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[視線の先には二人の先輩。
先ほどの影はこのどちらかだったのかと納得しつつ。
そのままフユの指差す先に視線が向いた]
ゆ、幽霊?
[白く浮き上がったシャツだけがクッキリと見えて。
少し声が震えた]
……ん……なに、今の声……。
[ふわあ、と欠伸をしつつ、とぼけた声を上げ、数度頭を振る。
数度、瞬いて視界をはっきりさせ、下を見やれば人影が複数見え]
……あれ……何か、ありましたぁ……?
[自分に驚かれた、とは、寝起きであるのを差し引いても思い至ってはいないらしい]
…なんか、仕組まれたように外に集まる皆が怖いんだぜ(笑)
何でそう都合よく会するんだとか。
…ハッ、まさか運命の赤い糸がこの中n(ry
というか、わざわざ固まってると
別のところに行きたくなる、ひねくれた俺。
[給湯室に入り、勝手知ったる様子で冷凍庫から
シャーベットを取り出して、器に盛り付けて。
ふっと、窓から、外を見る。
窓の向こう、ずっと、遠くに。
今は花のついていない、大樹の影が映った]
………なんだかなー。
[ぽつ、と洩らした言葉は、何に対してのものとも知れず。
器を抱えて、自室に戻るでも共有スペースに行くでもなく、
寮の外に出ると、壁に凭れて座り込んだ。
風は、中にいるよりも涼しくて、気持ちいい。
桜の周囲での喧騒にも気づかずに、夜空を見上げる]
[いきなり大声を上げるウミにポカーンと目を開くが]
ええ? 上ですか? ……ああ
[見上げてみると、暗がりに映える白。そしてそれを着てるのは]
幽霊の 正体見たり 枯れ尾花 ……ってとこですか
[悲鳴を上げる二人にはぁ、とひとつため息をつくと]
しょうがないな
[そう呟き、背中に背負っていた弓を手に取り、矢を番え]
ってことで、降りてくること
[──容赦なく頭上のマコトの居る枝の根元を射抜く]
は、はい…って、え?
[聞こえてきた声に緊張して、怯えた表情でフユの声に答えるも。
ウミの言葉に目を瞬いてもう一度上を見る。
そこにいる人影には、ちゃんと足があった]
……ん?
あれ……あー……もしかして?
[俺、勘違いされた? と。ようやくそこに考えが到達したらしい。
ふる、とまた頭を振って、幹から身体を離す。
心地よい風の感触に、名残惜しそうに目を細めた、その矢先]
……って、ちょっ!
[風切る音と共に飛来した物に、上ずった声を上げつつ、身軽に下へと飛び降りる]
いきなり狙うってないだろ、っとにもう!
……。
ウミ、当たったら本当に幽霊になるから。
[額に手をあて首を振る。]
[ぶつぶつと小声で呟いた。]
ったく……
これじゃとんだ恥晒し……
―自室―
うーっし、俺の勝ち!…って事で今度ジュース一本奢りだかんなー。
…って、まだ文句言ってんのかよ…諦めろ、慎。
[ぽちん。
軽くスイッチを押すと同時に、画面がブラックアウトする。
ぬあー!とか、お前卑怯!とか負け惜しみをブツブツと零す友人に
約束は約束、とケラケラ笑いながら軽く肩を叩く。]
っつーか別にズルくねーし!
空中ハメ技とか基本だろ、慎が弱いだけだっつーの。
あれはバースト掛けたら一発だし。
[プラスチックケースの山に、ゲームソフトを放り投げて。
他愛も無い話しているうち、ふと時計を見やって慌てたように
「今から遊びに行く」、という相手に思わず瞬いた。]
…は、今から?どう帰ってくんの。
「隣街までいってくっから、
友達んトコ泊めてもらって朝には戻ってくるって。」
[だからお前の部屋のベランダ、このまま空けといて。
そう真顔でのたまう相手に、やっだイケナイ子!とか冗談交じりに
言葉を返しながら、二つ返事で了承を返す。
返事を聞けば、さも時間が惜しいかの様に
慌ててベランダから雨どい伝いに軽く飛び降りて駆けて行った。
態々危険なルートを取らなくても、とも思うが寮玄関から出たところで
止められるのは目に見えるからあえて制止もしない。]
[そして……
その日、彼女は部活が終わって、気がついたらあたりは暗くなっていました。
おいていかれたと慌てて校舎をでてゆきます。
まんまるの月は静かに、空にすこし緋く輝いていました。
そう、今は春。
桜は綺麗にさいています。
まるで月をうつしたような薄紅はひらひらと落ちています。
すこし怖くなった彼女は急いでそこを通り抜けようとしました。]
[飛び降りてきた影を改めて見れば、それは知っている人物で]
各務先輩だったんですか。
すみません、少々驚いてしまって。
[目を逸らしながら小さく頭を下げる。
それから小声で呟くように]
会長が伝説とか言ってたから、変な想像しちゃった…。
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