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[それは「学校の体育」レベルのもので、実戦とは到底結び付かない動き。
ある程度身体を温めれば、それで満足してしまい、外にも関わらず、携帯端末片手に読書――もとい、勉強という、*器用な真似をするのだろう。*]
[外に出ようとしたところで、昨日広間で見た姿を見留めて
はたりと立ち止まった]
――こんにち、は?
[ストレッチをする様子を興味深そうに見ながら]
[ゆっくり歩いていたが、そのうち早足になり、それも暫くすると跳躍へと変わる。
とん、とん、と体を一度飛ぶ度に屈めつつ、左右へと飛んで進む。
息が上がらないギリギリのラインで、跳躍を続けながらどんどん東の奥へと進んでいた。
湿度が高く、踏んだシダ植物の葉が後ろで揺れた。]
べたべたする…。
[息は上がっていないが、額にはうっすらと汗が浮き始めた。]
[挨拶の後、幾らか言葉を交わしただろうか。
彼女が持っている物は何だろう、と会話中もちらちらと
携帯端末とやらを興味津々といった様子で眺めていたけれど。
やがて彼女が勉強に戻るようであれば、お邪魔してはいけないと
ぺこり一礼をしてその場から離れた]
――どっち、行こうかな。
[片足立ちで目を瞑り、翼を持ち上げる
1:北部 2:東部 3:南部 4:西部 5:上空 6:やり直し]
えい――っ。
{3}
[湿った土は、その内側に含む水分を進めば進むほど増やして、柔らかい土へとなっていった。
大きな岩から岩へ、相変わらず深い屈伸をしながら飛びうつる。
キラリ、進む先に光を反射するものが見え、少しだけ進むスピードを上げた。
シダ植物やコケが生える中、湖が姿を現した。]
うぁ、キレイですねぇ。
[間抜けな声を上げる。
ぱしゃり、湖から跳ねるような音がした。
魚かな、などと思いながら湖を覗き込むと]
[くるりと回り、両足を着けたところで目を開ける。
向いている方角は南]
こっち――。
[ふわ、と大きく翼を広げて数歩の助走。
思い切り地を蹴った足は宙へと飛び立った]
ん――と、と。
[飛ぶのは久しぶりなのか、ふらふらとバランスを崩しながら
徐々に安定した羽ばたきを取り戻しつつ、南へ]
―→中央部と南部の境目・廃墟ビルの上―
ふわ、わわっ!
[上がる水柱に、飛び退る。
が、降りた岩にびっしりと生えていた苔に足を滑らせてバランスを崩す。
尻餅をつきながら水柱を見上げると、中から大きな蒼いぬるりとした皮が姿を現した。]
…烏賊って、ボク海の生き物だと思ってたなぁ…。
[巨大烏賊は、威嚇するかのように大きな咆哮を上げた。]
[南へ進むにつれて体感温度が上がっているような気がして、
少女は些か困惑していた。
難しい顔で降り立ったとある廃墟の上から目的の方向を見渡せば
そこには延々と広がる砂地が見えて]
――暑いの、嫌。
こっちは、嫌。
[あっさりと方向転換。
右手を見れば湖と湿地、左手を見れば緑地帯が見えただろうか。
どちらが涼しそうか、と言えばきっと水のある方だと
単純な彼女は答えることだろう――湿気の蒸し暑さも知らず]
[背中の銃に手を回そうとしたけれど、少しだけ考えて]
ね、少し追いかけっこしよっか。
ボクさ、体を動かしにきたんだ。
[烏賊を見上げてにっこり笑うと、背中の銃を手に持って斜めに烏賊の足元へと黒い光を閃かせた。
ぬるりとした皮に筋が入り、白い血のような体液がじわりと出てきて巨大烏賊がもう一度咆哮した。]
怒った?
怒っちゃった?
あっはははははは、こっち、だよーっ。
[楽しそうに声をあげて笑いながら、跳躍する。
巨大烏賊は轟音を上げながら追いかけて来るのを、楽しそうにひょいひょい避けながら、南西へと走り出した。]
[巨大烏賊と追い駆けっこが繰り広げられているとは露知らず、
『水遊びしたいなぁ』などと暢気な事を考えながら]
――?
[けれど、北東から何やら地響きにも似た音が聞こえるのに
はたりと中空で立ち止まり――もといホバリングしながら]
な、に――?
やっぱりあんまり足は速くないねぇ。
見た目通り、かなぁ。
あははははは、こっちだよー。
[巨大烏賊が追いかけながらその長い足を打ち込んでくるのをひょいと跳躍して避けつつ、次の着地地点の岩を着地と同時に蹴る。
走る速さは早くないとは言え、長い足を繰り出す速さはそこそこのスピードで良い運動にはなるかな、などと思いながら高めに飛び上がると、なにやら空中に浮かぶものが見えて]
…あ、れー?
[次の岩の上で、立ち止まる。
すぐ後ろから、どがあっ!と大きな音を立てながら巨大烏賊の姿が現れて、同じように彼女の姿を目に留めるだろうか?
昨日、ユリアンとすれ違った直後に見たような見てないような…?]
[いわゆる女中さん――黒いワンピースに白いエプロンの人影が
巨大な烏賊に襲われているようにその目には映っただろうか]
い、か――さん?
おっきい――。
[いやいや、感嘆するよりも彼女を助けてあげなくては?
そう思い、高度を下げつつ巨大烏賊の上へまで滑空すると]
大丈夫――?
[烏賊の足に気をつけながら、そう問いかけた]
[烏賊の上、滑空してきた少女を見てひらりと手を振る。
攻撃してくる足をひょい、と避けつつ、声を聞くと心配していると分かり、]
あ、ボクは大丈夫ー!
