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[近付くと音は更に激しくなる。何かが居るのは確実。しかし何が?
更には今まで聞こえなかった鳴き声まで聞こえてくる]
うーん、もしかして犬?
[予想をつけ、躊躇いも無く扉を開けた]
……ふぇ?
[声をかけられ、はっとしたようにそちらを振り返り]
あ、フランさん。
[こんばんは、と言いつつ、ぺこりと一礼して]
え、えと……なんでもないですよ?
ちょっと、御師様に怒られちゃっただけで。
わわ!
[開けた瞬間に飛び込まれて少し仰け反る。その場で大人しく座ってでも居るかと思ったが、扉を擦っている以上それは甘い考えだったようだ]
びっくりしたー。
どうしたんだい、君。
ここに入らなきゃいけない理由でもあるの?
[扉を閉めてから入り込んだ犬の傍にしゃがみ込んで声をかける。首を傾げて犬の顔を覗き込んだ]
[問答無用。
汚らしい格好が1日経って更に酷くなったのか、その姿を見た宿の主人が顔を顰めるが、そんなもん気にするわけもない。
安心したように定位置に座り……こもうとして、カウンターから漂う美味しそうな匂いに気づく。
ぼーっと魅せられたようにそちらを見つめて。
傍らにしゃがみこんだ青年の声も聞こえていないようだ。]
何か……って言われても。
[ちょっと困ったように眉を寄せて]
宿で、旅の人とか、あと、リディアと話してたら遅くなっちゃったから、そのまま泊まっただけなんですよぉ?
[若い娘の無断外泊が問題、という認識はないらしい]
おーい、聞いてる?
…と言っても犬じゃ返事しないか。
…ん?
[覗き込んだ拍子に首元のぼろぼろになったプレートが目に入る]
『Pa…tra…sche』?
君パトラッシュって言うんだね。
僕はディーノって言うんだよ。
[相手は聞いていないかもしれないが、自己紹介は怠り無くし。その視線の先を追いそれが自分の食事だと気付くと、一度カウンターに戻りチーズの皿を持ってくる]
もしかしてお腹空いてる?
一緒に食べるかい?
[ぴらり、とチーズを一枚パトラッシュの前に垂らしてみた]
あー、なるほどね。
…あの人も相変わらず過保護というか何というか。
[クスクスと笑いながら]
リディちゃんの方が先に着いてたのね、やっぱり。
積もる話の一つや二つ、乙女にはあるものよね。
[エリカを促して再び歩き始める]
まあ、そんなにしょげてないで。
エリカちゃんへのお届けものもあるから後で持って行くわ。
宿でご飯食べるの?
[目の前にチーズを差し出されれば、夢中で食いついて。
はぐはぐあぐあぐとあっという間に胃の中に収めてしまった。
そして視線を初めて青年の顔に向け、期待に満ち満ちた瞳で見上げる。尻尾を千切れんばかりに振って。]
ほんと、過保護ですよねっ。
[妙に勢い込んだ言葉に黒猫が呆れたような声を上げるが、それは黙殺して]
うん、久しぶりだし、外の話も聞きたかったから。
[ふわ、と笑って、促されるまま歩き出す]
……ボクに、届け物?
[その言葉には、僅かに戸惑うものの。
続いた問いには、はい、と頷いて]
今日は、宿で御飯食べる事にしたんです。
旅の人がたくさん来てるから、色々と話も聞きたくて
[期待されているような眼差し]
えー、もっと?
でもチーズだけじゃお腹膨れないよねぇ…。
[うーん、と少し考えて。皿に少し残るチーズをカウンターに置き、主人に声をかけた]
ねぇマスター。
何か肉料理お願い。
[その注文に主人は顔を顰めたままパトラッシュを一瞥する。その表情は犬に食わす料理は無いと言いたいようだ]
ねーそこを何とか!
あのままじゃ可哀想だよ。
[お願いっ!と両手を合わせて頭を下げる。その様子に主人は大きく溜息を吐き。料金はお前持ち、何かあったらお前の責任な、と告げた]
え……。
…うん、分かった。
責任は持つよ。
[頷く様子を確認すると、主人は厨房へと姿を消す。しばらくすれば手羽先のローストが運ばれて来るだろうか]
ありがと!
