人狼物語 ─幻夢─


32 緋キ花咲ク泉ノ畔デ

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見習いメイド ネリー

あ、か。

[ぼんやりと翠は緋の風景を映す]

きれい…?

[肩を抱き小さく震える。
流れた視線の中、緋の途切れた筋が一つ]

……みち?

(95) 2008/11/18(Tue) 22:07:08

見習いメイド ネリー

[花が倒され出来た道は、何処かへと伸びている。
つい、と前に出た足は何にも覆われていない。
爪先には鮮やかさを失った黒がこびり付いている]

ん。

[最初の一歩で足を止め、小さく眉を寄せる。
だがゆるりと首を振ると再び足を踏み出した。

筋は道へ。道は門へと娘を導く。
ゆっくりと、だが確実に。娘は城へ向かい歩いていった]

(96) 2008/11/18(Tue) 22:19:09

見習いメイド ネリー、吸い寄せられるように黒き門に手を伸ばす。

2008/11/18(Tue) 22:26:35

見習いメイド ネリー

[重い音を響かせて扉は開かれる。中に入った娘は人の気配に顔を上げ、スカートを摘んで頭を下げた]

ごきげんよう。

[けれど言葉は続かない。ここは何処であるかは勿論、何故自分がここに居るのかも娘は知らなかったから。
ただ身についたままの仕草で礼を送る。
どこかぎこちない動きに合わせ、お仕着せが衣擦れの音を立てた]

(97) 2008/11/18(Tue) 22:37:32

冒険家 ナサニエル

これは……俺が?

[無意識に額に当てた手が、顔の半分を覆い隠す。]

(98) 2008/11/18(Tue) 22:44:01

踊り子 キャロル

[螺旋の階段を、一段一段上って行く]
[古の城に反響するのは、足音と鈴の音と]
[石造りの壁が其れらを吸い、消した]
[沈黙が続くのは、女が足を止め、窓の外を眺めたから]

うつくしい景色。

[碧眼を細め、口許のくれないは笑みを模る]
[黒の門が開く様子に瞬いて、緑の髪を眼差しが追った]

またひとり、いらっしゃいましたのかしら?
ごあいさつをいたしましょうか。

[かつん][チリン]
  [こつん][リィン]

[音を城の中に響かせて、ゆったりと女は階下へ下っていく]

(99) 2008/11/18(Tue) 22:46:08

見習いメイド ネリー

[鈴の声が耳に届き、再び顔を上げる。
花のように鮮やかな緋と、金の色彩が翠に映る]

ごきげんよう。
お邪魔をさせていただいております。

[最前と同じように頭を下げる。
ふと己の足元が視線に入り、裸足のそれを恥じるかのように一歩後ろへと下がった]

(100) 2008/11/18(Tue) 23:03:49

踊り子 キャロル

[リィン]
[鈴を鳴らしながら歩み、女は緑の髪の少女の下へ]

ごきげんよう。
それとも、はじめましてですかしら。

[花に良く似た緋のドレスを摘み、首を傾げて一礼を]

私も客の身にすぎませぬゆえ。
ご挨拶は番人殿に。

[笑みを模した表情で頭を振る]
[後退る様を見、くれないの口唇は不思議そうに開かれた]

……どうか、なさいましたの?

(101) 2008/11/18(Tue) 23:11:41

見習いメイド ネリー

はじめまして、でしょうか。
番人なる方には今しがた。

[小首を傾げて女性を見上げる。
小柄なのも相まってか、どこか幼さすら感じさせるように]

…靴を、失ってしまって。
お見苦しい姿で、申し訳ありません。

[何時、何処で失ったのかは記憶の霧の向こう側。
ただそれを恥ずかしいとは思った。
スカートの丈は踝まで。赤黒い痕を隠すことも叶わない]

(102) 2008/11/18(Tue) 23:19:43

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2008/11/18(Tue) 23:31:52

踊り子 キャロル

ああ。貴女も記憶をお持ちではないのですね。

[さして問題はないとでも言うように、口ぶりは軽い]

私はキャロルと。貴女は?