楽しんでるからー!
怪我をしたくなかったら、少し離れた方がいいかもしれないよー!
[烏賊による怪我なのか、自分による怪我なのか、は明言せずに大きめの声を出す。
そろそろ息が上がってきたので、終わりにしたほうが良いかな、等と考えつつ手に握った黒い銃を握りなおした。]
楽し――?
[『烏賊と戯れていただけなのかな?』などと場違いにも、
ただし、今回ばかりは当たっていそうな想像をして。
彼女が黒い銃を手にしたのを見れば、
『何だろう?』とそれをじっと観察する。
言われた通り、高度を上げて距離を取りながら、
いつでも急降下できるよう身構えつつ]
[羽根の生えた少女が少し位置を上げたのを見ると、とん、と岩を蹴って、烏賊の体すぐ近く懐まで走り寄る。
烏賊が叩き潰そうと両手を振り上げた所で低く屈み、両手をやり過ごすと同時に右手に持った銃をゆらりと振ると、軌跡が残って鎌となる。
柄の長さだけで自身の身長ほどもある鎌を右手で握り、下から上へと振り上げた。
丁度烏賊の両手がクロスした中心に黒い筋が入り、一瞬烏賊の動きが止まる。]
あー、意外と軟いね…っ!
[下から振り上げられた鎌はその柄をしならせて縦にしなり、ばちん、とゴムが戻るかのように烏賊の頭を真上から襲った。
ずぶぶぶぶ、と音を立てて刃の部分が烏賊の額(?)ぽい部分に突き刺さっていく。
先程切り裂いた烏賊の両手がずるりとズレ、下に落ちた。
烏賊が、空気を震わせて咆哮し、口と思われる部分から黒い粘着質の墨を真上に吐きだした。]
っち…!
[深く刺さった鎌を抜くのに手間取り、墨をまともに正面からかぶった。
が、避けた後まだ吐き出されていた墨は、空中に留まる彼女をも襲うだろうか?]
[彼女の手にした物体が形状を変える様を目を丸くして見詰める。
大きな鎌を振るう姿に感嘆の声を洩らして、
烏賊の末路を見届けようとその様に見入っていたが]
――ゃ、っ。
[突如噴き上がる真っ黒な液体に慌てて翼を前面に広げ身を庇う。
が、その間羽ばたきを忘れた身体は重力に引かれ]
[――落ちる――]
[墨が空中に噴出されるまま体をずらし、もう一度鎌を振るって今度は確実に烏賊の頭を薙いだ。
頭部分が黒い墨と白い体液をどろりと出しながら半分になるのを見つつ、振り切った鎌を一度くるりと回そうと少し猫背の格好のまま手を翻した所、ふと影が落ちたので上を見ると、もうそれはすぐ目の前で――]
ぐえ。
[落ちてきた彼女を背で受け止めたけれども無傷だった理由は、彼女が軽かった為か烏賊の死体がクッション代わりになった為か、微妙な線(ライン)。]
[咄嗟に黒に塗れた翼に熱を集中させ、咄嗟に硬度を落とし
身を守るように包み込む。
それも衝緩材となったのが幸いだったのだろう、
ユーディットにも酷い怪我はなかったようで。
けれど、彼女のあげた声に驚いて]
ご、ごめん――なさ。
[慌てて彼女の上から転がり降りると、あわあわと]
げへっ、げはっ。
大丈夫だけど、斬っちゃ…
―あっはははははははは。
[硬くは無かったものの突然の衝撃に少し咳き込み。片手に鎌を持ったまま物騒な事を言おうと顔を上げたけれど、あわあわするイレーネの様子に思わず笑ってしまい、言葉は最後まで紡げなかった。
笑う彼女も、頭から墨や白い体液をかぶってべたべたの酷い状態だったが自分の姿は勿論関知せず。]
[咳き込む様子に困ったように眉尻を下げ。
続く物騒な言葉は途中で途切れてしまったので届かず]
酷い、格好――。
[ふるふる、と翼を震わせて墨を飛ばすと、
白と黒の惨状を少しでもどうにかしようと
自らの羽根でユーディットの被った墨やら何やらを拭おうと
そろりと翼を伸ばした]
[羽根を伸ばされれば、目を丸くしてその羽根をそっと掴もうと手を伸ばし、掴めたならばほんの少しだけ引っ張ってみる。]
すごいねぇ、羽根。
いいなぁ、ねね、これって引っ張ったらやっぱり痛いの?
斬ったら赤い血、出るのかなぁ?それとも白いのかなぁ?
[少し興奮気味に喋ると、はた、と言葉を止めて]
あ、ボク、ユーディット・クリューガー、だよ。
初めましてっ。
[にっこりと笑った。]
[伸ばした羽先を掴まれれば、驚いて反射的に僅かに身を引いた。
けれど、彼女の問いには少し気圧されつつも]
痛く、はない――よ?
“しょっかく”以外の感覚がないから、って言ってた。
血は――無理してなきゃ、出ない――か、な。
[だって、この羽根は体液を固めたものだから――と付け加え]
あ――私、イレーネ・ライアー。
はじめまして?
[つられて少し、微笑む]
うん、初めまして、イレーネさんっ。
[にっこりと笑うと、身を引くのもお構いナシに羽根に手を伸ばす。]
体液、なんだ。
じゃあきっと燃えたりもしないんだねぇ。
へぇえ。
[ふと視線を落とすと、伸ばした自分の手が真っ黒な事に気がつき。
あー、と呟いてひっこめつつ、握っていた鎌は再び黒い銃へと形を変えてエプロンの後ろへと無造作に突き刺した。]
真っ黒になっちゃってる。
あーあ。
[開いた手をじ、と見た。]
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