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……しかし。
[なにやら、鈍い反応を見せる女性二人を見て]
揃った花は、揃いも揃って、単独で咲きたがる花ばかりねぃ。
少しは、自分のことを見つめなおして、咲き誇ってみればよいものを。
……フェイクの花びらでも、蜜は、ついているのですから。
お褒めの言葉、ありがとう?
でも……
[ 傾ぐ角度が深くなる。音はない。
口元まで持ち上げた指先が唇の下をなぞり頬に行き着いた。]
貴方のほうが、ずっと、素敵だわぁ。
定まらないもの、移ろうもの、変わるもの。
それゆえに、ねぃ。
[ 水の流れのようにゆったりと紡がれる音。伏せた眼差しが下から上へと動き、流水の竜の姿を収めていく。薄っすらと浮かべられた笑みは艶かしさからは遠かれど、しとりと静謐な水気を帯びているようだったろう。]
―― 竜都・大通り ――
えっと、あのグライダー、ほんとにほっといていいんですか?
[心配そうに見上げる青年に、機竜王は、気にするなとばかりに肩を竦める]
『片付けていたら会議が終わってしまうだろう?後で人をやって片付けてもらえばいい』
それはそうかもしれないですけど。いいのかなあ…
[気になる様子で、もう一度振り返るも、本性であればともかく今の姿であの残骸を片付けるのは確かに無理があった]
―皇竜殿・回廊―
[相変わらず集合が遅いと苛立つ父王を送り出し、やれやれと肩を竦めた。
こういう堅苦しい場を仕切りたがるのは、父の美徳ではあるが…流石に暑苦しい。
儀礼用のゆったりとした長衣は深紅に銀の縫い取り。
首から胸に垂らした白いストールは、歩くたびにひらひらと揺れ動く。]
…ん?
[ふと見た窓の外には、不時着する鉄の翼。]
[ユーディットの言葉に、些か苦笑した]
……良い経験ねぃ。
それを言うなら、私もですわぁ。
綺麗なバラには棘がある……それを思い出させてくれた貴方にねぃ。
[性欲を満たし、次の食欲を満たそうとしたときに、自分でも気づきもしないうちに、赤い杭が自分の胸に突き刺さっていたことは今でも忘れない。
力ある者からの、強烈な一撃を受けて、それでもまだ生き延びているのは、今までの経験。それから、生命の属性の次くらいに、水の属性の生命力が高かったからに他ならない]
うふふ……でも、貴方との一夜は楽しかったわぁ。
思い出したら、また水がしたたり落ちそうよ。
[深い意味は無い。無いったら無い]
出来れば、次はお互い気持ちよく終わりましょう?
[ 泡沫の如く、表情は溶けて失せた。]
ティル。
ナターリエ。
ユーディット。
[ 今しがた思い出したかのように、既知の竜王以外の者の名を綴る。
正しいかとの問いの眼差しをそれぞれに向け、最後に、白き獣で留まった。頬に留まっていた手が地と水平に持ち上がり、口元を覆う。]
[嵐竜王の言葉に、また笑みが漏れる]
あぁら……残念。
ならば、次の機会にお預け、ね。
尤も―――私は、そこの可愛らしいお坊ちゃんとのお相手でもよろしいのですけれでも……うふふ、冗談よ。
[くすくすと、笑みが零れる]
[なんとなくついていけない(行きたくない?)やり取りから、つつつ、と引いた所に名を呼ばれ、ノーラの方を見やり。
その視線が頭上の相棒に向いているのに気づくと、ああ、と手を打って]
こいつは、ピア。
風獣王の眷族だ。
[名を告げると、小猿は短く鳴いた後、よろしく、と言いたげに尻尾を揺らした]
……。
[ノーラのその言葉と仕草に―――ナターリエは背筋がぞくりとするような快感を感じた。思わず、今の形を保てなくなりそうだった]
う、ふふふ……。
貴方……なんとも素晴らしいお方ねぃ……。
嬉しいわぁ。貴方のような方にそのようなこと言われて。
しかも、私のような存在の名前を覚えてくださるなんてねぃ。
案外。
水と影。貴方と私。似たような存在なのかもね。
[言いながら、ナターリエが唇をノーラの耳元に近づける。
そして、特に抵抗が無ければ、そのまま耳に口付けることだろう]
―竜皇殿/テラス―
[眼鏡越しの紺碧の瞳が煙の元を探し彷徨い、青年には心の掴み難い特異な種族である機鋼の気配が二つ離れて行くのを感じ取る]
何か問題でもあったのか。
彼等は無事の様子だが、興味本位に触る者がいては困るな。
流石に爆発はせぬと信じたいが。
[踵を返して宮殿の中へ戻り、誰かやった方がいいかもと告げる。