[満面の笑みで主人に礼を言うとその皿を持ちパトラッシュの前へ置く]
さ、お食べ。
そう、石頭のお師匠様から頼まれてた品がね。
[クスリと笑う]
[それから軽く肩を竦めて]
旅人がそんなに来てるの?
珍しいこともあるのね。
[頷きには頷きを返しながら]
わかった、じゃあ宿の方に届けるわ。
でもまずは荷物片付けてきちゃう。
また後でね!
[宿の少し手前で手を振って]
[自分は雑貨屋の方へと戻っていった]
御師様が……?
[予想外の言葉に不思議そうな声を上げて、また瞬き一つ。
なんだろうな、と思いながら、また後で、という言葉にはい、と返して、雑貨屋へと戻るフランを見送る]
さてと……。
いこっか、リエータ。
[腕の中の黒猫に声をかけ、宿屋の中へと]
[ぱぁっと顔が輝いたろうか。
尻尾を嬉しそうに振りながら、差し出された御馳走に無我夢中でかぶりついた。
その食べるスピードたるや凄まじく、見る見るうちに皿の上の手羽先は無くなった。
残った皿すら食い尽くす勢いでぺろぺろとなめ、すっかりきれいに平らげて。
食べる様子を覗き込んでいた青年に、わぅん! と一声鳴いてその頬をなめる。尻尾はばたばたと振られて]
─宿屋・1階─
……わ。
[宿の中に入って最初に目に入ったのは、嬉しくて仕方ない、と言わんばかりの犬の姿で]
昨日の犬……ここで飼うの?
[僅かに首を傾げつつ問えば、主人からは渋い顔で否定の言葉を返された]
まあ、そうだよね。
飼うつもりだったら、食べさせるより先にキレイにしてあげてるだろうし。
[でも、ちゃんと洗ってあげたらキレイじゃないかな、などと呟きつつ。
黒猫を下ろして、カウンター席にちょこん、と腰掛ける]
[皿の料理が消費されていくスピードにただただ驚いて]
っはは、そんなに急がなくても誰も取らないよ。
[クスクスと可笑しそうに笑う。食べ終えたパトラッシュがそのまま自分の頬を舐めてきて擽ったそうな笑みを浮かべた]
わっ、くすぐったい。
満足した?
今日はこれでお終い。
また明日頼んであげるね。
[尻尾を振り嬉しそうなパトラッシュの頭を撫でて。その毛の汚れ具合にふと思案する]
うーん…随分汚れちゃってるなぁ。
折角綺麗そうな毛の色してるのに。
洗ったげようか?
[パトラッシュを覗き込んだまま首を傾げ訊ねてみた]
[パトラッシュの傍でしゃがみ込んでいると人が入ってくる気配がして。その体勢のまま首を巡らす]
あ、エリカこんばんは。
ここよく来るの?
[にこり、笑みを浮かべて挨拶と共に疑問を投げかける]
―雑貨屋―
あれとこれと…よしオッケイ。
[一通り片付け終えれば満足そうに頷いて]
リディちゃんも来るだろうから、こっちも持ってと。
後は明日でいいわよね。
[袋一つ分の荷物を手に酒場へと向かった]
こんばんはっ。
うん、御飯作りたくない時とか。
そういう時は、御師様の分だけ用意して、自分はこっちですませちゃうんだ。
[投げかけられた挨拶と問いに、にこ、と笑いながらこう返して]
何ていうか、その子、すごく懐いてるんですねー?
[嬉しくて仕方ない、という犬の様子に、こんな問いを投げかける]
[パトラッシュの力強い声に笑みを浮かべて]
よし、そうと決まれば。
マスター、外の水場貸してね!
ちゃんと後片付けもするから!
[出来れば石鹸もー、と強請ってみる。交渉の結果、ついでに洗い物をすることを条件に貸してもらえることに]
それじゃ洗いに行こうか、パトラッシュ。
[立ち上がり宿屋の扉を開ける。その状態でエリカに振り返り]
あはは、そうなんだ。
この子お腹空いてたみたいでさー。
ご飯あげたら懐かれちゃったみたい。
ちょっと洗ってくるね!
[また後で、と手を振るとパトラッシュを連れて外の水場へ]
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