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あんたこそ探偵の、
あー、いやあって無いようなもんだよな、あんたに仕事なんて。
俺は…[言葉を濁す。「呼ばれたような気がしたから」なんて馬鹿々々しくて言えない。]
別にいいだろ。
あんたなんでここにいる?
俺はまあ……なんつーんだろうな。
依頼っちゃ依頼かな。
お前も知ってんだろ。
あの警官の兄ちゃん。
ほら、よくお前をしょっぴいてたあいつ。
あいつから、この村で何かが起きる、みたいなこと言われてな。
そんでまあ、特にやることもないし、旅行がてら、な。
[しばらく集中していたが、滑らせていたペンを止め、大きく息を吐いた]
残りは、明日。
[少し疲れたような表情で呟き、道具を仕舞うと自宅へと入る。既に母親が畑仕事から帰っていて、今日採れた野菜を旅籠に届けて欲しいと頼まれた。体調が優れないなら自分が行くからとも付け足して]
ん、持って行くくらいなら大丈夫。
行って来るね。
[部屋に道具を置いてから、持って行く野菜を籠に入れて自宅を出た]
8人目、学生 涼 がやってきました。
学生 涼は、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
あいつのか…
[苦い顔をする。その警官と利吉には何度か煮え湯を飲まされている。]
何かが起きる、ね。ったく、相変わらず暇だなおっさん。
[スタスタとカウンターに寄ると、二人の会話には興味なさ気に新聞を読んでいた主人に声をかける。]
飯をくれ。
『こちらで?』
おっさんの隣じゃ飯が不味くなる。弁当かなんかあるか?
『ちょっとお待ちを。』
[主人は短く言い置いて、奥に下がった。]
あー、もー、サイアクー
お土産とかいうしー……まー仕方ないかー。
[電源切って、ぽいっとバッグにしまう。いちおー持ってきた電源は、かなりムダになったっぽい。地図もプリントしといてよかった。そうじゃなかったらぜったい、迷う!]
えーと、こっちから来たんだしー、
……よく考えたら迷うわけないじゃんああもう!
[その言葉には、少しも気にせずに、利吉が話を続けた]
それにしても、聡。
おめー、またあいつがぼやいてたぜ?
ヤンチャしすぎんなってよ。
俺も、まあ、人のことは言えねえから、なんも言えずに、うむうむ、とか適当に頷いていたがよ。
ま。俺にとっちゃ、お前みたいな若い奴は、少しぐらい無茶するぐらいが丁度よいと思うがね。
死なねえ程度に適当にやってみればいいさ。
[言いながら、野菜スープをズズリ]
[やがて、呼び出し音を響かせる受話器を手に足を何度も踏み変える姿があった]
…あ、ようやく出た。
寝ぼけてるの?ちゃんと起きてっ!
[やる気の無い声に怒鳴り返す。
でないと兄は右から左になりかねないのだから]
うん、まぁこっちはそれなりに。
それよりも桜祭りの時期なんだけど。
父さんが連絡して戻らせろって。
[怪訝そうな相手の声に、溜息を吐き]
さてはまた戻らないつもりだったでしょう。
今年から綾姉が宮司として取り仕切るの。
父さんは今そのための準備におおわらわなんだから。
…その辺はいつもと同じ。
儀式の日程が変わるわけないでしょう?
[トントントン、と通話口を軽く指で弾きながら]
お土産のリクエスト?
じゃあね、前に貰ったほら、あのお店のクリームの…。
[ちゃっかり頼み込んだのは生菓子。
これなら送るというわけにもいかないだろうという悪巧みを含めて。
それからも何だかんだと押し問答やら近況報告やらを交わし]
うん、それじゃね。
これで戻ってこなかったら馬鹿兄、の上に超がつくんだからね!
ちゃんと戻ってきてよ!!
[最後にも念押しを忘れずに電話を切った。
それが数日前のこと]
……っかし、まあ。
[煙草に火を点け、文字通り一服しつつ、ぽつり、呟く。
ここから集落までの峠の下り道は、ガソリン節約のために押して行かねばならず。
その前の一休み中な訳だが]
三年前も、七年前とかわらねぇなぁ、って思ったもんだが。
……ほんとに、全く、変わってねぇよなぁ。
[そう簡単に変わるものでもないのはわかっているが。
妙にしみじみと、こんな呟きをもらしていた]
[籠を手に旅籠へと向かう。途中、祭りの準備をしている様子が見えた]
お祭り…魂鎮めの、儀式。
今年から、綾野が取り仕切るんだっけ。
皆、頑張ってるなぁ…。
[祭りの準備。身体が弱い榛名にはその準備すら手伝うことが出来なくて。眉尻を下げ、悲しげな表情でそれを遠巻きに見るしか出来なかった]
………。
[しばらくそれを眺めた後、再び旅籠に向けて歩み始める]
/*
さて、ちょっと一休み。
というわけで兎猫には珍しく二度目のキャラを使います。
皆様よろしくお願いしますね。
使おうと思ってたのは実は史人か孝博だったりするのでw
慌てて提示条件を拾って組んでみました。
前回とは反対の明るめの子になる…予定。
役職補正?…なんのことでしょうねぇ?w
*/
[所変わって旅籠の前。]
おォ。
すげェ、まだ続いてんじゃん。
[3年前と変わらない場所に建つ建物に関心したように呟きつつ、扉を開けた。]
ただいまァ。
親父3年振り・・・ッて、
あれ、お客サン?
[扉を開けた先に、男と青年の姿を見て瞬いた。]
2人も来てんの?
めっずらしィ。
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