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ええ、そうですね。
一緒にのんびりしたりするのも楽しいですけれど、手助けしたりされたりもまた良いものです。
[うんうんと頷き。
豪快な悪趣がくるかと思いきや優しい握り方にほんのりと微笑んだ。
軽く握手を交わして手を離し]
迷路、ですか?
……まあそうですね、迷路でもあるかもしれません。
館への道はわかりますから、案内しましょうか?
[なんとなくピンと来て。
くすくすと可笑しそうに笑いながら胸を張るイヴァンを見上げてたずねる。
案内してくれといわれたら、にこにことした笑顔のまま、ともに歩き出すのだった**]
─大祭会場─
[滑るように駆けて来た先は、先程榛名達を拾った出店前]
おじさぁん、あの人館に連れてったからご褒美ちょうだぁい。
[しっかりご褒美を貰いに来たのだった。
おじさんは「仕方ねぇなぁ」と苦笑いをして、果物の蜂蜜漬けを器に盛り付けてくれる。
出店の横にあるテーブルに置いてもらうと、犬型のままそれを食べ始めた]
んぐんぐ……甘くておいしい〜!
[嬉しそうに渦巻き尻尾をしたぱた。
しばらくはご褒美に夢中になってもぐもぐしていた]
─大祭会場・館→森の中─
[館に残る者、外に出る者、それぞれを見送った後]
さあて、始まるまでそこら散歩してこようか。
[軽い口調で言いつつ、黒の飾り帯を翻して外に出る。
人ごみを歩くのもやや飽きたので、歩みは自然、森の中へと向いていた]
ええっ!?
道、判る、って覚えたのか?
ゼルギウス、お前すげぇな…
[案内を、と言われれば松の葉色の目を真丸く
パチパチと瞬いた後、うん、と頷いて笑顔。]
じゃあ是非!
流石にそこそこ歩いたから、
今日はちゃんとベッドで寝たいんだ。
[右肩に左手を置き、右腕をぐるぐると回し。
館へと向け、共に歩き出した。]
―大祭会場・館―
こんなに賑わってるると、出来るだけこっちでいないとだね。
気をつけよう。
[館の外を見てぽつり]
ナタさんもまたね。
ボクはこの館の中を見て回ってみようかな。
榛ちゃんはどうしたい?
[一人にするのは心配だけど、したいことの邪魔をする気まではなくて。どこか行くなら後でそれとなく気をつけておこうかのこころ]
――会場内――
うん?
いやほら、目的地に到着する時間の目測を誤る事って、良くあるだろ?
ま、野宿も楽しいもんだけどな!
[ゼルギウスに笑顔で語りながら
相手の足が先に向き先を決めないなら ふらりと
全く逆の方向へと歩き始める。
何故かその歩み方に 迷いは無く自信満々で]
あーそうだなぁ、
仕事が忙しくてその場で寝ちまう事もあるな。
あ、オレ、人間の町で大工してんだけどさ。
[腕をあげて むきっと 立派なちからこぶ。]
─森の中─
[メインの会場からやや離れると、包み込むのは静かな空気。
その静けさに紫をす、と細めた後、少し開けた場所で歩みを止めて]
……ここは、いつ来てもかわらないなぁ……。
[ぽつりと呟く。
極光の地の変わらなさには、退屈さを覚えるけれど。
この森の変わらなさに覚えるのは、安堵。
だからと言って、ここに住まうかと問われたら、笑顔でお断り、と返すのだが]
おお、さっそくだな!
惑わしの魔法でもかかってるんかな、此処。
[ちょいと引かれる裾に振り返り、
ゼルギウスが歩く方向へと足先を向ける。]
おお、そうなのか?
