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[遅れて到着した足は
面々の背後から声を先に、聴いた]
…
[壊れたのだ、という遠まわしな表現
けれど結論付けるには十分な表現
立ち止まり、押し黙り
問い掛ける声すらも、無表情に後方から聴いている]
[部屋に入っていく老人>>192を見おくる]
ふあ〜。
なんだったんですかね、結局??
[欠伸をしながら回りに話しかけてみる。
あまりの緊張感のなさに周りは怒り出すだろうか?]
【RP】
[つたが生い茂る大広間をで、謎の老人は石像を砕き、部屋に閉じこもった。
部屋のドアは簡素なようだが、開かない。]
●業務連絡●
あと2名の方の入村をお待ちしております。
全員そろった時点で無茶ぶり【実はメデューサに患っていない人物のランダム】を行います。
そして、その後の進行をしようと思っています。
ちなみに部屋のドアは全部で4つ。
そのほかに外からここに入ってきた玄関にもいくことができますが、玄関にはいばらが何十にも巻きついており、決して外に出ることはできません。
【★現在の移動可能地:冷凍睡眠装置安置所、大広間、閉ざされた玄関、開かない4つのドア】
[『死んだ』ではなく、『壊れた』と言葉を選ぶ女性達に、
やはり向ける表情は、困ったという風な微笑。
その言葉を選ぶ心理が、分かりすぎていたが為。]
……そう、ですね。
[令嬢の言葉にも、もう一人の女性の言葉にも、
曖昧に頷いて]
あっ、砂埃……。
[ハインリヒの促しに、慌ててベアトリーチェの口元を覆い、
もう片方の手で自身の口元を覆った。]
[ハインリヒの声に従い口元を覆うが
見慣れぬ老人――ギュンターが扉の向こうに消えていく]
お待ちなさい!
[鋭く呼び止めるが、足は止まらず。
ブリジットは彼を追いかけて扉に手を掛けるが
――開かない。]
[特効薬、と聴き内心笑う
しかし表情には一切出さない
微かに吐息を漏らすと]
……。
[物言わず、手で口と鼻を覆いながら
睡眠装置の並ぶ部屋へと戻っていく]
― 冷凍睡眠装置安置所 ―
[かつ、かつ、と長い間隔で靴音が響く
眠りについたままの棺達を一望した]
…まるで、
[洗面台へと進みながら]
墓地、みたい
[小さく掠れそうな声を漏らす]
……困りましたね。
[やがて女性達の留める言葉を意に介さず、
扉へと吸い込まれていく老人の姿。
けほっと咳をしながら、ハインリヒに目配せをする。
砂埃の所為でなく、肺が重い感じがする。
コールドスリープから目覚めて行く身体は、
思い出さなくて良い感覚まで溶かしだす。]
(僕の場合は、肺から来るのかな……)
[冷静に自分の症状を確かめながら]
あっ、新たに目覚めた人もいるんですね。
[去る女性の後姿と、新たに見える男性の姿に、
少しだけ微笑を浮かべた。]
どうも、ありがとうございますです。
[頭を下げて礼をする。
男性が見知らぬ女性に声を掛けるのを見ながら頭に巻いていた手拭を外し口に当てた]
[後ろから肩を叩かれて、
少しだけびくりとし、振り返る]
…… ミスター・ハインリヒ。
[口元を改めて覆いかけていた手をずらす、と
またもう一度小さく咳き込んだ。]
●業務連絡●
あと、縁故の件注意はいれていなかったのですが、
無作為に集められたことになっていますので、あまりスリープ前に縁故があるのは推奨できません。
もう作ってしまった縁故はそのままでいいので、今後考慮ください。
スリープに入る前に顔を見た程度はかまいませんのでよろしくお願いします。
[洗面台の傍に辿り着くと、
ゆっくりと腰を降ろし、息を吐く
身体が重いせいか一つ一つが、割と辛い]
ふぅ…
[面々は、どうしたのだろうか、と
大広間の方へ視線を向ける
自身には先を追うだけの
未知を追うだけの、勇気は無かった]
駄目、ね
[既知へと舞い戻り、堕ち続ける水を見る]
…ふぇ?
うん、ゲルダ…だけど。
[名乗っていないのに唐突に呼ばれた名前。
不思議そうに金髪の長身を見あげて…]
………あ。
白衣、着てた人だよね?確か。
[その姿だけはおぼろげに記憶にあったようだ。]
[先程の彼女が捻り出したまま、
蛇口はすっかり赤錆色を忘れた水を
下方へ向かい流し続けている]
……あのとき、
何も出来ない……まま、死んでしまうの…と
[水に触れる事無く、掠れ声が小さく漏れる
水を落し続ける洗面台を見上げる形になった]
可能性に賭けて……夢を、見て…
その先に絶望して……死んでしまうのと
[視界の端には共に来た人物が眠り、赤を灯す棺]
どちらが、良かったの?
[砂塵舞う中、口を押さえて、そのまま空気が澄むのを待っている。
やがて収まれば……広間を見渡し、何かないか探し始める。]
[いばらを掻き分けたいが、それは思ったよりもずっと鋭い棘を持っているようだ。容易に触ることはままならない。]
………
[考え込みつつ、部屋の構造を見る。見上げれば天窓……だけど、そこにも伸びる蔦。]
ん?
[ふと、その蔦に覆われた天窓の向こうで何かが動いたような気もしたが、……次に目を凝らした時にはもう何もなかった。
しばらくは凝視していたが、諦めて、また部屋を見渡す。]
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