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ぉぉぅ。
結構人がいるっぽいが、あと40分で花火大会だから、抑えるべきかっ。
それに、予定よりも下書き遅れまくってるからなぁ……。
耐えよう。
村の設定が変更されました。
[夕方過ぎ、門を潜る間際執事らしき人にぺこりとお辞儀をしながら、屋敷の裏からひっそりと外へ出た。
足取りは重く、真っ直ぐ歩いているつもりだったが僅かにふらついて頼りなかった。]
…。
[帽子を目深にかぶり、誰とも視線を合わさないようにしながら、なるだけ急ぎ足で娼館へと戻っていった。
痛む体を宥めながら。]
……。
[ぼーっと、空を眺めている]
青。
[一言、呟く]
そして、赤。
[瞳に赤色が浮かんでいる]
最後に、黒。
[ぷふーっと息をもらす]
単純に言うだけなら、これで終わるのに、どうして絵に表そうとしたら、難しいんだろ。
[ユーディットがどんな思いでいるかなど。
全く考えていない……訳ではないが、曲の事に集中している時は大抵は抜け落ちており]
空の果て……。
虹……。
架かる橋……。
[例によって例の如く、呟きながら歩いてゆく]
んー……つかめそうで、つかめない、な。
……流石に戻るべきか。
[しばらくぼけーっとしていたが、一応仕事は残っているわけで。
工房へと戻るべく、登っていた木の上からぴょいと飛び降りた]
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ちなみに、今回のイメージは
・虹架ける橋
・木漏れ陽
・願い
の三曲がメイン。
ちなみに全て、『また逢えるよね』収録verです。
あーあ。
長い間見つめていたけど、やっぱわかんないな。
[見つめていたというよりは、半分以上ぼけっとしていただけなのではあるが]
赤って言っても、色んな種類がある。うん。それは分かる。
でも、その色は何の色なのか?ってことを考えたら分からなくなる。
感じるまま、かあ。
……先に頭で考えちゃう私は、画家には向いてないのかなあ。
―――くしゅん!
[そろそろ、夜に近づき肌寒さを感じてきて、くしゃみをもらした]
わ。鼻水、鼻水。
[慌てて、鼻を押さえて、服のポケットをまさぐった]
[あまり忙しくならないうちにと、頼まれたのは配達の仕事。
本来ならそれは店の範疇ではないのだが、相手が親戚となれば、話は別で。赴く先――娼館という場所に関して、抱くイメージは格別良くも悪くもない。そういう需要もあるのだ、という、その程度だった。……とは言え、]
捕まらないようにしないと、ねぇ。
[別に欲がないわけではないが、金を払ってまで欲しくはない。
その上、冗談だろうが、仕事を「させよう」とするのは勘弁願いたかった。そちらの需要も、あるにはあるのだろうが。
呟く青年の足元を、白猫がちょろりとうろつく。
何を見つけたか、ぱちりと白金の眸を瞬かせて、先んじて歩んでいった]
……ふう。
[足を止め、空を見上げる。
時間は既に夕刻過ぎ。
時折、飴玉を放り込む程度で、食事らしい食事はとってはいないが、それもそれでいつもの事。
余りの不摂生さを見かねた周囲の勧めでお手伝いさんを雇い入れても、その辺りは全く改善の兆しもなく]
ああ。
また、食事忘れてる。
……というか、ここ、どこだ?
[意識して歩いてはいなかったようで。
周囲を見回し、村外れの丘近くである事を、どうにか認識した]
[―――と。
ミリィの近くに伸びていた木の上から何かが落ちてきた―――降りてきた―――音が聞こえた]
うひゃあ!?
な、何!
[慌てて振り返るも、思わぬことに混乱して、それが何なのかよく理解できない]
えーと!
うん!こんなときに父さんは、よく観察することだって言ってた!
対処法も分かるかもしれないし、ネタにもなるからって!
よし!落ち着け、私!
[混乱する頭を、ぶんぶんと左右に振り、無理矢理に自制させると、眉根をよせ、険しい―――が、愛くるしい目つきでよーく見つめた。
……敵対意識があるものならば、こんなことしてる間にやられるのは目に見えているが]
-→娼館-
[戻る道すがら、アベールの姿が見えて一瞬、足が止まりかける。が、軽く頭を下げただけで脇を抜け娼館へと戻った。無論、行き先が同じなどとは思ってもいない。
普段より少しだけ音を立てて扉を開け、裏口から飛び込むように中へと入る。
瞬間、緊張が取れたのか体はぐらりと傾ぎ。丁度そこに居た女将に、抱きとめられるように支えられた。]
「お帰りイレーネ。…見せてごらん。」
[言うが早いが、女将が被っていた帽子を剥ぎテーブルへと投げ、服を脱がせ始める。いつものことなので、されるまま。辛うじてテーブルを支えにして立っていた。
露になった薄い背を見て、女将は眉を潜めた。]
「はぁ…あの狒々爺、相変わらず悪趣味な。
酷いね、こりゃ。」
[背中には薄赤い軽めの痣と、血が滲むか滲まないか程度の切り傷がうっすらと残されていた。が、これ自体は然程酷いものではない。
問題というか、深く刻まれた切り傷や血が滲む青痣が残されたのは、一見しただけでは見えにくい、脇や首の裏、髪の付け根。女将からは見えないが、膝や肘の裏などにも残されている。
老人いわく、『すぐ分かる所に傷が残っては商売の邪魔になる』と。彼なりの自分に対する優しさらしい。が。
女将は軽く溜息をついて、痛み止めだよと、今朝方オトフリートが置いていった薬を持って自分に渡した。]
すみません…。
[辛うじてそれだけ呟くと、水と一緒に一気に流し込んだ。]
[すとんと綺麗に着地する。
下に誰か居るなど考えもせずに]
………何してんの。
[驚きの声の後にじっとこちらを見つめてくる人物。
確か村に居る画家の娘だったか。
慌てる相手とは対照的に、落ち着いた様子でミリィに声をかけた]
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