……その、みょーな期待感は否定しない、けど。
[じり、と後ずさる。
低く身構える様は、どこか獣を思わせるか]
……オレ的には、平穏かつ穏便に日々を生きていきたいんだけどなぁ。
[そう、言いながらも。
既にこの場であった戦いの名残りと思われる血の気配は、先ほどから眠れる部分をざわめかせていて。
抑えきる自信がないのも、事実]
……なら、動いた方が、いい、か。
[ぽつり、呟いた後。頭の上の銀色を手に乗せて]
ズィル、ブレードモード、アクティブ!
[ひょい、と上へと投げ上げる。一瞬の閃光の後、落ちてきたのは直系60センチほどの銀色の、輪。
ただし、その外周には一目でそれとわかる、鋭利な刃が煌めいて]