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[とベアトリーチェにまるで「いつものように」訊ねられ、
一瞬固まるも、直ぐにベアトリーチェの傍に行き、
頭をくしゃっと撫でた]
ううん。なんでもないよ。
ベアトリーチェ、久し振り。
[色々ありすぎて、もう何があってもどんとこいの精神の域に達してしまったかもしれない。いつものように挨拶をする]
[背に隠れるよな少女に微かに眉を落として、広間へと赴く。
扉を抜けて直、目に入った時の竜と彼の仔の姿に一つ瞬いて。
ただいまの代わりに、微かに口元を綻ばせた。
それから、なにやら見上げてくる影精の少女の様子に頷く。
件の方々は未だ御出でではないようであったから]
聖獣 ナターリエが村を出て行きました。
ん、大丈夫だから。
[にこり、と笑いつつ、もう一度少女の頭を撫で。
すい、と視線を向けるのは、伴侶たる月闇の王]
……俺、ちょっと外に出て、均衡を調律してくる。
何もない……とは、思いがたいんだがな。
ヴィオは、ここに置いてくから。
[というか、連れて行きようがないとも言うのだが。
ユリアンとバトルをする分身の様子にやれやれ、とため息をつきつつ、館の外へ]
あれ、ティ…じゃない?
[訝しげな声を上げつつも、声をかけられればハッとして]
あっと、ナタ・リェさんを呼んでくれた人なのね。
ありがとう、助かりました。
[ペコリとリックにお辞儀をして。
顔を上げたら、ちょっとした大惨事]
[おそらく自分の世界にしばらくいたらしく服装が金糸で牡丹薔薇の精緻な縫い取りの入った真紅のアオザイと控えめではあるが動けば腕や耳の装飾品がやはりしゃらしゃらと音を立てて。
いらいらとした表情で足元をぐりぐりしていたのだが、とりあえずがっと何かを蹴って満足しようと思ったら何やら足もとが不安定なことに気がついて下を見下ろし]
……何してんだ、お前。
[今更のように見下ろす。
もちろん乗っかったままで]
14人目、天聖の獣 ナターリエ がやってきました。
天聖の獣 ナターリエは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
[セレスの友達になったらしき天聖の少女と、彼等の間に流れる不可思議な空気。
その理由を知らぬ私は、ただただ耳を傾けるしかなくて。
途中、疾風の御仁の叫び声に獣の耳が飛び出たものの、セレス達が落ち着くのを祈りつつ、側に佇んでいた]
[名の知らぬ男性の正体に目を丸くしたり。
のんびりと、本来の目的である茶会の手伝いに勤しんだり。
翠樹王が窓の向こうに放り投げた悪口に笑いを堪えたり。
店に大切に置かれているスケッチブックの持ち主だった少女と、伴侶の会話を静かに聞いていたり、そんな緩やかな時間。
それでも、違和感は確かに。
しばし思案……はバイトの青年の声に邪魔された。]
……なんでユリアンがここに?
と言うかだ、うちの子達は???
あっ、王…!
[外に出ようとするハーヴェイを呼び止めようとして、調律する、の言葉に動きを止めた。
つまりは、自分が捕まったのもベアトリーチェやユリアンも来てしまうほどの乱れであったということで。となればその行為を邪魔してはいけないとは流石に理解できて]
いって、らっしゃいませ…。
[再会の挨拶をするより先に、見送りの挨拶になりました。まる]
[ひさしぶり――そうでしたっけ?
こてんと首を傾げましたけれど、そんな気も、そうでない気もしました。
ただ、撫でてくれるひとの手が、とてもあたたかく、うれしいことは確かでした。
けれど、また少ししたら目蓋は降りて、夢を見始めるのでしょう。]
[うつ伏せで踏みつけられた状態のまま、魂がどこかへ抜け出ているのではと言うような雰囲気に]
『お前こそ何しやがる、だってぇ〜』
[喋れる状態に無いハインリヒに代わり、風がヘルガに伝達]
……別に、そういうわけじゃない。
[口からついて出るのは否定の台詞]
[最後と告げる少女の言葉に表情は険しくなり]
そんな最後、嬉しくもなんともないだろう――
[光を留めようするけれど]
[鋼の手も][人の手も][届きはすまいか]
少女 ベアトリーチェが村を出て行きました。
[ぐにー、と思い切り踏みつけてから降りる。
伝達役を務める風に、首をひねって]
何って…父上を追っかけて。
そしたらこいつ踏んでた、知らんうちに。
[軽く肩をすくめたが部屋を出ていく影輝王は兎も角、月闇の女王の姿に流石にきょとんとして]
……月闇の君?なぜこちらに。
[不思議そうな顔をして、首をかしげる]
14人目、氷精 ミハエル がやってきました。
氷精 ミハエルは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[またか、と思う間も無くミハエルは駆け出した。]
[それが、どうしてこうなっているのか、ミハエルには全く分からなかった。
人間界の路地裏へ駆け込んだはずが、どうしていま、人間界以外の場所で木の枝の上に乗っかっているのだろうか。この枝が無ければ地面に叩き付けられていたことだろう。全く訳が分からなかった。
そして、シャツとスラックスの裾がかなり余っているのもまた不思議でならなかった。
しかも、眼下を轟音を立てて鋼鉄の塊が走り去っていったうえに、その上にはあろうことか翠樹の精霊王と雷撃の精霊王が乗っていた。
かろうじて落とさずに持って(抱えて)いた紙袋が傾いて、胸の上でがさりと音を立てた。中を確認すると、小瓶にきちんと砂糖菓子が詰まっていた。]
……。
[辺りには木々が茂っていた。しっとりと漂う霧は肌に冷たく、ミハエルは柄にも無くぼんやりと、それを気持ち良いなどと全くどうでも良い事を*考えていた。*]
[ふわもことユリアンのバトルに相変わらずだな、などと思いながら。]
[ハーヴェイの視線には静かにこくと頷きながら、溜息には小さな笑みを。]
アレはいつもの事だしなぁ。
……何か手伝える事があるなら呼んでくれよ?
[そして、その背を見送りながら、小さく呟く。]
さてはて……まぁ、大げさにはならんだろうが……。
[カミーラの声がして、身をすくめた]
そんなの僕が知りたいよ。
無事に二人とも寝かしつけて、
家に帰ろうと夜道を歩いてたら、
いつの間にかあの森に来てたんだ。
[そして去っていくハーヴェイに、
ヴィオレットに再び蹴られながら叫ぶ]
え、ハーヴェイさん。
折角ならこいつも持って行ってほしい……
これ以上反撃すると、僕こいつに殺される。
[が、おそらくハーヴェイには聞こえなかったようだ]
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