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[宿屋、あてがわれた部屋にて独りごちる。]
どういう事だ…?
[運命だのなんだのといったあやふやで、しかも自分に何かを決めつける一切を、聡は信じない。]
[しかしこの場に利吉を、小百合を裕樹を招き寄せた力を他にどう呼ぶべきだろう?]
[しかも自分に至っては、「呼ばれた気がしたから」来ただけといういい加減さだ。]
首の収まりが悪ぃ…。嫌な感じだ。
[孝博が頭を掻くのを見れば溜息を一つ]
だって、何だか前の孝兄とは雰囲気が違うんだもの…。
[そうした変化には戸惑うことも多く。村の人とはまた何かが違う。
寧ろ村には変化を嫌う風潮の方が強く、外との接触が少ない身にはそれが強く染み付いていて]
兄さんも今年は戻ってきましたよ、今さっき。
…偶然二つ目?
[通り抜けて行った風に軽く目を細めた]
『……ち……を………て?』
[微かに聞こえた、声。
だが明確に認識できるのにはまだ弱いか]
『…………咲………』
[それは村では、伝承では禁忌のこと。
だから聞こえない振りをしたかったのかもしれない]
[利吉の言葉に、はた、と瞬いて]
もしかして、貴方も榛名先生の著書を読んでらっしゃるとか?
俺の周りに男の人の愛好者は少なかったから、珍しいな、と。
[同好の士を見つけたのかと、視線を向けて。
渡された名刺を受け取る]
…探偵とはまた、変わったお仕事を。
っふふ。本の現物支給か。家にいたらかんがえてたが。
蔵書整理をしようにも、今の所任せたい仕事は無いんだ。すまないな。
咲いてはいけない、桜なの。
咲かないけど、枯れてはいない。
咲く前の状態のまま、そこだけ時が止まったかのように、佇んでる。
[女性の疑問に言葉少なに返答して]
…あ、自己紹介、まだだったね。
私、宗方榛名。
この集落に住んでる、物書き。
貴女は?
[首を傾げて女性に問うた]
[引っ掛かりを覚えた様子には気付くこともなく。ただ、同意を求めてくる小百合の声に、なあ、と声を返した]
なにぶん、この名前は読み方も書き方も両方間違えられやすくてね。
ついでに、性別も良く間違えられる。
[くすくすと楽しげに笑って、]
ま、気に入ってる名前だから、構いはしないが。
そりゃアレだ、都会で鍛えられたんかも。
・・・毒されたって言うべきか?
[溜息を吐くのを見て、何となく言い直した。
続く言葉には軽く目を見開く。]
おォ、奇遇なコトもあるモンだ。
そいや、代替わりだっけねェ。
[道の先、櫻木家を見遣る。
吹く風がさらと髪を揺らした。]
>>237
「俺の周りに男の人」?
[なんとなく、言葉回しが気になった]
間違ってたら悪いが、お前さん、女性だよな?
いや。別にだからといってどうしたということはないんだがな。
気になったことを聞かなきゃ気がすまないのは、職業病でね。
で、お嬢さんの本は読んでる。というか持ってる。現在進行形で持ってる。
珍しいかどうかは知らんが、俺は本の虫でね。気になるのは次から次へ買っちまうから、飯にも困ってるんだ。
[後半のセリフには]
ああ。蔵書整理はまずいな。
きっと、途中で気になる本が出てきて読み始めて、全然はかどらないと思う。
ま。あせって仕事探してる訳じゃないから、なんかあったら声かけてくれ。
ええ、ちょっとした知り合い。って、こらー。
知り合いくらいにはしておきなさいよ。
[祐樹に応えかけて、知り合いでもないとかいう利吉の後ろ頭にチョップした。
一応力は加減した、はず。]
腐れ縁には同意ねー。こんな所でも会うくらいの縁だわ。
[そうからと笑って言った。]
[利吉に図星を突かれたので内心ギクリ。]
やーねー。咲いてない桜の枝なんか持って行かないわ、よ?
[咲いてれば持っていく気満々ですが何か。
だってお仕事だし。
変に動揺して怪しいけど、嘘は言っていない。
続いた言葉にはええと、素で驚いた様子で。]
えー。そんな癖無いわよ?
ただちょっと力を入れると壊れるものが多いだけだもの。
[これっぽっちも悪びれずに言い放つ。]
まぁ、外で暮らすとそういうもの、なのかな。
ごめんなさい、慣れなくて。
[睫を伏せる。思い浮かべている姿は当然の如く]
そう、今回からは綾姉が儀式を取り仕切るんですよ。
ずっと表に立つのは嫌がっていたけれど…。
[村人もその理由を知っていればこそ、強制はしなかったけれど]
立派な宮司様、です。
…と、孝博さ…孝兄も綾姉にご用事ですか?
