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[ディーノの真摯な返事には安心したように、わん、と応えた。感謝はしているけれど、縛られたくないのも本当だ。
そしてランディが酒を注ぎながら話しかけてきた言葉。
……過去に何があっても。
昨日までのことを思い返したのだろうか、ふとその眼差しは遠くなる。
しかしそれにしても、真剣に自分に話しかけてくる村人の多さに。
この村の人間の頭は大丈夫なんだろうか、と些か心配になった。]
ランディもおやすみ。
…大丈夫なんかな、あれ。
[結構出来上がっている様子に苦笑して]
ちょっと手貸してくるわ。
蒸留酒はまた後でね。
[ランディの傍へ近寄ると]
ほら、足元!
まったく弱いくせに好きなんだから。
[その手を取って支えようとした]
[芸を見れなかったことを少し残念に思いながらも食事を終え]
ま、やりたくねーもんは仕方ないか。
そういう道楽は好きなんだけどな。
じゃー飯も食べ終わったし、俺は失礼するよ。また今度。
[みんなに軽く挨拶すると、
マスターに美味かったぜと一言声をかけて*部屋に戻っていった*]
…ぅっ、つめてっ!
[ぺたりと膏薬貼られて、思わずビクッと。]
んな事いってもなぁ…親父の奴が…
[以下ぶつくさ愚痴愚痴いいっぱなし。]
[愛称か、というディーノの言葉にあ、と短く声を上げ]
あ、ボク、いつもそう呼んでるから、つい。
ちゃんとした名前、滅多に呼ばないからなぁ。
[それから、タイミングを外した、と言う言葉に、くすり、と笑って]
ちょっと意外?
てきぱきしてて、そういう事と無縁っぽいなって思ってたんだけど。
〔フランの手助けをやんわりと断りつつ〕
だーいじょうぶだってぇ!
昨日もちゃんと帰ったしよぉ。はっはっは!
〔フランの両肩に手を置き向き合う〕
明日、店に行くから、な!
ありがとよ!おやすみ!
〔なんとなく右寄りに進みつつも、宿を後にした〕
パトラッシュがやらない代わりに僕がやろうか?
手品もジャグリングも出来るよ。
今度見せてあげるね。
[手品はさっき見せたか、と小さく笑い。2階へ向かうカルロスに、お休み、と声をかけて見送る]
ちゃんとした名前はフランから聞いたから大丈夫。
そうやって愛称で呼ぶってことはかなり親しいってことだよね。
[エリカの言葉ににこりと微笑んで]
そんなに意外?
だって僕完璧な人間って訳じゃないもん。
失敗なんてざらだよ〜。
ランディさんも、お休みなさ……。
[言いかけて、そのふらつきぶりに、ちょっと唖然と]
……無理しない方がいいですよー?
[二日酔いの薬を処方する位ならいつもの事だが、転んで怪我となると色々と大掛かりだから……とか考えたのは心の奥底]
冷たくて当然、熱を取るのが目的なんだから。
[レッグの声にはさらり、とこう返し。
続く愚痴には、やや呆れたように息を吐いた]
本当にー?
[右寄りに歩くランディを呆れたように見ながら]
ま、いっか。
平気だというんだから平気なんでしょ。
[肩を竦めて店内に戻り]
ああ、飲むよ。
[どうするんだとマスターに聞かれれば]
[慌ててグラスに手を伸ばした]
うん?
ああ、そうだね。
家に着く前に潰れてないかだけ後で見ておこうかな。
[本人が知れば怒るのだろうが]
[エリカの心配そうな言葉に笑って言った]
親しい……っていうか、うん。
年齢も近いし、幼馴染みたいなものだし?
[ディーノの言葉に、やや、首を傾げつつこう返し]
んと、見た目の印象、かな?
でも、失敗しない人なんて、いないもんね。
御師様とか、薬作りは完璧でも、それ以外は結構失敗多いし。
幼馴染かぁ、良いねそう言うの。
[少し羨ましそうにその返答を聞いて]
見た目?
そんなにしっかりしてるように見えるかな。
今日だってトパーズを見に行くのをすっかり忘れてたってのに。
[明日こそは、と漏らしつつ浮かぶのは苦笑い]
そう、完璧に見えてもどこか綻びがあるもの。
エリカのお師匠さんは一つに特化されちゃってるんだねぇ。
僕もそんなものかも。
[手先の技術、手品とジャグリングに関しては自信はある。それ以外となると…微妙なところだった]
あ、ようやく声かけてくれた。
さっきから何度か声かけてたのに反応してくれないんだもん。
[にこりとレッグに笑みを浮かべて]
僕はディーノ。
しばらくここに滞在することにした手品師だよ。
これ、お近づきの印に。
[帽子にハンカチを被せて3つ数える。先程と同じアルストロメリアを取り出すとレッグへを渡した]
うん、お願いしますね、フランさん。
転んで、手とか怪我したら、お仕事にも差し障るだろうし……。
[フランの言葉に一つ、頷いて。
怪我をしていても、発見が早ければ……とかいう考えがあるのは表には出さないが]
年齢の近い子は、大抵幼馴染みたいな感じかなぁ。
[そんなに大きな村でもないし、と、ディーノに答えて]
何となくそう思っただけ……なんだけど。
あんなに楽しみにしてたのに、行くの忘れちゃうとか、確かにうっかりさんかも。
[くすり、と浮かべるのは悪戯っぽい笑み]
御師様、ずっと、薬作りだけ続けてたって言ってたから……特化してる、のかな?
[ほんと、それ以外には不器用だけど、と言った所で、ふと、思い出す]
……あ、いけない。さすがに二晩続けて無断外泊したら、タイヘンかも……。
…ふーん、手品師ねぇ。
[興味なさげに反応するも、目の前で手品を見せられて目を丸くする。]
…おぉぉ!!??
すげー!!!すげーっ!!!
今の何!?どうやったの!!??
[しばらく、当てもなく適当に歩き続けて、気がつけば、キレイに狩られた芝生のある丘の上。
その上で、腰を下ろし、そして、周りをキョロキョロと見渡して、誰もいないことを確認すると、帽子と手袋を脱いで、芝生の上に寝転んだ。
視線の先。
遠い遠い空には、まん丸に輝く月。
なんとはなしに、手を空へと高々と伸ばした。
今なら、月がこの手で掴めそうで。
―――当然の如く、掴んだのはそこにある空気だけ。
それでもシャロンは、顔をほころばせて笑った]
いい・・・夜。
[風がフワリとシャロンの体を包んだ]
じゃあ皆幼馴染みたいなもんなんだけ。
[頭に浮かぶのは仲の良さげなフランやリディアの姿。そう言う存在が居るのが羨ましいと思いつつも言葉には出さず]
でしょ?
たまにあるんだこれが。
薬作りだけ続けてた、かぁ。
特化してるんだと思うよ、それ。
あれ、昨日あの後無断外泊しちゃったの?
二連続でそれは拙そうだね…。
[帰った方が良いかも、と僅かに首を傾げて]
[手品を見て驚くレッグに笑みを向けて。人差し指を唇に当てる]
それはひ・み・つ♪
タネを明かしちゃったら僕はお仕事が出来なくなっちゃうよ。
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