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あ、あってた。
うん。可愛い子だったから覚えてたんだ。
[軟派とまではいかない、微妙な匙加減で言葉を紡ぐ。
あの時は、彼女は水色のこの寝間着ではなくて。
胸元にネームプレートをつけていただろうか。
それとも直接名前を聞いたのだったろうか。]
僕の父は此処の研究者でね。
見学に来て、白衣を着てたときに、あったのかな。
[曖昧な記憶。
思考をめぐらせたところで、
はっと相手が自分の名前を知らない可能性に気がついて]
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
よろしくね。
[人好きのする笑みを湛えながら、
改めてになるか、名乗った。]
[ハインリヒとブリジットが話してる横を通りドアの前へと立つ]
ここを、こうして……
ええっと、……
ぬ……
あららら、駄目そうです。
[鍵穴に工具を突っ込んで開けようとした。
さすがにピッキングの心得は無かったのでうまくいくことは無かった]
残念、ですね。
うん、よろしくね?エーリィ。
[笑顔に釣られて、こちらも自然と表情がほころぶけれど、]
そっちの扉も、ダメ?
[開かないと聞いて、また落胆。]
[現状を見て、
只管、前向きになれるほど子供では無く、
だからと気落ちを隠しきれるほど大人でも無かった]
――。
[理由を知ろうとも思わないが、
石化した者を壊した者が居た、のだ
其処を含めても希望的観測はし辛くて]
(………怖い)
[死と言う未知も、
見える光景も、聴こえる音も、怖かった
『救われる権利』を得た人を殺めてまでも、
欲しかった居場所だったのに――*。]
んー……開きませんか。
[声のした先、男性の動きを確かめて、少し首を傾げる。
そして、落胆したゲルダの肩を、先程と同じよう、
励ますように一度ポンっと軽く叩いた。]
休憩するなら、あちらに戻ったほうがいいかもしれませんよ。
砂埃が収まるまでは、此処で寝たら肺を痛めそうです。
[少し目を放した隙に居眠りを始めた男性に、
もう届かぬかもしれない忠告を投げた。
――忠告後、咳が一つ、唇から零れ落ちた。]
痛いです、何をしやがりますか。
うーん、これ以上、ヘソを、曲げても変わらないと思いますけど……。
ふあーーーー。
[言葉は途切れ途切れだった。
最後に一つ大きな欠伸をして地面に座るとそのまま*眠り始めた*]
●業務連絡●
背後の方向けの、ぼろっちいマップを用意しました。
進行するにつれ、増えていきます。
ただ、ぼろっちなのはすみません。
http://pipa.jp/tegaki/VEditBlog.jsp?TD=10452548
http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
ごめんなさい。こっちです。
[そのまま居眠りをはじめてしまう青年の姿には、
どうしたものかとブリジットに視線向けたかもしれない。]
…自由な奴だ。
[少し、楽しむかのような口調で。
>>218ブリジットからも視線を逸らされると背から手を離して]
ええ、そうお呼びいたしましょう…ブリジット。
そう…だな、ここで特効薬の研究は行なわれていた筈だ。
…何か、この状況に対して情報になるものがあれば。
もしくは…他に、出る場所を見つけられるか…だな。
[首元のバンド、スリープから醒めた今。
そのような進行速度で症状が進むかもわからない。
ブリジットの首元の数値を見てから、自分の喉を指差して]
……幾つって、書いてある?
[自分では、どうにも確認するのが難しい。]
―大広間―
[老人が消えたあとのドアを何人かががんばって開けようとしているだろうか。
そこは任せて、別の場所に向かう。
そう、記憶にあった。
この城……施設に入ってきた玄関。]
………
[暗い闇が落ちているその廊下へ、行ってみようと足を向けた。ただ、そこにはいばらは生えている。少し、危険だろうか。]
ええ。寝てしまわれましたね。
[ゲルダに重ねて、困った声音でポツリと呟き、肩を竦める。]
流石に、男を一人で運ぶのは、しんどいかも。
マスクとかあれば、いいんですけどね。
[呆れたようなブリジットの視線の先から、
上げた視野には玄関の方に向かう、赤い髪の人が見えて。]
あっ、そうか、玄関……。
一番に確認しに行くべきだった。
[まだボケてるなぁ……と、語ちて、頭を掻いた。]
[暫くは記憶の整理をしていたが、思い立ったかのように
手枷をつけられたかのように重い手を上に伸ばし僅かに力を込める。]
…っ
[キシ、と霜が擦れ合う音が耳に届きそのまま更に力を込めた。]
[開かれた箱の隙間からは高い天井と、赤星が幾つも見えた。]
…。
[その赤い点滅と、新たに耳に響く音の不快さに眉をしかめた。]
マスク、かぁ…。替わりになるかな?
[眠る男の頭に巻かれたバンダナを外して、顔にかけてやった。ちょっと不吉な絵図になったが気にしない。]
玄関、そっちだっけ?
[そちらに向かうほど、いばらのツタは深く濃い。
ほころびかけた蕾も、いくつか見えた。]
…あっ、大丈夫?
[咳き込む男の背中をさする。
チラリと見えた首輪の数字。思った以上に進んでいた。]
>>233
[突然背中をさすられて、驚いてみると、さっき水を見つけた女性がそこにいた。]
ああ、すまない。僕は大丈夫です。
[とは言ってみたものの、彼女の視線がふと自分の首を捉えていて……
とりあえず、フッ……と笑みを零した。]
―――大丈夫です。
[もう一度、そう言っておく。]
それは……ないよりは、マシですか、ね。
[ゲルダが青年の顔に施した処置に、
それはちょっとと言いかけたのを、無理にまげた。]
っと、大丈夫ですか。
嗚呼、これは……。
[ベアトリーチェがまだ傍に居たなら、
どうするかを尋ねた後、ゲルダの後を追う。
そして、座り込んだ男性の首のバンドを確かめて、眉を潜めた。
Lv.3まで猶予のない数値。]
胸が痛むなら、無理をしないほうがいいですよ?
[医師ではなく、薬もない状態なら、
自分が言える言葉はそれだけしかなくて。
大丈夫という相手に、気遣わしげな視線を向けたまま、
立ち尽くした。]
>>235
いえ、大丈夫です。普段から鍛えてましたから。
[立ち上がると、二人に礼をする。そして、名を名乗った。]
とにかく、今どういう事態に置かれているのかの確認をしたいんです。行ってみましょう。
[男の顔は暗闇の中だが、その年齢よりは若く見えただろう。]
[つ、と細長い指先で首元をなぞれば違和感と金属質な感覚。
「07」と印された数字が躰を余計に重く感じさせた。]
…。
[自らのカプセルの蓋を開ききり、顔の表情を半分は隠してしまうような長い髪を揺らしながら周囲に視線を配った。]
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