私はお使いの報告をして、家に戻るんですけれど。
[違和感を押さえ込みながら、どうにか前の呼び方へと戻し。
それでも最後の距離は縮めないままにそう尋ねた]
[利吉に性別を指摘されれば、口の端を上げる]
いや、ご名答。さすが探偵だけあって、鋭いな。
初対面の人に見抜かれたのは結構久々かな。
[言葉の裏には、毎回こういった事をしているのだと示して]
ああ。現在進行形なら、巫女の伝説の、かな。
そろそろ、新作のほうも俺は期待しているんですけど…。
[ちらり、視線を榛名に向ける。
蔵書整理については思い当たる節があるのか、強く頷いた]
それこそ、他人に任せないとダメな感じが、な…。
咲いてはいけない。
咲かないけど枯れてはいない。
そこだけ時が止まったかのように…。
[榛名の言葉を復唱するように呟いた。]
んー…不思議な桜ね。
[口でそういいつつ、内心では違う事を考えていた。
大婆、七日生は「桜の花が咲く」と言った。だが此処の桜は「咲かない」らしい。
その差異は一体何なのか。
七日生の予見がはずれたのか。それにしてはやけに核心的な…。
と考え込んでいたら、名を告げられて顔をあげ。]
ああ、ごめんなさい。
私は朧小百合。お屋敷で女中やってるの。
へぇ、物書きさんなんだ。
[そういう職業の人物は初めて見かけたので、少々物珍しそうに榛名を見た。]
んン。
まァ、イイけどさ。
[呼び名以外は変わらずぎこちない態度に、僅かに苦笑を混じらせる。]
あァ、例の。
・・・そっか、良かった。
[3年前の事故は知っていたが。
そう答える時には、元通り軽い調子に映るだろうか。]
お使いかァ、偉いな。
んン・・・おねーサンにッてより、家にかな。
お祝い持ってけって、親父がさ。
[包みを掲げて見せた。]
案外小百合はパワフル……?人は見かけによらないな。
[楽しげに二人の様子を見遣って。
口許だけを動かして「なるほど、女難か」と]
桜は折ると病気が入りやすいからね。
折るなら、咲く咲かないにしろ、適切な処理をした方が良いだろうな。折った後のための接着剤のようなものがあるはずだから…。
そもそも、村に許可を申請するのが先だろうけどね。
飼いならすね…。どうなんだろう。
コレは飼いならせるというか……
[囁くように言いかけて口を一度閉じ。緩く首を振り、目を閉じた。]
ううん、止めとこ。あまり話す事じゃないわね。
そうね、適材適所だわ。
利吉の自由は、きっと私にとっては不自由なのよ。だから、今の私で私は満足。
[再び目を開けて、あでやかに微笑んだ。]
[どうしても距離を測りかねる。このままではいけないと思わなくも無いのだけれど]
うん、最近また笑ってくれるようになった。
良かったと、思う。
[追憶に気を取られ、僅か距離も関係なくなる。
だが元の調子に戻られれば、やはりどこかぎこちない笑みで]
これくらいしか、できませんから。
儀式関係のお仕事は私じゃ手伝えませんし。
[年齢的にも。別の理由でも]
あ、お祝い。
それなら綾姉を呼んできます。
直接渡せた方がいいですよね?
[追い抜かすような形で櫻木家の玄関へと。
勝手知ったる何とやら。パタパタと奥へ入ってゆく。
暫くすれば支度中の綾野と一緒に戻ってくる*だろう*]
…眼?咽喉と、骨格は納得も出来るが。
[利吉の言葉には、興味を惹かれたように視線を向ける]
小さな悪戯だから、本気でやるつもりはそうないけれど…。
っと。そういえば、俺…榛名先生に、性別伝えたことありましたか?驚かせたなら、すみません。
[そちらにのみ、頭を下げる]
初版にサイン…!?それは確かに羨ましいが…!
だが、俺は、先生から何通もの手紙を頂いている…!!
[自慢するような利吉に、(無い)胸を張り返した]
[利吉の指摘が合っていることには瞳を瞬かせるばかり。
新作について視線が向くと]
新作は、まだ書いてる最中なんだ。
…それにしても、女の子だったんだぁ…。
それじゃあ、裕樹、ちゃん?
[果たして裕樹にとって呼び方はどっちがマシなのだろうか。
女性─小百合の自己紹介を聞くと]
小百合ちゃん、だね。
女中さんなんだ。
私、本名のままで小説書いてるの。
知ってる人は知ってる、ってくらいだけど、ね。
利吉さんと、裕樹ちゃんは読んでくれてるんだって。
無駄に強いと、食器とか割っちゃうからね。
[利吉の言葉に、ちょっと得意げ。
昔は燦々たるものだったと言ったようなものだが、気づいてない。]
だから、ほんとに持っていかないってば。
[信用されてないのでちょっとむくれた。]
涼って、さっき居たあの小さな子よね?
なによ、それー。別に悪い遊び教える訳じゃないんだから安心なさいな。
仲良し未来で何も文句ないじゃないの?
[利吉の言葉など聞いてない。
むしろ聞いているけど聞く耳持ってない。]
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