迷犬 パトラッシュは、占星術師 クローディアが階下へと降りる足音に、耳をぴく

迷犬 パトラッシュは、天使の微笑みを浮かべて眠るネロに、濡れた鼻を押し付ける

迷犬 パトラッシュは、少年 ネロの眠りが深いのを見て、暇つぶしに階下へと

迷犬 パトラッシュは、別に主従の続きには興味がない

迷犬 パトラッシュは、ついでにＢカップとかさらしとかも知ってるけど興味がない

迷犬 パトラッシュは、占星術師 クローディアが座る傍にお座りして、撫でて欲しそうにじっと見上げる

迷犬 パトラッシュは、少年 ネロとの関係まで主従扱いしようとするクローディアに困惑した

迷犬 パトラッシュは、少年 ネロとは魂の双子並みの熱い友情で結ばれていると信じている

執事 ジョエルは、部屋にて、微妙な悪寒を感じたかもしれない。

迷犬 パトラッシュは、だからゲコクジョウなんて人間にしか関係ないと思っている

迷犬 パトラッシュは、執事 ジョエルが部屋にて、微妙な悪寒を感じたかもしれないなんて知らない

執事 ジョエルは、取り敢えず階下へ向かって、　　　　犬が居た。引き返そうと。

迷犬 パトラッシュは、階下へ降りようとする足音に、天の助けとばかりに尻尾をふりふり

執事 ジョエルは、――したが、犬と戯れる女性に確りと呼び止められた。

執事 ジョエルは、一時停止。

迷犬 パトラッシュは、その背後でクローディアが目をキラキラさせているなんてしらない

迷犬 パトラッシュは、一時停止したジョエルの前（というか階段上方）に回り込む

迷犬 パトラッシュは、執事 ジョエルを信頼の目で見た。