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もぉーう、つれないわねぇ。
[くちびるをとがらせて、頬をふくらませた。
さけられたのに気付かないわけでもなく。
ようやくあきらめたように、白手袋の手をひっこめた]
ねぇでもせめて、食事のおいしいお店くらい教えてくださらない?
こまっている人間を見捨てたりはしませんわよね。
ね、神父さまぁ?
[さきほど肩書きをたてに断られたしかえしか。
逆に、肩書きをたてに迫ってみた]
―宿屋―
[ゲルダの視線も薄笑いで受け流していたが。
続いた言葉に表情が消え、海に居る時のよな鋭い目つきになる]
遊んでたら、今ここに来てねぇよ。
[低い声は恫喝にも近く。けれどすぐに目を閉じて]
仕事で来てんだよ。
外れの別荘に確実に手紙を届けてくれってな。
何だか返事も届けてくれって追加依頼になっちまったけど。
[再び開いた時には、他と話すよりはぶっきらぼうであるが、普段の調子で続けた]
お、さんきゅ。
いい香り。美味そうだな。
[料理を持ってきてくれたリッキーにも笑いかける。
何か言いたげにも見える表情には笑ったまま首を振った]
─雑貨屋・奥─
[鈴の音を聞きつつ、ぱたぱたと急ぎ足に奥へ入る。
慌しい様子に、母はやや、怪訝そうな面持ちを見せた]
あんね、かあさん。
アーベルが来てるんよ。
こっちには後で顔出すって言ってたけど、久しぶりだし、ウチ、旦那のとこで一緒に夕飯食べてくる。
かあさんのご飯は、すぐに用意するから。
[早口に言いつつ、台所に立とうとすると、やんわりと押し止められた。
曰く、自分の食事くらいは用意できるから、たまにはゆっくりしなさい、と。
その言葉に、軽く、首を傾げて瞬き一つ]
えー、でも……。
[いいからいいから、と。結局、母の笑顔に押し切られるように台所を追い出された]
11人目、風来坊 ユリアン がやってきました。
風来坊 ユリアンは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
―自衛団詰所―
やっぱりここはいいところだな。
風も海も。
あんた達の心も、ね。
[無表情に窓の外を仰いでいた視線を戻すと、
手元のカードを一枚置いてにやりと笑む]
はい、またまた俺の勝ちね。
[机の上に乗った硬貨を数枚手にすると
今日はとりあえずこれだけでいいわ、と立ち上がる]
― 広場 ―
[フーゴーの宿に向けて広場を横切ろうと、足を動かしながらも、
視線は広場の隅を碧は見据える。
片方の金は、先程も見かけた神父見習いで……。
もう片方の金、角度の所為で顔が見えないが、
その風貌になんとなく見覚えがあったが故に。]
…―――。
[他人の色恋に頓着する性質ではないのだが、
喉元に出かかった記憶のむず痒さ故に。
顔つき故にガン見といっていい視線を2つの金に。
そんな生物学者の後ろでは、リディの鈴がチリンチリンと鳴って、
存在を主張していた。]
ウェンデルさん、こんばんは。
[そして、視線と鈴の音の所為というわけではないようだが、
内一つの金から声掛けられれば、ゆるりと頭を下げた。]
─宿屋─
あー、おめぇら。
飯食う時くれぇそうかっかすんな。
んな気持ちで食っても飯が不味くなるだけだ。
[厨房から戻って来て尚言い合っているゲルダとアーベルに呆れたように声をかける。隠しもしない嘆息が漏れ出た。
カウンターへと戻ると厨房からカットフルーツを取り出して来て。止まり木で大人しくしていたヴェルトに餌を与え始めた]
んー……わかった。
店は閉めてくから、ちゃんと薬飲んで、ゆっくりしてね?
あんまり、遅くならないように戻るから。
[重ねるのは、出かける時の決まり文句。
自分が店に立つ、と宣言してからは、いつもこんな調子で。
そんな、いつもの言葉に返されるのは、待たせたら悪いでしょ、という言葉で]
じゃあ、行ってくるわ。
行くよ、ツィンっ!
[ぶち猫に声をかけ、外へと駆け出して]
あ……さっきのお客さん。
[目に入った金髪の姿。
ルーミィ、だっけ、とか呟きつつ、それでも立ち止まる事無く宿へと向かった]
─ →宿屋─
/*
リディの鈴に、思わず反応しかけた兎猫がいます。
いや多分それとは違うと思うんだけど。某行商人がはみ出そうになったとかw
そしてカードの話題を出そうと思ったらユリアン来た!
危ない危ない。確認してよかった。
そしてありがとう!
これで守護までは出ましたね。さて残り二枠、どうなるか。
─宿屋─
こんばんはーっと。
[威勢良く言いつつ、扉を開けて中へと駆け込む]
ごめんねぇ、遅くなって。
……お、ゲルダとカヤもきてたんね。
[目に入った幼馴染の姿に、やほー、と手を振る。
ぶち猫も、挨拶するようににぃぁ、と鳴いて尾を振った]
―広場―
……うん?
[一度、ヘルムートに目を戻した]
飯が美味いトコか。
だったら、すぐ近くに酒場と宿屋兼ねたトコがあるが。
フーゴーっていうおやっさんのやってる店だ。
[自らそこまで案内しよう、とは言わない]
よぉ。
そっち、もう具合はいいのか?
