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さて、ほんじゃ、行くとするか。
……にしても玲のヤツ、面倒なモン土産に指定しやがって。
[ぶつぶつと文句を言いつつ、荷物の中で一際目立つクーラーボックスを見る。
これのお陰で、公僕にでくわしたら色々ヤバい走りを強いられたりなんだりしたのは笑い話なのだが。
ともあれ、吸殻を携帯灰皿に放り込み。
愛車を押して、峠道を集落へと歩き出した]
……やれやれ。
いつもながら、めんどうな生き方してるな。
もうちょい、楽に生きればいいのによ。
[言いながら、食事に戻ろうと、パンがあったばしょに手を伸ばすが、その手は空を切った]
……あ?
[視線をそちらに向けると、カウンターの上で猫が、してやったりという顔で利吉のパンを口にくわえていた]
ああっ!?
てめえ!俺の貴重な食料を奪いやがったな!?
[ふんづかまえようとしたが、一瞬遅く、猫が利吉の手をスルリと抜けて、旅籠の中を走り回る]
待て、この野郎!!
[当然のように、利吉もそれを追って、ドッタンバッタンと走り回った]
[旅籠へと辿り着き、表の扉から中へと入る]
こんばん、わ?
[挨拶の最後が疑問形になったのは、旅籠の中の騒動を見たため。逃げる猫を追いかける男を見て何度か瞳を瞬かせた]
さーって、いっくかー!
[バスから降りて何分だろーとか考えるのも嫌なくらい歩いたかもしれないけど、ぶっちゃけ若いから歩いてもだいじょーぶ。下りの坂道は足を痛めやすいっていうけど、少しくらい走ったって問題ない。超ない。]
――しまった、ケータイないのにアイポッド忘れたー…!
ッて。
酷ェな、久々に戻って来た息子への挨拶がコレ?
[頭をさすりながらへらへらと抗議の声を上げる。]
んあっと、すいません・・・あら。もう出るんスかい。
どーぞお気をつけてー。
[出て行く青年に軽い言葉を掛ける。
お客への態度がなっていないともう一発食らった。]
・・・・ッたァ。
…頼み事?
いいよ、私が行ってくる。
[あれから数日。
綾野も父も支度に忙しそうで。玲も何やかやと手伝っている]
ん、確かに得意じゃないけれど。
私にできることは限られてるし?
[渡されたメモを手に家を出た]
おォ、コダマも元気そーじゃん。
[パンを咥えて逃げる猫を見てのんびりと呟いた。
主人のほうが慌てて止めに入ったかも知れない。]
ッと。いらっしゃ・・・アレ?
もしかして、榛名サン?
[新たに顔を見せた女性に瞬いたかと思えば、唐突に話掛けた。]
……。
[そのままの姿勢で固まりながら、肩で息をしていたのが収まると、やっと、聡以外に人が増えたのに気づいた]
……お。
あー。
や。ちす。
[軽く片手を上げてみた]
[のんびり、のんびり道を下る。
あんまりのんびりしているのもどうか、とは思うのだが焦っても仕方ない、という思いはあった。
口うるさい里の古老や父に会う執行猶予を伸ばしたい、という気持ちもなくはないのだが]
……っとー、お?
[そんなこんなで進んだ先。道端に座り込む姿に気づいて惚けた声を上げる]
そこの君ー? んなとこで何してんだ?
ぁー、やっぱりなーい
[奥の方はブラとかだから見ないったら見ない。ちっちゃいけどひつよーだから、かなり邪魔だけど!]
ってふぇー?
[なーんか聞き覚えがある声。]
あれぇー? なんでいるのー、ふーみんせんせー
[しばらく呆けるようにパン争奪戦を見ていたが、かけられた声にハッと視線を向ける]
…あれ?
もしかして、孝博君?
[相手と同じような言葉が漏れた。違ったのは、名前の部分だけ]
帰ってたんだ。
久しぶり、だね。
[目の前の青年が集落を離れて結構経つ。それでも残る面影を見つけ、懐かしげに瞳を細め、ふわりと微笑を浮かべた]
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