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─『魂の檻』─
……あ、踏んだ。
[球体がカルロスを踏む様子に、思わずぽつり]
見てみぬ振り、って言葉もあるじゃないかぁ。
[拗ねたような声をあげるも。
傷が鎮まるを感じて、きょとり、と瞬き一つ。
もっとも、体質的に治癒系の力を中々受け付けない、という部分もあるので、そうそう完治はしないのだが]
……ぅ……。
ありがと。
[ほんの一瞬、複雑な表情を覗かせた後。
小さくぽつりと*呟いた*]
―『魂の檻』―
半端でも何でも、それがお前さんだろう?
ありのままの自分を受け入れてやれ。
まぁ、人の事は言えねぇんだけど。
[踏み潰された背中を軽くさすりつつ。痛いだけで怪我などしないのだが]
─『魂の檻』─
[漆黒の球体はカルロスを踏んだ後はまた同じ場所に留まろうとしたのだが]
[空気弾が追っかけて来たのに気付いて必死こいて逃げる]
[逃げる]
[逃げる]
[逃げる]
[ぼよーーーん]
[逃げ切れなくて弾かれた。最初のうちに『魂の檻』へ収容された元カードマスター達の所に突っ込んだりしたが、気にしてはいけない]
ふふ、そうですねぇ〜。確かに見てみぬ振りもできますが、あなたが自身を中途半端と称すその姿。
私は特に厭いませんので
[しれっとした態度で自分はそうだからといいつつ簡単な治療を終える]
どういたしまして、これはサービスですよ〜
[呟きにはにこにこと営業スマイルで応じた]
―『魂の檻』―
[放り投げた空気弾が球体を追うのを目で追って]
あーあー…
[いきなり球体に突っ込まれたカードマスターたちがうろたえるのを、他人事のように眺めて]
何もそっちに行かなくても。
[などと言っているが、半分はこいつのせいだと思う]
─『魂の檻』─
[うろたえる元カードマスターの中には当然腹を立てる者も居て。一連の流れが流れだけに、カルロスに向けて漆黒の球体を叩き投げたのが居たとか居ないとか]
『だあああぁぁああぁぁぁぁっっ!?』
[なんか、漆黒の球体に突っ込まれて勢いよく吹っ飛ばされたものが一人]
『く、くっそー!!
鳴り物入りで参戦したのに、あっさりと落とされた悔しさで凹んでいた僕に対する嫌味か!?
こいつめ!!こいつめ!!』
[元『戦車』のマスターはそう言って立ち上がると、狂ったように剣を振り回した。
振るった先から出るのは、風の刃や、衝撃波などではない。
斬ったという認識が先にあり、その後に結果がついてまわるのだ。
射程距離は実に目に見える範囲全て。
実のところ、攻撃と防御に関しては戦車のソウルカードに選ばれただけあって、参加者の中でもトップクラスである。
最初に戦ったのがその二つが極端に劣っていて、搦め手で戦ってくる仕事人だというのが最大の不幸な点だった]
─『魂の檻』─
……そーいわれても。
そんな簡単にできるなら、こんなととこに来てないやい。
[カルロスに返す言葉はごくごく小さなもの。
厭わない、というディーノの言葉にも、むくれた様子で答える事無く。
取りあえず、漆黒の球体の動きを見つつ、尻尾、したぱた]
『僕は!本当はもっと強いんだー!!
ちっくしょおぉぉぉぉぉぉっっ!!』
[今までの鬱憤を晴らすかのように、ひたすら剣を振り続ける。
あんまり意識して振るってないので、ちゃんとした威力は出てはいないが、いい迷惑である]
『きったねえだろ!あの戦い方!!
男なら、拳一つで勝負せんかい!!』
[剣を振り回しながら、何をほざいているのか]
『僕は絶対にこんな結果許しませんよぉぉぉぉ!!
全てのマスターになるのは、この僕だぁぁぁっ!!』
おやおや、これはある意味予想通り?
[むくれた様子で尻尾をしたぱたするエリカを横に。なにやら狂ったように剣を振りましている一名]
―『魂の檻』―
だよなぁ…酷い目にあわなきゃいいけ…
[ディーノの言葉にそういいつつ、目に入るのはこちらに向けた何かを怒鳴る姿]
っと、悪ぃ悪……っとぉ!!
[こちらに向かってくる黒い球体。恐らくは怒りのパワーに何らかの魔力が加わっているようで]
ちょっ
[慌ててロッドで打ち返そうとするが間に合わず]
[ぱこーん]
[クリーンヒット。
カルロスは吹き飛ばされた]
─『魂の檻』─
……まったく。
本当に、跳ねモノだらけの周期ですこと。
[何やら、騒々しくなっている『檻』の状況に。
ある意味呑気な呟きをぽつり。
ちなみに、周囲にはしれっとガード用のフィールドを展開していたりする。
見事すぎる、完全傍観体勢]
―『魂の檻』―
[吹き飛ばされたところからひょっこり起き上がり]
……「吹き飛ばし!」が有効ということは、俺よりLvが高いのか。
[打ち所が悪かったか意味不明な一言を口走る。
本人はまったく無傷である]
─『魂の檻』─
……うわー。
なんか、騒いでるのがいる。
[何やら上がり始めた怒声にぽつり]
っていうか、元気だなあ……。
[論点が違います]
―『魂の檻』―
[カルロスを吹き飛ばした後は球体もまた反対側へと弾け飛び]
[今度は剣を振り回し喚いている人物の背中へとどーん]
[黒い球体に吹き飛ばされて起き上がるカルロス。見事に表の空気無視であるなぁとは少しぐらいは思ったが]
ですねぇ〜。元気さがありあまってるようです
[エリカの言葉に同意しつつ、トランプが周囲に漂う。
傍観する気満々である]
─『魂の檻』─
有り余るのも、どうか、だよねぇ。
ここで騒いだって、『ここにいる』って、結果が全てなんだし。
[妙にしみじみと頷く。
痛みは鎮まっても動けるほどの余力はなく。
やっぱり様子見継続中]
あ、ぶつかった。
『僕を認めない人間なんてみんな死ギャーーーーーッッ!!?』
[喋っている途中で、後ろから漆黒の球体に追突されて、また勢いよく空中に飛んでいった。
絶対の防御力に慢心しているせいか、注意力が低いようです。
まあ、実は白銀の鎧の中は子供なんで、色々とアレなだけなのですが]
ええ、ですよねぇ〜。
ここにいること事態が単純にて残酷なほどわかりやすい答えですのにねぇ〜
[こちらもこちらで、しみじみと。]
ふっとびましたね
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