[気まずさの漂う口調を気に留める事もなく、女はその赤黒い痕を見た]

…きたない。
これはあの花を踏んだのでしょうか。

[口許を指先で覆う]
[小さく鈴の音が響いた]

(103) 2008/11/18(Tue) 23:35:18

見習いメイド ネリー

ええ、気が付いたら此処に。
私は…。

[唇に軽く指を触れる。僅かな間を開けて]

ネリー。そう、ネリーとお呼び下さい。
キャロル様。

[きたない、と言われれば顔を俯ける]

はい。途中、花の中を抜けて参りました。
あんなに奇麗な花なのに、踏んでしまったからなのでしょうか。

[困惑を交えた声で答えた。
割れた爪を、少しでも隠そうと足先を丸める]

(104) 2008/11/18(Tue) 23:58:25

見習いメイド ネリー

番人の方。
何処か洗えるような場所はありますでしょうか。

[男に場所を聞くと、小さく感謝を述べ]

キャロル様、一度失礼を致します。
せめても汚れだけは落としてまいりますので。

[キャロルに頭を下げて聞いた場所へと*向かう*]

(105) 2008/11/19(Wed) 00:05:01

踊り子 キャロル

ええ。では貴女のおっしゃるとおり、ネリーと。

[女は、踝の位置に有る色を、唯見つめるのみ]
[手を差し出そうとはせず、くれないを開いた]

水か湯で洗い落としては如何です。
水場は、分かりますか?

[靴のヒールも相俟って、女は少女を見下ろし、首を傾げた]

ふふふ、うつくしい花でございますものね。
それゆえにあれには毒がありますから。
お気をつけになられないと。

(106) 2008/11/19(Wed) 00:09:34

踊り子 キャロル

[少女が番人に尋ねる様を、女は見る]
[一礼の後、立ち去る背に向け緩やかに手を振った]

いってらっしゃいませ。

[リィン]
[そうして女はまた、城の中を*歩む*]

(107) 2008/11/19(Wed) 00:21:04

見習い看護婦 ニーナ が参加しました。


見習い看護婦 ニーナ

[わたしは眼を開けました。]

――?

[見えたのはただ、赤。
わたしはびっくりして、何度もぱちぱちと瞬きます。
こんなに赤い色が広がる場所を、わたしは知りません。
そうと手を伸ばして、その形に触れました。]

花…?

[広がる花弁、その下に細い茎。
そうして漸く、それが何かを知りました。
わたしの眼は色を知ることはできても、形を捉えることはできないのです。]

(108) 2008/11/19(Wed) 00:27:51

見習い看護婦 ニーナ

[それにしたって、不思議なことです。]

どうしてわたしは、此処に?

[理由は、そして移動手段は。
記憶が何か薄いベールに阻まれたかのように、思い出せそうで思い出せません。
この眼では独りで知らない場所になど、来れる筈もないのに。]

――様…

[少しだけ怖くなって、両腕を抱きます。
無意識に呟いた名の主を、しかし一瞬後にはどんな顔だったか、そもそも誰だったかすら覚えていませんでした。
わたしは途方に暮れて、ただ上を見上げます。
重く軋む音が、遠く耳に届きました。**]

(109) 2008/11/19(Wed) 00:29:31

お尋ね者 クインジー

わかっている奴の方が少なそうだった
ここではそれが、"普通"なんだろう

[上を見る様子>>77に、火のない暖炉へと方向を変えた]
[実際の寒さより、この場は空気を冷えさせて見える]
[ここには、人の気配が無い――]

靴は?

[視線を感じてか、男は再びラッセルを見た]
[それから、広間にやってきた二人と、クッキーの香りにそちらを向く]
[ベルと呼ばれた女と共にやってきたのは、先程挨拶をしたシャーロット]

……紅茶か
もらえるか?

[クッキーには手を出さず、男は注がれる紅茶に*目を細めた*]

(110) 2008/11/19(Wed) 10:16:23

村長の娘 シャーロット

[カップを手に取り口元へと運ぶ。紅茶を淹れる手つきもそうだったが、カップやクッキーを口元へと運ぶ手つきはどこか優雅さを帯びていた。冷えた部屋に漂う湯気は温かみを示し、飲み下した紅茶は冷えかけた心と身体を温める。落ち付いたように息を吐くと、クインジーからも紅茶を頼まれ、笑み返した]

ええ、もちろん。

[もう一つティーセットを用意し、一度カップを温めてから淹れた紅茶を注ぐ。ミルクと砂糖はお好きに、と付け加えて、カップをクインジーへと*差し出した*]

(111) 2008/11/19(Wed) 12:35:32

学生 ラッセル

靴? ないよー。
なんだろう、好きじゃない気がするんだ。

[軽く答え最後の一滴を飲み下す]

ごちそうさま。

[器を受け止めるソーサーが、高く音を鳴らした。
大きく伸びをした拍子、
また椅子を倒しかけつつ立ち上がり]

他の人にも会いたいし、ちょっとうろついてくるね。

[置いていた画材を拾い上げると、
手を振り広間を出ていく]

(112) 2008/11/19(Wed) 13:11:20

学生 ラッセル

[廊下の寒さは一層増す。
屋外とは異なる冷えた大気が満ちていた。

ゆったりとした足取りに惑いはなく、
小さな焔が照らす路を歩む。

静寂に沁み渡る鈴の音が、微か耳に*届いた*]

(113) 2008/11/19(Wed) 13:23:53

書生 ハーヴェイ

[宛てなく歩く城の中。
ふと、耳に届いたのは澄んだ音]

……鈴?

