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[一体どんな形で連れてこられたんだ、こいつ、などと考えつつ。
様、呼びには一瞬だけ渋い顔をするが、多分突っ込んでも無駄だろう、と思って何も言わず]
……広間は、そっちの奥。
ただ、茶淹れたりする設備はなかったな。
[奥の方を指し示しつつ、言って。
上から降ってきた声にそちらを見やり]
……お?
[そこに立つ少女の姿に、短く声を上げた]
え、あ。
は、初めまして。
[丁寧な挨拶にこちらも深く頭を下げて]
オトフリート=ゲルルと申します──ぁれ?
[目の前には女中──メイドの姿。
自分以外にも世話する者が居たのかと目を瞬かせた。
その後ろから現れる少女に気付くと、同じように頭を下げ名を告げる]
[アーベルを、睨むようにじっと見て]
あれ、どっかで見たことあるよーな…?
[指で眉間を揉みながら、記憶を探っていると、オトフリートの間抜け(失礼)な声がきこえて]
…あれ?
キミ…オトフリートさん、も、ボク知ってるっけ?
[首を傾けた]
[見詰め合っている間を縫って、一回の床に降り立った。
三人をそれぞれ、順に見て、]
……お知り合いですか?
そういう集まりなのかな。
[オトフリートと名乗った、長い髪の男性を見やり、呟いた。
女中姿のユーディットと並ぶと、まるで上流階級の屋敷を訪れたかのような、錯覚に陥る。]
あ、ああ、そちらでしたか。
すみません、まだ屋敷の確認をしておりませんもので。
[青年──アーベルの言葉に申し訳無さそうにぺこぺこ頭を下げて。
続く言葉にははた、と動きを止める]
え、無いのですか?
それじゃあお持て成しが出来ないじゃないですか…!
[告げられた事実に更におろおろ。
そんな中でメイド──ユーディットに声をかけられ]
あ、いえ。
私以外にもお客様を持て成す方がいらっしゃったのかと思いまして。
私、執事の仕事をしております。
[それらしい立ち振る舞いで再び頭を下げる。
……どうも頼りなさげではあるが]
お。よ。
[続けてやって来たブリジットに、ひらり、と右手を振り。
睨むようにこちらを見るユーディットに、やや、わざとらしく首を傾げて見せる。
こちらは、記憶を辿るまでもなく相手が誰か、察したらしい]
[少女──ブリジットの言葉には]
いえ、私は皆様初対面でして。
何かの集まりなのかどうかはさっぱり。
私は仕事として呼ばれた……のだと思います。
[少しずつ不安が出てきたのか、語尾が弱い]
……そっちの部屋。
[オトフリートの様子に、調子狂うな、などと思いながら、今度はモニタールームの方を示して]
そこの端末で、ここの見取り図とか見れたぜ。
[見て覚えられるかどうかはまた、別問題かも知れないが、それこそ知る由もない事で]
だから、その手は全部個人用になってるらしいんだって。
なんで、とか、俺に聞かれても困るが。
[むしろ、答えられる方が珍しいかも、とか思いつつ]
……針と糸?
[ブリジットの問いに、さすがにきょとり、と瞬き一つ]
仕事……。
[「ここに来た」とだけ言ったユーディットとは、どうも異なるらしい。
自信無さげに見えるオトフリートを、暫く、不躾とも言える様子で眺めていたが、]
ああ、スカートが破けてしまいまして。
[鸚鵡返しに言うアーベルへと視線を移して、裾を軽く引いて見せる。
下はタイツとは言え、はしたないと思ったか、示すのみ。
破けたにしては、すっぱりと切れているのは見て取れるが。]
[アーベルに示された先を見て部屋を確認し]
え、あ、そうなのですか?
見取り図があるんですね、それなら何とか…。
[きっと覚えきれないだろうが]
個人用、ですか…。
何だか私の存在意義が無いように思えてきました…。
[かくっと項垂れる。続いてブリジットの声が聞こえれば]
あ、携帯用のソーイングセットでよろしければ…。
[懐から取り出そうとして]
《ばらばらばらばらばら》
あああああああ!
すすすすみませんっ!!
[蓋が開いていたようで待ち針やら何やらが床に落下。
慌てて拾おうと床にしゃがみ込む]
[うーん、と眉間を揉みつつ、いまいちアーベルを見た記憶が思い出せずに唸る。
オトフリートの言葉には]
執事?
ああ、ボクメイドだけどご主人様にしか仕えないからここのメイドじゃないよ?
[ブリジットの言葉には、首を傾けて手元を見て]
針と糸、あるよぉ。
でも、糸は黒と白しかないけど…って、あ。
[オトフリートがばら撒いたソーイングセットを見つめた。]
破けた?
[なんだそりゃ、と思いつつ。
示された場所が場所なので、視線は一瞬向けるに止めてすぐに逸らす。
破けた、という表現とはややかけ離れたそれに、僅かに蒼が細められたのに、気づいた者はあったか否か]
……そりゃまた、災難で。
ま、生憎と裁縫道具の持ち合わせはねーからなぁ。
[どっかに置いてないもんかね、と。
軽く言いつつ、首を傾げる]
存在意義って、そこまでのもんかよ。
[かくり、と項垂れる様子に呆れたように突っ込みつつ。
ばらばらと零れ落ちるソーイングセットに、前髪をかき上げつつ、あーあ、と息を吐く。
例え執事として呼ばれたのだとしても、これで役に立つんかい、と。
その瞬間、素で考えていたとかなんとか]
[唸るユーディットの様子には気づいていても、ここで話す事でもないから、と、今は言わず。
それでも、右手は、糸が彼女から見える位置をキープしているが]
[慌てて針や糸を拾うも]
あいたっ!!
[拾うたびに針に指を刺している。その痛みに悩まされながらもユーディットに]
え、と。
他に主様がいらっしゃって、その主様はこの屋敷の方ではないと言うことでしょうか。
[確認するように言葉を紡ぐ。
その間にも指に針を刺していたりするのだが]
[確か、クラスメイトの家――学校に通う者は、総じて裕福な場合が多い――にいたと思ったが。こうしているということは、解雇されたのか。失礼な納得をしながら、拾うのに苦戦しているのを認め、しゃがみ込んで、]
慌てると、余計に危ないですよ?
血、出てません?
[問いかけながら、こちらは危なげなく拾う。]
そうそう、災難ですよねえ。
[アーベルを見上げて、表情を崩した。
口調は変わらず、のんびりとマイペースだ。]
どうにも外は、危ないみたいです。
犬に吼えられましたから。
[嘘は吐いていない。]
はひ?
[涙目になりながら針を刺した指を咥えつつ視線はブリジットへ。
聞こえたのは執事の部分だけのようだが]
えーと……どこかでお会いしたことありましたでしょうか…?
[思い出せないようだ。
アーベルからの突込みには]
だって仕事のために呼ばれたはずなのに、するべき仕事が無いのでしたら、私は何のために呼ばれたのかと言うことに…。
[未だ眉間を揉んでいたが、アーベルの手首に糸を見つけるとぱっと目を開いて]
あーーー!!思い出したぁ!
…あ、いや何でもないっ。
[思わず指をさして少し大きな声を出す。
が、すぐにその指を背中に隠すように後ろに回してふるりと首を振る。
オトフリートの言葉に、再び視線を向けると]
うん、そーだよぉ。
ボクのご主人様は、ボクだけのご主人様で、ご主人様のメイドはボクだけだからぁ。あは。
[しまりのない笑顔を向け、足元にキラリと光った針をかがんで拾い、はい、と差し出した。]
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