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[だからこそ、アントニオが何を口にするのか? という事に強く興味が引かれると同時に大きな不安が浮かび上がってくるのだ]
「ミハエル」
は、はい!
[その時、ようやくアントニオが重い口を開いた。思わず...は背筋を正して声を若干裏返しつつ返事をした]
「……お前に行って欲しいところがある」
行って欲しい場所?
「ああ。領地内の町で起きている連続殺人事件は知っているだろう?」
はい。詳細な部分までは知りませんがもうかなりの数の人々が犠牲になっているとか。
[...の回答にアントニオは深々と頷くと]
「そこで町の警護を担当している自警団のギュンターと連携を行い、事件解決に尽力してもらいたいのだ」
それは構いませんが、そういう内容であれば、兄上が適任では? 私と違って武に優れておりますし……。
「あれには領地境で起きている隣国との小競り合いの調停に向かわせる予定でな。後はミハエル、お前とフランしかいないのだ」
[フランというのは妹の名である。
確かに兄が不在になるのであれば、殺人事件の捜査という危険な仕事は自分が行くべきだろう。
だが……と思う。
小競り合いで調停であるのなら、それこそ自分が適任であるにも関わらず、兄を領地境に派遣するのはおかしくはないだろうか。それとも何か裏でもあるのでは……?
そう考えて...は首を振った。
あの父が考えて決めたのだ。恐らく兄でなければならない状況なのだろう。
そう強引に心に思い込んでから、...はアントニオに了承の意を示すと、準備のために執務室を退室した]
[そんな次男の様子を最後まで寡黙気味に見つめ、ドアが閉まると同時にアントニオは大きな溜息をついた。
そして机の中にしまい込んでいた封書を取り出すと、中身の手紙を取り出し、もう何度目かになるかわからないず、すでに覚えてしまった内容を読み直した。
――ご子息ミハエル=エンバーミング卿に殺人犯の疑いあり。
そう切り出された手紙を読み終えると、これまた何度目になるかわからない溜息に苦悩を滲ませた。
これが、ミハエルが問題の町に到着する五日前の出来事である]
[扉の開き入ってきた妙齢の女性とカラスのはばたく動きを見て]
……お前も被疑者なのか?
[なんてあるはずもないとわかりきっていながらカラスに話しかけている]
[そのまま進んでいくと広間へ]
[はばたく鳥の姿に、思わず立ち止まる]
[広間にいる人と目が合うと軽く会釈をする]
[鳥と話している傭兵を怪訝そうに見つめる]
あの・・・自衛団の方に呼ばれて来ました、ノーラです。
よろしく、でいいのかしら。
[簡単に挨拶をすませると部屋の中を見回している]
[話しかけられたカラスは違うよ、と言いたげに首を傾げた後、キッチンの方を振り返る]
ん……大分、賑やかになってきたよーで……。
[一方のキッチンでは、シチューの仕上げにかかりつつ、こんな呟きが零れていた]
……ほんっとに……なに考えてんだ、あのじーさんは。
ああ、さーむいさむい!
薄い手袋じゃ商売道具が凍っちゃうじゃない。
[背中には着替え一式と粘土のつつみを背負い、
両手に布で覆ったろくろを抱えては、よろよろとしか歩けない。
力強く雪に足跡をつけながら、彼女は集会所へと戻ってきた。]
……あら、また人が増えたのかしら?
[集会所に増えた人の気配に、いやなことね、と一人ごちて。
雪につつまれたブーツで、どんどん、と軽く扉を蹴った。]
アマンダよ!
誰か、あけてくれないかしら?
両手ふさがっててノブを握れないの。
[人が来たことよりもなんでここにカラスが?という純粋な疑問を抱いていたが、カラスに聞いてもわかるはずはやはりないまま、首を傾げてるカラスを眺めていたが]
…マテウス、旅のものだ。同じように自衛団から呼ばれてきたんだが…よろしく…でいいのかね
[どうよろしくかわからないままに、ノーラに挨拶を返して]
俺はまだ来て間もないんだが、村の人…であってるか?
[雪景色というものは、綺麗なものだ。
観る分には。けれど]
長時間その中にいると地獄だよねー……。
[うっかり見惚れて、この機会にと、歩き回った僕が悪かった。防寒対策も、甘く見ていた。
それらしき建物を見つけ、走るには至らないが、気持ち早足で目指す]
[外から聞こえた声に反応して、剣呑な気配がないため気楽に歩き、ノブを手にとってぎぃぃと音を立ててあける]
ここの主じゃないが、どうぞ。
[素っ気無くそれだけいって軽く入るように促す。その後ろには青年の姿も見えていた]
[扉へと近づく気配に、ひゅう、と口笛ひとつ。
開けてくれた現れた見ない顔に、口角を上げたまま首をかしげる。もともとおおぶりな口が、もっと大きく見えた。]
ありがと、お兄さん。後ろの少年も。
アマンダ・モレルよ。どうぞよろしく。
あたしもここの主じゃないわ。
[会釈をすると、大男を避けてのっしのっし、ろくろを運ぶ。
広間の大机に荷物を下ろして一息、ため息をついた。]
ああ、腰が……あいたたたた。
[とんとん、と腰を叩く様は、おばあちゃんのよう。]
(……誰だっけ)
[見覚えは、あるような、ないような。
村の人だとは思う]
すみません、
集会所ってここで合ってます?
[ふと足下を見ると、幾つもある足跡の中に、一際豪快なものが残されていた]
[傭兵に挨拶を返されて]
ええ、村の外れに住んでるの。
何かの事件で、少し話を聞きたいからって言われてきたんだけど。
・・・長引くのかしらね。
[扉を叩く音が聞こえる][扉の方へと首を向け]
[傭兵が扉を開けるのを眺めている]
[扉の向こうから声が聞こえる][入ってきた人に目を向けた]
[カラスは首を傾げたまま、見慣れぬ男の動きをじい、と見つめ。
入ってきたアマンダの姿にばさり、と一つ羽ばたいた]
……あー……。
[その相棒はといえば、聞こえた声にため息、一つ]
るっさいのが来た……。
[ぽつり、と呟きつつ、味を調えた鍋に蓋をして、広間の方へと]
[とんとん、と叩いていた腰を伸ばし、
両腕をぐるぐると回しながら、少年の質問に答える。]
ええそうよ。ここが集会所。
少年も、そこの紳士も、「被疑者」ってところかしら。
……そういうあたしも、まさに「被疑者」。
なんの被疑者かもよくわかってないんだけどね。
[雪に着いた足跡を覗いているのを見て明るく笑う。
くん、と鼻をうごめかした。]
い〜〜匂いがするわね。カレーかしら?
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