結構いそうだな、人間界に居る奴ら。
姉ちゃんも人間界にいるし、エリもだしな。
[ひょい と屋台の屋根にぶつかりそうになり
身を屈めて避け 辺りを見渡した。]
いえいえ、そんな魔法かかってませんから。
というか幾らいたずら好きな妖精たちだって自分達も迷いそうな魔法を使うわけないと思いますよ。
[イヴァン>>286にちがうちがう、とぱたぱた手を振って。
イヴァンが横道にそれそうになるたびに服の裾を引っ張って軌道修正しながら]
そうみたいですね。
本来の住処で暮らしていてもいいのですが、だんだん退屈してきますからねえ。
その点、人間たちはなんだかんだと入れ替わりが激しいですから退屈する暇もありませんし。
[うんうん、と頷きつつ。
背が高い相手の仕草に、背が高すぎるのも問題か、と納得したような視線を向けて。
そしてしばらくしたら、館の姿が見えてくる]
―大祭会場・館―
[エッチじゃないと力強く主張するゲルダに、笑いかけながら]
エッチなのは〜、悪いことじゃないの〜……
[とかフォローになってるんだか、なってないんだかわからないことを言っていた。
そして、自分が言った言葉の責は自分に帰り、ゲルダに肩をたたかれ。
あわててなでさする様子に自分は特に気にしてないのか、いつものようにふらふらした様子で]
でも〜、ゲルが幸せになると〜、私も幸せなの〜…
[ゲルダに笑いかけながら、そんな言葉を]
[これからどうするかを尋ねられると、しばらく間を置いた後に]
お部屋〜……、探すの〜…
[自分の寝床確保をまずは優先させたいらしく]
ゲル〜、一緒〜…?
[部屋探しの意味なのか一緒に泊まるの意味なのかはっきりとしない疑問の言葉を投げたり]
そうかなぁ。
じゃあただの入り組んだ迷路ってだけか。
[はっはっは、と笑いながらゼルギウスの言葉に
うんうんと頷いて。
見えて来た館に おお、とまた声を上げた。]
いい作りの家だ!
土台が随分深くまで掘られてそうだな…
[少しばかり興奮すると チリ と
尻のあたりから火の粉が舞うのは
本来 尾の先に灯す炎の気配。]
─妖精の森 中─
んと……ここが、あの木、だから…
あっち…?
[仲間達と一緒に移動はしているので普段いる森中ならばそう迷いはしないもののここまで遠出するのは初めてで。
立ち止まって地図とにらめっこしつつ場所を確認しているらしい。]
とりあえず…
気配が多い方行けば、なんとかなる…かな。
[結局地図を見ていてもいまいちピンと来ず。
綺麗にたたんで小さな鞄に仕舞い直して気配を探った。]
―会場のどっか―
おぉ、あたいはベッティだぁ〜〜
氷片の妖精なんだぜ。
[そいつの名前はちゃんとあたいの耳に届いてたんで>>263、あたいは自分の名前を教えてやったんだ。
気を抜くとふらっと飛んできそうなあたいの意識を留めたのは、熱くない手と焼き菓子の匂いだった。]
食べる!
[一つといわず二つ三つはもしゃったら、口から出てた何かは一緒に腹に入ったっぽい。>>267けぷーと満足したら、あたいはそいつの傍を離れたのさ。]
おうっ、だいぶマシになったっぽいし、あたい行く。
あんがと、またなゼラニウム!
[あたいはきちんと名前を呼んで、そこから離れたのだ。
何か呼ばれた気がしたけど、気のせいかと振り返ったりはしなかった。
ところであたいはゼラニウムにぐりられたのに、ありがとうを言うのはおかしいんじゃね?と普段のあたいだったら"じもんじとう"しただろうけど、今回はそれはなかった。なぜなら。]
……そういや何であたい魂抜けてたんだっけ。
[そんな言葉が出るくらいだからな!]
―館内―
う、うん。
ボクも榛ちゃんが幸せそうだと、幸せな気分になるけどさ。
[いつもなら笑って抱き合ったりするのに。
予想以上の人出に緊張しまくりなのでした]
じゃあボクたちも二階に行ってみよっか。
えっとね、お部屋はそれぞれにって聞いてきたけど。
一緒に寝ちゃダメってこともないと思うの。
どうしよっか。
[こてんと首を倒しながら、榛名を促して階段の方に足を向けた]
ひゃ…っ!?
…ぁ…えと、あの…
オマツリ、いくの。
[気配を探ろうとしたところに声をかけられ、びくりとして縮こまり。
声の主を見れば綺麗な女の人だったので少し緊張を解いて行き先を告げた。
相手が実は男性なのはまだ気付けず。]
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