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ッと、もう一名様なー。
[新たに増えた女性も勝手にお客様に追加した後、入ろうとする4人に向き直り、]
いかにも。
当店は早くて安いをモットーに営業しておりますんで。
どーぞごゆっくり。
[へらりと軽薄な笑みと共に嘯き、扉を片手で押さえたまま道を開けた。
本当に安いかは謎である。]
え、どうして分かるの。
3年もいなかったのに。
[それは3年前も同じことをしていたからです]
だって、綾姉の所の方が楽しいもん。
榛姉や琉璃兄はお仕事も忙しそうにしてたりするし…。
へー。あなたもさっちゃんと知り合いみたいね。
[何となく、聞こえた会話からそう解釈。
流石に性別とかはまだ気にしてないというか、おぼろげに男だと思っているかもしれない。
だってきっと女性だと看破できたら、さっちゃんも隅に置けないねーくらいは言っていたに違いないからね。]
私は朧小百合。
休暇をもらったから方々をこれで走って廻ってたのよ。
[と押していた大型のバイクをぽんと叩いた。
よくわかってますねと涼に、にっこり。]
[旅籠の扉が開く音に視線を向けて。見慣れぬ顔ばかりであるのを認めると、軽く会釈をする]
…随分と、お客さんが多いね。
一気にこんなに来るのって、かなり珍しいような。
[「ね?」と旅籠の主人に同意を求めると、『こっちとしちゃありがたいがね』と言う言葉と共に肯定の頷きが返って来た]
[こらえきれず一緒に吹き出してから]
それは、教え子に手だしちゃったらまずいね。
おばあちゃんに?それで引率みたいな感じなのかな?
でも史人はいい先生してるみたいだね。
それで忙しくて彼女を作る暇もないと。
興味ないとかまだまだ枯れるには早いんじゃないかな?
[寂しい、と思ったことはない。
だって思ってしまったら、それからずっと寂しくなる]
兄さんだってずっと帰ってこないしさ…。
残念だな。折角さっちゃんのデート現場を押さえたならば、棟梁に報告すべきだろうと思ったんだが。
…涼ちゃんね。分かった、覚えておくよ。
[おにーさんと呼ばれれば、訂正を入れる事もなくくすりと笑う。
すたすたと旅籠の中に入って、宿帳に記帳を]
あ、ふりがなは、しみずゆき。
手間掛けてすみません。
[書き漏らしの部分を主人に告げて、適当な椅子に腰掛ける]
おや、りっチャンのお知り合い?
[少女の様子に首を傾げながらも、去るのを見送った。]
親父、一名様キャンセル。
[中に伝えるのは忘れない。]
/*
榛名の所に入り浸れないのは、彼女の体調のせいもある?
まぁ、NPCなら動かしやすくても、他PCはそうもいきませんからw 縁故はとても嬉しいですけれどね!
*/
お前、昔っからそうだったもんなー?
[くく、と笑う。
仕事が忙しい、との言葉には、ああ、と短く声をあげ]
ま、そりゃ仕方ねぇだろ。
[苦笑する。里にいない自分には、その辺りで何かいう事もできずに]
教え子に手ぇだすとか、ないっつーの。
引率って言うか、たまたま会って、連れてきただけなんだがな。
[琉璃の言葉には、さらりと返して]
……っとー。
立ち話もなんだし、家、いかね?
クーラーボックスの中のドライアイスにも限度があるしよ。
[その後に続いた言葉、それへの答えを誤魔化すように、*二人にこんな提案を*]
しみず、ゆき?
[聞こえてきた名前を反芻する。聞き覚えのある名前]
おじさん、ちょっと宿帳見せて。
[旅籠の主人に頼み記入された宿帳を見せてもらう]
清水、裕樹…。
…もしかして?
[瞳を瞬かせながら、視線が裕樹へと向いた]
ええ、でも綾乃ちゃん所の和菓子はおいしいし、
仕方がないよね?
[同意を求めるように玲に視線を送り]
ボクの方は仕事が忙しいっていうより、
取材とかそういうのが来るの追っ払うほうがかな。
うちの中でよけば毎日でもあったりとかもできなくはないけどね。
うちはほら、働かなくて一生食っていけるだけのお金とかあるしね。
いってらっしゃい。転ばないよう、気をつけな?
[駆け出す少女に手を振り、小百合と名乗る女性に頷く]
一応、知り合いの部類に入るだろうな。
以前職場が、同じでね。すぐに彼が消えたから、それはもう短い短い間だったけれど。
俺は、清水裕樹。客同士、よろしく頼むよ。
[さばけた様子で、ひらりと手を振る]
あら、すぐ此処だったんだ。ラッキー。
お兄さん、お願いねー。
[とは言ったが、答えも聞かずに先に数に入れられている様子>>171に声に出して笑っていたが。
不意に見えた顔に、一瞬言葉を詰まらせた。]
利吉…。なんでアンタまで。
[男のことはそれなりに知っていた。過去何度か、表沙汰に出来ないような件で鉢合わせた。
むしろこの男と会うと、たいていそういった事が起こる。
疫病神とは言わないが。顔を見れば警戒度数を上げなければならないような、そんな男だった。が。
出会ったことに半ば呆然と、意外、といった様子で。]
よくここまで来れるお金あったわね…。
[ちょっと違った事に感動して呟いた。]
/中/
予想外の盛況ぶりに驚く反面。
おまいら、あと二日持つのか、大丈夫か!
と、叫びたい俺がいてます。
しかし、秀一っつぁんとゆーより、都兄ちゃんになってきた気がする。
[笑いすぎて途中、けほけほと咳が出る。どうにか呼吸を整えてから利吉に]
じゃあ、聞かないでおく。
利吉さんが困るみたいだし。
…さっきの子にも気付かれないようにした方が良いかな?
多分、気付く間もなく行っちゃったんだろうけど。
[自分の名前を復唱するような女性の声に振り向く。
こちらに向けられた視線と、眼があって]
…もしかして?
[何事かと指を自分に向け、首を傾げる]
……俺が、どうかしたかな?
たまたま?
出会いというのは偶然に見えてその中にも必然があるものなんだよ。
これもきっと何かの運命かもよ?
[答えをごまかされた様子には気にした様子もなく]
そうだね、ボクはそれでもかまわないけど、
玲ちゃんはどうする?
ん、綾姉のところのは格別。
[二人に頷きを返しつつ]
でも、あまり入り浸っちゃダメって言われてるよ?
人が頻繁に出入りしてると邪魔になるからって。
[父親の釘刺しは違う理由もあるのではないかと思われるが。本人は全然気付いていない]
あっ、折角のクリームが!
うん戻ろう戻ろう。
私も綾姉の所に一度寄って、それからすぐに帰るから!
[実はお使いの途中ですよねとか。
まぁ時間が差し迫っている訳でも無いけれど]
[視線がかち合うともう一度瞳を瞬かせて]
ええと。
私の小説を読んでくれる子に、貴方と同じ名前の子が居るの。
漢字も一緒。
だから、もしかして、と思って。
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