その向こうに通り往く火炎の気配に青年は顔を上げ、揺れる深紅と白を視界の端に留めた。溜息に似た感嘆を零す若焔に声を掛ける]
……炎竜殿、どうかされましたか。
―― 大通り ――
まあ、仕方ないか。
[切り替えの早さは誰に似たのか、肩の機械竜も黄色い明滅で同意したのを良い事に機竜王について歩き出す]
そういえば他の竜王様達にも随行の方がいるんですよね?どんな方々かなあ。
[すでにすっかり興味はそちらに移行したようだ]
─大通り・酒場前/嵐竜王─
「機会があるかどうかは、わっかんねぇけどな。
……っていうか、コイツはそーゆー方面さっぱりだから、冗談でも言うのやめといてやれや」
[けらり、笑う嵐竜王の草色の瞳が、何か感じたかのように細められる]
「……集まって来たようだし、そろそろ行かんとやべえかねぇ……」
[そもそも寄り道しすぎ、とは言ってはいけない。
かも知れない]
ピアか。よろしく。
オレはエレオノーレ。ノーラでいい。
[ 口を覆うより下に落として顎に当てた手は納得の仕草だ。微かな頷きに応じて、肩に垂らした髪が揺れる。小猿の尾のようにはいかぬが。]
[通りの騒ぎが起きる前。地竜王と共に竜皇殿へと辿り着く]
ここへ来るのも久々じゃのぅ。
会議が無ければ訪れることもあまり無い。
『とは言えザムエルには教え子が居るのだろう?
度々来ていたのではないのか?』
[地竜王に付き従い竜皇殿の門を潜り歩を進め。懐かしげに辺りを見やる]
そうですのぅ、しばし竜都に留まり指南を請け負ったことはありますな。
あの子も随分と成長したことでしょうなぁ。
[うむうむ、と頷きながら回廊を歩き、会議場のある西殿を目指す]
[ナターリエの言葉にきょとんとし]
いえ。たしかに貴重な経験でしたが、既に学んだことに興味はありませんので。
一人しか使わない書庫に同じ本があっても価値はありませんから。
[読書用・保存用・布教用? そんな概念彼女にはありません。]
―竜都―
[賑やかな通りを歩く竜王の姿は目立つのか。すれ違う竜らの半分くらいは振り返り、主を見る。
今日は黒に近い紫のドレスを身に纏い、髪を結い上げる留め具も紫紺。
紫を基調としたそれらは、何を意識しているのか。黒の随行者にはよく分かったり。
微か、件の王の気配は感じ取れる。
が、それが具体的に竜都の何処からなのか、までは分からない。それに…何やら会うと面倒になりそうな竜の気配もちらと覚えなくもない。]
姐さん、のんびりするのはいいけどさ。
そろそろ行かないと時間、大丈夫か?
[さり気無く、どこか心ここにあらずといった様子の王を促す。]
…別にここで探さなくても向こうでほぼ絶対確実に会えんだし。
ほれ、早く行こうぜ。
「…貴方はこういう時にだけ正論を言うのね。」
[振り返り、睨む様子は王を少しだけ幼く見せた。]
[嵐竜王の言葉に、またくすくすと笑う]
……うふふ。
貴方にとっての、そのお坊ちゃんは、さぞかし可愛いのですのねぃ。
……そういうのが分からない私には嫉妬してしまいそうだわぁ。
―――ふふ。冗談よ。大いなる存在にケンカを売るような真似はしないわ。
それに、「嵐」たる貴方と、「水」たる私は仲間みたいなものですから。少しは……分かっているつもりですわぁ?
『……』
[楽しそうに笑うナターリエを、水竜王は何も言わず、ただじっと成り行きにまかせるように、見守っている]
あらぁ。
お気に召して頂けたのなら光栄。
名は己を示すもの。
覚えておかなければならないものでしょぉ?
[ はたりと手は落ちて、首が幾たび目かに左に傾ぎかけたところに、寄せられる唇。その吐息はさぞかし熱く、口づけは甘いことだろう。しかし、]
影は影。
唯、其処に在るだけのものだ。
花よ蝶よと戯れるには過ぎた存在であろうよ。
[一転して落とす言葉には老獪な響きが混じる。
流水の竜へと流した視線の先、黒曜石は怜悧な光を放っていたであろう。]
[返される名乗りはまた異なる物言いで。
先ほどからの変化にやや、戸惑うものの]
ん、ピアもよろしく、ってさー。
[自身の意識の奥には、言葉として結ばれる小猿の声を伝える。
続けて、耳に届いた義兄の声に]
……そう思うんなら、野次馬根性だすなよなぁ。
[そも、寄り道の切欠は誰が作ったのかというのは、やっぱり言ってはいけない。きっと]
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