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―館ニ階・客室―
[客人の趣向に合わせ、畳張りの和室に姿を変えた一つの部屋。
山水画の掛け軸と刀掛け台の置いてある床の間、その前で烏は本来の姿を取り、座禅を組んでいた]
……やれ、見事なものよ。
此れも王たる者の力か。
[薄く目を開き、感心したように言葉を紡ぐ。
片膝を立てて立ち上がり]
あちらの方は見そびれていたな。
[障子を開けば吹きこんでくる風に目を細め。
其処から直接外へ向かうべく、両翼を広げた]
ん、あぁそうだな!
やっぱり 助け合いは大事だからな!
[ぐぐ、と拳を握り 振り返ると
ほっそりとした手を痛めた赤を目ざとく見つけ]
ああっ!!
わあ すまん!
申し訳ない!
[大慌てで 其の手を取ろうと
丸太のような腕を 相手へと伸ばした。]
/*
渋いな、黒江たんの部屋!
……そいや、自分の部屋描写してないねー。
まあ、恐らく捻りもなんもなく、シンプルですが。
─森の中─
ぅ…ううん。
お姉さんに、驚いたんじゃ、ないの。
私、お姉ちゃん達以外、あんまり会わないから、その…
[なんと言えばいいのかわからなくて眉を下げて首を横に振り。
道が分からないのかと聞かれると、躊躇いながらも頷いた。]
うん…こっちまで来たの、初めて、だから。
どっちに行けばいいか、わからないの。
─大祭会場・出店前─
[果物の蜂蜜漬けをもぐもぐぺろぺろ。
器についた蜂蜜まで舐めとってしまうのはご愛嬌。
余さず平らげて、出店のおじさんににへらと笑った]
ごちそうさまぁ。
おいしかったよぉ。
[幸せそうに笑う気配を載せ、器を加えるとおじさんへと渡した]
そーいえばお祭り始まるのはまだ先?
準備も整って来たし、もうすぐかなぁ。
[おじさんに話しかけながら出店の横にお座り。
招き猫ならぬ招き犬]
―館内―
[ゲルダが緊張する様子には気づいているのかいないのか、ぽんとその肩をやさしくたたいて]
二階なの〜…
二人の〜お部屋さがしなの〜……
[ゲルダに促されるように二階へと上がる階段に向かい]
じゃあ〜、近くのお部屋か、一緒にする〜…?
[かくんと首をかしげてゲルダにそう提案を]
あや、あれは……。
[そんなわけで適当にふよんと飛んでいたら、あたいの視界に見たことある黒い羽が映ったんだ。]
ブンヤじゃん!
おまいも来てたんか!?
[あたいはそいつだと思って、顔も見ないで後から、黒い羽したやつに飛びついた。]
─大祭会場・休憩所─
[ベッティを引き摺って、会場を回りつつ、あちらこちらに氷柱を立てていたわけだが]
よし、これで39本目
じゃあベッティ、次は……
[そう言って、振り向いた先。そこには既にベッティの姿はなく]
…………逃げた、な
[そういえば、さっきから食べ物与えても妙にふてくされた顔してたか]
よかろう。ならば、見つけ出してぐりぐりの刑再びだ
[そう言って、やけに楽しそうにその場をあとにした
まさか、探している間に別の場所でぐりぐりを食らっていたとは思いもしない]
いや、だめだ!
オレが言うのもアレだが 火傷は軽く見ちゃだめだ。
これだけの館だ、医務室くらいあるだろう。
[やや強引めに ゼルギウスの手を取り
館へと 足を踏み出した*]
/*
水は火に勝てる属性でもありますが、勝つ気がなければ負ける属性でもあるので加減が難しいところ。
一方的に勝っても負けても楽しくないし、なによりもユーベルの元設定で火が苦手、があるからどうしても負ける描写ばかりしてしまいます。
加減大事大事。
─森の中─
うん。
たまに、お客さんは来る、けど。
いつもはお姉ちゃん達だけ、なの。
…いい、の?
[優しそうなお姉さんの同行の申し出に、少し目が見開いて。
一人でいるのも淋しかった為、できれば誰かと一緒がいいとは思ったのでおずおずと見上げた。]
お姉さんは、オマツリ、知ってるの?
オマツリって、楽しい?
―館・医務室―
っと、いや、だからだいじょうぶですってっ……!
[手を取られたまま館の中に引っ張っていかれて、あわてたようにイヴァン>>308に声を掛けるけれど。
こちらの言葉を聴いていないように一階にあった医務室へと連れて行かれた。
建物の中では迷わなかったのか、それとも偶然かはしらないが、間違った扉を開くことなく、白で統一された部屋の中に入り]
火傷が恐いことは知っていますけれど……これぐらいの火傷でしたら日常茶飯事ですから、ほんと気にすること無いんですよ?
私は火の扱いが下手なのでよく火傷しますし……
[そういいながらもイヴァンの勢いに押されて医務室の椅子に腰を下ろす。
正直この程度なら少し冷やしてあとは放置でかまわないと思って僅かに苦笑した]
―館・二階―
[とんとんと階段を上がる]
あ、お隣同士とかでもいいね。
榛ちゃんのお部屋に遊びに行くとかも新鮮。
[榛名の提案に笑って、空いている部屋を確認する]
ここ、並んで空いてるみたい。
どうかな?
[パッと覗いた時はいつもの自分の部屋みたいに見えたけど]
─森の中─
お姉さんも、いっぱいお姉ちゃん、いるの?
[似ている、と言われた理由を自分なりに推測したもののずれていることには気付かず。
笑みを返されると安心してこちらもにっこりと微笑んだ。]
うん、それじゃ…お姉さんと、いっしょに行く。
[差し出された手は戸惑いもなくぎゅっと握って、お祭りのことを聞けば目を輝かせた。]
ウタゲ?
ウタゲも、楽しいの?
楽しいこと、いっぱいなんだね。
―大祭会場―
[遠慮なくガツンと行った後、あたいは羽根を羽ばたかせて自分でもバランスを取ったのさ。両方落ちはないからな。]
………あれ。
[でも飛びついた先の感触が、あたいの知ってる“ブンヤ”とは大分違う事に、あたいは首をかしげたのさ。何か固い。ブンヤはもっと柔らかいのにさ。
声がしたので顔を上げると、全然違う顔にあたいは目を丸くしたんだ。]
だ……………誰だおまえ!!
[その格好で固まったまま、あたいは暫くじーっとそいつの顔を凝視した。]
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