰り出すナイフをリボンで受け流し]
積極的だネェッ!
ならば……
[リボンを持たぬ手を床に突き、一気に体勢を元に戻す。
その背後へと回り込もうとしながら]
もっと情熱的に行こうかい……!
[己の髪を纏めている布を解いた]
[薙ぎ払いの一撃を腕で受け止める。その腕は鋼のように硬く、刃の進行を止める
交差しゆっくり振り向くと]
ダって、二対一なンて面白クないモん。アリアが一デも二でモ、ねー♪
そレに、アリアおなカ空イてるのー。ペコペコなのー
もう我慢デきないのー♪
[そう言うと、再び飛び掛る。今度は先程よりも早いスピードだ]
申し訳ありませんが、私には既に心に決めた方がおりますので。
貴方に夢中になられても困るのですよ。
[髪の結わきを解いたかと思えばそれはぐんと伸びてこちらを捕らえようとし、ワンテンポ遅れたが為にその髪は自分を捕らえ強く締め上げる。
みしり、と骨が軽く軋む音に僅かに息が詰まり僅かに顔は歪む。
けれど、数拍おいて。男は──微笑んだ]
やれ…髪は女性の武器と言いますがこんなに夢中になられたのでは、ね。
折角ですからこちらも手のうちを少しだけ明かしましょうか。
光栄に思ってくださいね?これで使うの、まだ三度目なんですから。
[一度目は両親の前で、彼等を巻き添えにして。
二度目は宝瓶の座主の前で誓いをたてた時に。
──男は、すっと小さく息を吸い込むと声を発する]
──【其の刃、蒼天貫け】。
[たったその一言、それだけで変化が起きた。
床に突き刺さったスパイクは刃となり、双魚と処女の合間を渡る髪の一点目掛けて、それ自体が【髪を断ち切る】という明確な意思を持ったかのように動く──]
[腕から伝わる硬い手応え、僅かに眉を寄せる。
振り向き様に、チラリとリングへ視線を寄越せば、
僅かに欠けた刃を見て取れ、小さく溜息を零す。
見た目からして、ただの獣では無いとは判っていたが]
──、見事に相性が悪いですね。
[元々、対人間用の技術だ。
自らにも随分な負担が掛かる為に、使いたくは無いのだが。]
……そうですか、食は全ての生物に平等に与えられた
第一の欲求ですからね。
[其れはさぞかし大変でしょう。
獣の言葉に、右腕裏に潜ませていたナイフを掌へと滑り落とし。
飛び掛ってくる相手を、今度は避けようとせず姿勢を低く構える。
素早く相手の懐へと潜り込もうと]
[伸びた髪は一気にジョエルを締め上げる。
その動きを止めたことで僅か息をつく。
手の中に戻したリボンを繰ろうとして]
何…
[その微笑には勿論警戒を覚えた。
だが髪を解けば即座に目の前の男は動くだろう。
そして、響いた声の質に顔色を変える]
――ッァッ!
[直後、スパイクが髪を一気に「断ち切」った。
別段髪そのものに神経が通っている訳ではない。
しかし残り少ない力を割いていた場所を断ち切られれば、力に乱れが生じるのは避けられず。
拘束していた力が一瞬、完全に緩んだ]
[するり、とそれはまるで雪がとけるかのように解かれるだろうか。
は、と息を吐き出したかと思えばその腕はそのままの流れで左の手を大きく振るう。
そこから繰り出されたワイヤーは彼女を捕らえようと]
[マイルズは今度は避けようとせず迎撃の態勢
アリアは叩き潰そうと右手を振り下ろすが、それをマイルズはスルリと避け、懐に飛び込む]
わ、びっくリ。速イんだ
[そう言うと、たとえ斬られようと構わず左腕を振り回す]
[力が抜けたのを感じて息を呑む]
――【 lie…
[能力をまだ全然制御出来なかった頃、その力を使うために使っていた言葉。
急いでそれを紡ぎ…終えようとしたその時]
……!
[迫り来るワイヤー。
避けるだけの余裕は無かった。
咄嗟に身体を逸らせるものの、ワイヤーはそれをも凌駕して]
[死の恐怖が過ぎる、避けられぬという確信と共に。
強い香気が立ち昇る。
惑わすような甘い香り、だが制御はされぬままに散ってゆく]
動きが遅くては、この世界で此処まで上り詰めませんよ。
[貴女もご存知でしょう?