[小さく呟き、ふと足を止める。
耳をすませど、音色がどこから響くのかは定まらない]

御同輩は、増えている……ってとこか。

[小さく呟き、それから、何気なく近くの窓から外を見る。

一面の緋。
それに何を思うか、それは冷たい蒼氷からは読み取れず]

(114) 2008/11/19(Wed) 13:49:38

書生 ハーヴェイ、その場に佇み、ただ、*緋を見る*。

2008/11/19(Wed) 13:50:21

見習いメイド ネリー

[ぱしゃりと水の音。
汚れた黒を落とせば、あるべき硬い部分が幾つか失われた爪先。
けれど踝周囲を巡る赤褐色の痕は洗っても落ちることなく]

いたい。

[感情篭らぬ声で呟きながら落とせる色を落として。
乾いた布を借りて冷え切った足先を拭き]

…きたない。

[更に布を借りて足先を包み縛る。
美しいとは言いがたかったが、鮮やかならざる紅は隠せた。安堵の息を吐き、ゆるりとその場を後にする]

(115) 2008/11/19(Wed) 15:34:35

お尋ね者 クインジー

[男が見る前で、シャーロットは手馴れた様子で紅茶を淹れた]
[その作法など男に理解はなく、そのまま受け取り、礼を言う]

悪いな
……うまい

[熱い紅茶を飲み、口から吐いた息は白い]
[無骨な指は華奢な陶磁器に似合わない]
[本音か世辞か、飲み終えて言うのはそんな事]
[シャーロットへと目を向けてから、席を立つラッセルを見送った]

まるで統一感が無い
ここに居るので、共通するものは何だ
それとも、単に偶然か――

[黒紅の片目が、再びシャーロットへと戻り、*もう一人へと向く*]

クインジーだ
お前も己より前に来ているのなら、特別に何かあるか検討はつかないか?

(116) 2008/11/19(Wed) 15:43:34

見習いメイド ネリー

[何をすれば良いか分からず、再び番人を探して戻った。
聞けば空いている部屋を自由に使って良いのだという]

それであれば少し休ませていただきます。
他にも客人たる方々がいらっしゃるのでしたら、そちらへのご挨拶はまた後程に。

[番人は寡黙に小さく頷きを返すのみ。
リィンと響く鈴の声を遠くに聞きながら、教えられた部屋の方へと静かに*歩いていった*]

(117) 2008/11/19(Wed) 16:57:20

見習い看護婦 ニーナ

[手探りで見つけた木の棒を杖代わりに、聞こえた音を頼りに歩き。
わたしの赤一色だった視界に、異なる色が飛び込んで来ました。
黒く高く、行く手を阻む壁のようなそれに手を触れると、ひんやりとした硬さが伝わります。]

門…、かしら。

[上へ下へ、その正体を探るように触れて、わたしはやがてそんな結論を出します。
それから思い切って、力を込めて押してみました。
先程聞いたばかりの、重い音が*響きます。*]

(118) 2008/11/19(Wed) 21:28:47

書生 ハーヴェイ

[窓辺に立ち、ぼんやりと緋を眺めていた所に響く、重たい音]

また、誰か来た……と。
一体、どれだけ集まるのやら。

[呟きの後、蒼氷を緋から離す。
ここに集まる他者に興味は余りなかったが、全く知らぬというのもいささか不便だろうか、と。
そんな事を考えつつ、また、ゆっくりと歩き出す]

(119) 2008/11/19(Wed) 21:46:40

見習い看護婦 ニーナ

[門から手をずらし探ってみると、人1人が潜れる程度の隙間ができているのが分かりました。
わたしは少し悩んで、中に踏み入りました。
内には高い壁――門の中にあるのですから、きっと何かの建物なのでしょう。
じっとその色を見ていると、物音が聞こえました。]

…あ。

[誰かの住家だったのだろうかと、少し後退りました。]

(120) 2008/11/19(Wed) 22:12:39

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