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成る程。お婆ちゃんがなんだ。
[へーと言ってたら足元を見られた。
シークレットじゃないよとイイ笑顔。小さいのも可愛いと思うよ。]
あはは、そうだね、だいぶ田舎。
そうそう大声で…って。
…それなら一発で出てきそうね。
[笑って答えた。叫ばれた時の利吉のダメージなど毛ほども気にしちゃいない。]
何もなければ…って。
[小説がほぼノンフィクションだったことに思い至り、けれど、当然のように楽観視をして]
煙草よりは、お酒が無い方が辛いから、その点は俺は楽だな。
一番きついのは、携帯が使えないこと、だが。
決断は覚悟。なるほど揺らいだら大変だものな。
ああ、そう言ってくれると助かる。何かあったら、頼むよ。
[気軽な様子でそう告げる]
ええ。もう肩には乗せられませんね。なにせ大学生ですし
[乗せた覚えはなかったり大学生とか関係ないのにそうと冗談を言いながら]
便りのないのはよい報せ。ということですよ。
…まあ苦労はしましたけどね
……ええ、そうですよ。
そろそろ時期だというのを思い出しましてね。
[祭りについては実際のところ戻ってきてからわかったのだが、さすがに声が聞こえたとはいえない。と、その話にあわせながら]
とりあえずは家に戻ろうと思っています。
どうなっているのかは知りませんが、来ますか?
お茶ぐらいは出しますよ。
[柔和な笑みを浮かべ、家がどうなっているのかも知らないですが、と内心では続ける。ついでに掃除なども必要なら手伝わせる気であったりもした]
出てくるかなー。
りきっちゃん、あれでけっこー、いじめっこだから、呼んでたらでてこなかったりしてー
[笑う]
うーん、りきっちゃんがでべそなのかどーか、調べてからのほーが効果的かなぁ?
[『気分が良くない』の言葉に、ふん、と鼻を鳴らすと]
……所詮、そこは周りの声に流されおる凡庸か。
[と、二人の耳に届かない程度の呟きを漏らす。
そして、一瞬のその感情をすぐに引っ込めると]
生憎といかな華奢でも男の裸を視る趣味は持ち合わせておらんのでな。
では、言葉に甘えて上がらせてもらうぞ。
[そう言い、遠慮の欠片もなく玲に続いて居間へ。]
……だと、いいんだが。
[何となく不安を感じるのは、何故なのか]
大丈夫だって……大体、何が起きるっての、一体?
そんな風に考えて暗くなってると、それこそ綾野も心配するぜ?
[あいつも心配性なんだから、と。
軽い口調になるように、努めつつ、さらりと言って]
あんたたち、村の人なのか?
[礼儀知らずな物言いだが、人懐こい笑みを浮かべながら尋ねた。]
何かお祭りでもやるのかい?
[準備のほうを示しながら。]
なるほど。自給自足なら、晴耕雨読かとも思っていましたが、現実はそれ程甘くはないみたいですね。
それでも、こういうところ…暮らしてみたいな。
[ぽつり、独白のように呟いて。
聞こえた言葉に浮かべたのは、悪戯な笑み]
っふふ。昨日は探偵さんがいましたからね。
普通の人にバレてないなら、捨てたものでもないか、と。
…そう。捨てる覚悟。
小説でも、推敲の作業があるでしょう?イメージとしてはあれに近いんだと思います。
蛇足のないギリギリまで絞った文を選び取るような…やっぱり、難しいものですよ。
[感心したような表情に、こくりと頷きを返す]
酒は心配ない、いい地酒がある。
しかし、煙草はそーはいかねぇからなあ……。
[裕樹の言葉に、ため息をついて胸ポケットを見やる。
開けたばかりの煙草の箱。カートン買いをしてきたので、荷物の中にはあと九個同じものがある訳だが]
まー、そこまで大したモンじゃないかも知れんが。
半分は、意地みたいなモンだしな。
[苦笑を掠めつつ、何かあったら、との言葉に頷いて]
……ん?