小さく笑みを零しながらそう言葉を返し。
するりと懐へと入れば、リングの刃を腹部に振り抜こうとするものの。
入ったかの手応えが判断出来ない内に、振り回される左腕に
軽く身体が弾き飛ばされ、壁へと衝突する。]
……ッぐ、
[僅かに呻くものの、ゆるりと立ち上がり。
白銀の獣へと、再び向き直る]
───!
[力で、というよりは遠心力を利用した鋼糸は強い香気ごとミュウの体を首、腹部、胸部の三点で断ち切る。
肉を断ち切り、骨すら落とす深いな手応えはを感じれば、ワイヤーを大きく一振りして血を払い]
…さよなら、盟友。
[見開いた琥珀色の瞳をそっと指で伏せれば血に染まる胸元に隠れたカードの一端を見つけ、それを引き抜けばカードに付着した血液で白い手袋が赤く染まる]
…まさか、自ら禁じた力に助けられるとは、ね。
[ぽつりと呟いて双魚のカードは白手袋で血液を拭い去ってからポケットにしまう。
そしてマイルズとアリア──カレンだった者に視線を向けて]
[ワイヤーが身体を引き裂いてゆく。
香気と共に意識も散ってゆく。
消え去る直前、思考を通り抜けてゆくのは。
『…見なくて、済んだな…』
ただ、それだけ閃くように通り抜け。
その意識は完全に*闇に散った*]
[マイルズを弾き飛ばすものの、寸前に振り抜かれた一撃により腹部の傷が開き、激痛が襲う]
いったぁァァァぁィィぃぃっ!!
痛い、痛イなぁ……クスン
ふぇー、ヤっぱりカレンちゃんが言うヨうにスピードなのカナ?
そうナんだ、それジャぁ……
[そう言い、スッと眼を閉じると再び体が変化。膨らんでいた腕はスリムで長く鋭い爪、そして足はカモシカの様にスリムながら筋肉の詰まったものに]
スピードもぉどぉー♪
[それは偶然振り向いた瞬間視界に飛び込んできたもう一つの戦い。
壁に強く体を打ちつける姿に思わず悲鳴に近い声をあげる]
───マイルズ!
[いつからか呼ばなくなった彼の名前をとっさに呼ぶ。
呼んだところで彼の痛みが和らぐことはないし、自分がかわってやれるわけではないのだが]
[腹部の傷を視界に止め、僅かに安堵の息を零す。
親指の腹で、僅かに血の滲んだ口唇の端を強く拭い。
荒く呼吸を零す中、相手の変化に一つ息を呑んで。]
…──本当、相性が悪い。
[更に原型を変える相手に、思わず苦笑と共に呟きが落ちる。
その声に、僅か自嘲も含まれて居ただろうか。
ゆるりと視線を向けながら緩く腕を挙げ、
再び相手へと構えを取って]
ンじゃ、行くよぉ
[そう言うと、ジョエルを超える常人離れしたスピードでマイルズに迫る]
微塵切リぃー♪
[肉薄すると、多方面から両手の爪による斬撃を繰り出す]
───、ッ!
[素早く目前へと迫った相手に、目を見開き。
辛うじて間合いを避けようと、一歩後ろへと下がる。
襲い来る斬撃に、素早くリングの刃を収めると横向きに構え。
辛うじて左の爪を弾き返す。右は、握るナイフで応戦するも
右から繰り出される攻撃までは全て防ぎきれずに]
[右手はハイペリオンリングに防ぎ切られるが、左手は一撃を弾かれるもののマイルズの右半身の数箇所をザックリと削っていく]
ふゥん、結構ヤるんだネ。でモ……
[そう言うと、マイルズの体を中心軸に回転。後ろに回り、厄介な得物を持つ左腕を取ろうとする]
───ッ、…!
[削られていく身体に、ギリ、と噛締める。
衝撃と攻撃の深さに、僅かよろめいた隙に背後を取られる。
しかし、左腕を狙われている事に気付くと、
ガチン、と鈍い音を立て、収めていた刃を後ろへ弾き出し
その伸ばされる腕を避けようと]
…な、──ッ!