[再びライヒアルトのほうを向いて、その背後、鈴の音のするほうを顎で示した]
さーて、腹減ったし悪いけど勝ち逃げ。あーそうそう。これ。
――――――――――――――――――――――――――
■名前:ユリアン・ジェラルダイン(Julian=Geraldine)
■年齢:25
■職業:自称旅人。
■経歴:それなりの良家の育ちではあるが、家出人。
気の向くまま、ふらふらと生きている。
■希望縁故:島外の人間です。
ここには前にも何度か訪れているので知ってる方がいると嬉しい。
縁故は濃淡正負問いません。
――――――――――――――――――――――――――
また遊んでよ。安くしとくって。
[用紙を渡す際、相手をちらりと見遣って「な?」と耳元で囁きながら尻をぽんぽん、と叩いて。
相手が何か喚いているのもお構いなしに外へ出る。
扉が閉じる間際、ひらりと手を振って]
んじゃまあ、ご馳走様?
[目のまえのひとが片手をあげたさき。
ながくのばした金の髪をゆらし、ふりかえる。
その途中、耳にはいったのはひさしく聞いていなかった声]
…アル、先輩?
[大学はすでに卒業しており、いまさら先輩後輩もないが。
おもわず口をついて出たのは当時の呼びかた]
アールせーんぱーいっ!
[語尾にハートマークを散らしつつタックル…ではなく、両腕をひろげて抱きつこうとしてみたり。
たったひとり以外、即興味をなくしたようでもある]
―宿屋―
悪い、親父さん。
ちょっとね…気をつけるよ。
[窘められて溜息をつき、小さく頭を下げた。
それでもなおゲルダに直接謝ることまではできないわけだが]
いや、待ってる間は特に。
クロエのお袋さんの話し相手くらいしか決まってない。
そうだな、見ようによっては遊んでるって言われちまうか。
[空気を変えようとしたリッキーに突っ込まれて苦笑う。
まだ冷めないだろうからと、先に甘いソーダだけ口にしていた]
[恫喝に近い声音>>176に一瞬怯えの色を瞳に浮かべ、けれどそれをすぐにおおい隠す。]
あっそう。
ならさっさと仕事を済ませて立ち去ればいいのに。
[ぼそりと小さい声で呟く。
ぶっきらぼうであっても普通に話しかけてくるアーベルにやっぱり胡乱な視線を向けてしまい。
デザートを持ってきたフーゴーに叱られればちょっとばかり反省した。]
おっちゃん、ごめん……
[デザートに手をつけて、少しばかり反省してみたりした。
カヤは食べるのに夢中で此方の話には入ってきていなかったのか、女が聞いていなかったのかさだかではないが、食べ終われば代金をテーブルの上において。]
あたしはもう帰るね。
ありがと、おいしかったよ。
[フーゴーとリッキーに声をかけ、カヤにまたね、と手を振り。
アーベルには一瞥を向けただけで宿屋から出て行く]
─宿屋─
おー、来たかクロエ。
[駆け込んで来た人物に気付くと視線と声を向けて。厨房へと引っ込むと下準備をしていた料理を火にかける。やや後にそれらを持ち、厨房を出て来た]
ほれ、直ぐ食えるぞ。
[持ってきた料理を示してクロエに着席を促す。アーベルの謝罪には短く、ん、と返すのだった]
─ゲルダ─
おぅ、毎度あり。
気を付けてな。
[帰ると言うゲルダにお決まりの言葉を向けて。テーブルに近付くと代金を回収した]
― 広場 ―
リディさんのことですか?
肉体的には問題ないみたいですよ。
[ウィンデルの問いに返したところで、
ヘルムートの声が鼓膜に飛び込む。
それで色々と脳内の回路が繋がり]
おや、ヘルムートさんではないですか。
お元気にそうで何よりです。
[何故此処にいるのか?等々、
常人ならば聴きそうなことはするっと抜け落ちた言の葉を紡ぐ。
相変わらず顔は無表情で、抱きつかれるならばされるがまま、
ヘルムートとの再会を受け入れた。]
―宿屋―
いや、予想より早いくらいだ。
大して待ってないよ。大丈夫。
[杯片手にクロエへ掛けた声は軽い。
席を立ったゲルダは視線で追いかけただけで何も言わなかった]
[入れ違いにはいってきたクロエにわずかに苦笑をむける。]
やぁ。
あたしは食べ終わったからもう帰るところだけどね。
[普段ならもうちょっと長居をするが、本日はアレがいるし、と目でうったえるのは喧嘩友達が居る方向。]
あ、そだ。
また明日あたり、出来上がった作品もっていくよ。
[それじゃね、とクロエに手を振り、夕闇迫る外へと出て行く。]
あ、うん。
フーゴーさんね、ありがと。
[返答が極端にそっけなくなったのは、気のせいではない。
案内をもうしでられなくても不満をあらわさず。
それどころかおざなりにぱたぱた手をふる具合で]
やぁだ、もぅせんぱぁい。
ルーミィって呼んでくださいってばぁ、あいかわらずなんだからぁ、もぅ。
アル先輩もおげんきそうでなによりで…って。
[ぎゅうっと抱きついたあと、首をかしげて。
ふたりの会話が示す少女のほうをみやった。衝撃の顔]
いつのまにか、子持ちに…っ!?
─宿屋─
……んん?
[アーベルとゲルダの様子に、小さく声を上げて首を傾げる。
またやってたんかなぁ、と。呟きは声にはせずに]
ん、そっか、残念。
じゃあ、その時一緒にお茶しよね。
[作品を、というゲルダに笑って手を振り返し。
フーゴーに促され、席に着く]
ちょいと、お客さん来て捕まってたんだけど。
かあさんが、自分大丈夫だから、いっといで、って言ってくれたんよ。
[アーベルにはどこか、決まり悪そうにこう言って。
ごめんねー、と小さく謝った]
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