[呼びかけてきた、知らぬ声にきょとり、とそちらを振り返り]
あー。逆に拗ねる?
むしろ堂々と出てこないかと期待してる私がいるわ。
あはは、調べるって、剥くの?それは奴の顔が見者だわ。
[いない人の噂話は軽やかに進んでいく。]
…ん?さと……さっちゃんじゃないか。
[ひらり、聞こえた声に手を振って]
こっちの二人は村の人。
祭の説明なら、俺よりはきっとこちらの二人が詳しいと思うぞ、と。
あーあ、そりゃ残念だなァ。
なかなか眺めよかったんに。
[勿論乗った覚えも無いのだが、適当にそんなことを言った。]
んン、やっぱりなァ。
にしても今年は随分賑やかで・・・・あァ、史人サンも帰ってるらしーッスよ。
[祭りについての話は特に疑う素振りも無く、実際そんな要素も無いのだろう。]
そりゃイイねェ、遠慮なく・・・
ッと、そーだ。桜見に行くトコだったッけ。
[裏の思惑など知りもせず(尤も大人しく手伝うかは別として)乗りかけたものの、はたと目的を思い出し。
迷うように、村はずれの方向に視線を動かした。]
[振り返った先にいた青年と裕樹は知り合いらしい、と言葉を交わす姿から察しつつ]
まあ、確かに俺はここの出身だな。
ああ、アレは桜の祭祀の準備だ。
祭っていうか、御魂鎮めの儀式、っていうのが正しいんだが。
地酒か…値段が高くなければ、買って帰りたいところだな。
なにぶん、見習いの身分じゃ相応の給金だしな。
祭で、お神酒として振舞われたりするのを期待したいもんだ。
[けらりと笑う]
嗜好品も意地も…一度はまると抜けにくいからな…。
っと、そんなことを言ってるから、覚悟が足りないと叱られるんだけどな。
[晴美を居間へと案内し、座布団を勧めて。
自分は台所へと入ると日本茶を淹れはじめる]
お客様用の湯飲みは、と。
[奥に仕舞われているそれを引き出しながら、小さく溜息一つ。
どうして本人はさっさと戻ってこないんだと、内心だけで八つ当たりしながら道具を揃えて]
割り切っちゃえばいいんだろうけどな。
それはそれで…。
[ブツブツと呟きながら薬缶を火にかける。
そして沸騰させたお湯を少し冷ましてからお茶を淹れた。
手つきはかなり慣れたものだ]
すぐに戻るから。
[笑いかけて玲の背中をやさしくぽんぽんと叩いてから、奥で着替え。
やはり勝手知ったる他人の家、置いてあった自分の服を出してきて…、]
むぅ、これしかないか。
[薄水色のシンプルなタイプのワンピースに、
髪は梳かしてそのまま腰のあたりまでたらしたままに。
晴美の待つ居間へと向かう。]
おまたせ。
[笑いかけながら居間にやってくる]
あら、じゃぁどうやってデベソかどうか調べるつもりだったのか。
正直に本人に聞くとか?
[何か言ってて肯定されそうな気がした。]
そりゃそう簡単には剥かないから恥ずかしいわよふつー。涼ちゃんがやるのかと思ってただけで。
[剥いちゃ駄目という涼に、あはと声を立てて*笑った。*]
んー、値段、どうなのかねぇ。
営利目的じゃなくて、純粋に技術継承のために商売してるよーなとこだし。
[交渉次第だな、と、けらりと笑って]
ま、簡単に抜け出せんのは確かだな。
煙草と、たまの疾走は必要不可欠だし。
[どうやら、公僕に見つかるとヤバい走りは日常にも取り入れられているらしい]
[聡の笑顔を内心珍しく思っていたが、あっさりとそれが転じるのには、けらけらと笑って]
その呼び方って…さっちゃん、か?
っふふ。この呼び方は、似合わないからこそ、止めるつもりはないんだが。
[名前を忘れている様子への意趣返しらしい]
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