[急激に気管を締められ、苦痛に顔を歪める。
首へと巻きつく手に抗おうと、右手の指を掛け。
腹部へと迫る爪に気付きながら、成す事も出来ず]
[左爪が背中から腹へ刺し貫く。その感触にウットリすると]
んジャ、いたダきまァす
[そう言ってペロリと首筋を舐め、あーんと齧り付く]
[腹部へ走る衝撃と熱に、目前が赤に染まる。
力を失う様に左腕が垂れ下がると同時に
握られていたリングが深紅へと色を変え、溶ける様に霧散して。
締められた儘の腕に掛かる、右手も辛うじて引っかかるのみ。
ゲホ、と小さく咳き込むと同時に口の中に朱が広がった。
首筋に這う舌に嫌悪する暇も無く、歯をつき立てられる。
鮮血が、首筋を伝って]
…───、
[白銀の言葉に言い返す様に、薄く開いた口唇が動いて。
しかしそれは声に成らず、荒い呼吸と共にヒュと音が洩れる。
最早、視界も朧げに霞み掛かり、抗う力も指から抜けて。]
[自らの血を、相手が飲み下すのを感じて。
意識の消え行く中、 緩く、目を見開いた。
その一瞬を待っていたかの様に。
にぃ、と。──口許に、僅かに弧が浮かびあがったのは、一瞬]
『――突き破れ、』
[気管を締められ、声に成らない韻。
瞬間。
白銀の内部へと取り込まれた血が、それを合図に硬化する。
刃にも似た鋭さを持って、膨張した其れは内側から押し破ろうと]
[突如全身を内側から襲う激痛。ふと見下ろすと胸から緋色の刃が生えている。その光景を呆然と見ていたが、ゴプッと血を吐くと]
……ナにこれ!?
痛ッ、イタイイタイ
[マイルズを絞める手を離し、その場でのた打ち回る]
[首を締める手が離れ、ズルリとそのまま床へ崩れ落ちる。
腹部へと空いた傷から深紅が床へと広がるのもそのままに、
のた打ち回り、絶叫する声に更に笑みを浮かべた]
…誰が、唯で餌に為るかと。
貴女を放置して…彼に手を出されては、困るのですよ。
[───再起不能に陥れます。
吐き捨てる様に呟けば、緋色の其れは力を増した。
失血が酷いのか、最早視界も暗い。
放置すれば、最早保って数分だろうか。
口の中に広がる血を吐き捨てると、ギリと噛締める]
───『飛散しろ』…!
[音となって紡いだ言葉は
更なる力を持って、獣の身体を破り抜け様と]
[痛い痛いと泣きじゃくるアリア。だが]
は…あ……相変わらず…痛いの嫌い…な我侭お姫様っぷりで
[口を割って出てきた口調は、カレンの物]
……異物収束。強制……移動
[油汗を垂らしつつそう呟くと、体内をモゴモゴと何かが蠢動
異物であるマイルズの血を押さえ込みつつ右腕に収束。全ての血が右腕に集まるのと、マイルズの言霊が発動するのは同時
瞬間、右腕を突き破り、いくつもの血の杭が腕から生える]
っ!! ……っはぁ。何とか間に合った、ってとこかな
[右腕をぶらんと垂らし、血を垂らしながら呟く]
──、な…
[聞えてきた聴き慣れた声に、僅かに目を見開き。
殆ど視界が朧げとなった、空ろな瞳を向ける。
僅か、反撃の意思を帯びた光も、直ぐに掻き消えて。
薄く開いた口唇が、微かに、動く。
は、と。身近な呼吸と一つ零し、動きが止まった。
少女の腕から突き破った緋色の杭が、*溶ける様に消え*]
[マイルズが息絶え、右手から生えていた杭は溶けるように消える]
はぁ、ふぅ。まったく、結局悪化しちゃったじゃん
だから大人しく…しとい…て欲しいの……に……
[最後に不平を洩らすと、糸が切れた人形のように崩れ落ちる]
…………。
[崩れ落ちるカレンの姿をただ見つめる―その姿からは彼女に対する感情は読み取れない。
その口から出たはもう一人の勝者への問い]
なあ、ジョエル。おっさんはどこに居ると思う?
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