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なんだコレ……カード?
って、なんだ、あの自称ブラウニーの姐さんじゃん。
お菓子の生る木?
……あの姐さんも好きだねぇ……。
[シンプルな招待状に、こんな感想を漏らしつつ、しばし腕組み思案して]
ヒマだしおもしろそーだし、行ってみっかね。
[この結論に達するまで、きっちり一分しかかからなかったとかなんとか]
─ アナスタシアの屋敷 ─
[そんなわけでカードの作る道を辿り。
抜け出た先は、シンプルな空間。
雲のようなクッションの山と机が一つ。クッションの山の反対側には、何故か滾々と水の湧き出る泉が一つ]
……ぉー……。
[現れたそこをぐるり見回し、そして]
で、ソレは必ずある、と。
……好きだねー……。
[目に入ったブラウニーに、素で突っ込んだ]
[ちなみに、装いは黒のライダースタイルから、黒のタンクトップとジーンズに紅のジャケット、というスタイルに変わっている。
一見すると普通の人間の青年スタイルだが、よーく見ると蒼の瞳が爬虫類的縦瞳孔だったり、身に纏った『金』の気だったりと。
本性を伺わせるものはいくらでもあった]
んーで、っと。
[ブラウニーから視線を移した先にあるのは、そこだけ機械的なディスプレイ。
覗き込んでちょい、とつつくと光が走り、情報らしきものが表示された]
Name:ユーリー/Yuly
Type:白龍/Báilóng
----
Sex:Male
Other:西海白龍王の眷属の一……なのだが、人間の暮らしに興味を持ち、地上で放蕩生活を送る若龍。
重度のスピード狂。バイクに自分の力を宿して、異常スピードを出すのが趣味というある意味迷惑なヤツ。
/*年齢は300前後。
100年ほど前から地上をふらついており、一箇所に定住せず世界各所を巡っている様子。
アナスタシアとは、疾走中の休憩にと立ち寄った甘味処で知り合い、甘い物好き同士でまあまあ意気投合しているらしい。
ユーリーは通称で、本名は湧凛(ユウリン)と言うが、通りのよさ重視でユーリーと名乗っている。
本名は、信を抱いている相手以外には教えていない。
希望縁故:本名教えられるレベルの付き合いができる相手。*/
/*
ってーわけで。
例によってエントリだけで中バレしそうなねこ、参上!
と、ぼけた事を言いつつ、お邪魔しております、くろねこたすくでございますよ、と。
新セットでのお茶会、どーなるかはわかりませんが、皆様どぞよしなに。
ところで。
ユーリーだったら黒龍じゃね? とか白龍ならダニールじゃね? という突っ込みは受け付けないのでよろしゅうに(何。
ドミニカ がきたらしいよ(4人目……だったかなあ?)。
ドミニカ は 余り物 になれるよう、天に祈った。
[海に面したお屋敷。
そこの大旦那が亡くなったと葬儀が行われている。
その数日前からお屋敷の近くでは女のすすり泣く声が聞こえていた。
陰鬱なすすり泣きかと思えば、違う声音が泣き叫ぶ。
そんな日々が続いた後に大旦那が息を引き取ったことに、やはりあれはバンシーの声と人間たちが囁きあっていた]
――――――― おしごと、しゅうりょう……
[小さな小さな声は満足げな響き。
それは人間たちには聞こえず。
葬儀を見届けて、女は踵をかえした]
[そんな女の目の前に。
ふわりと降りてきた一通の招待状]
――あれ……アナスタシアおねえさまからだ……
[生気のない手が広げた手紙には、お菓子を食べにおいで、という内容。
首をかしげて、お菓子のなる木ってどんなのだろう、と、泣きすぎで腫れた瞳を瞬かせる]
―― うん
いって、みよう。
[こくり、と一つ頷いて。
招待状が作る道へとはいっていった]
─ アナスタシアの屋敷 ─
[招待状の道から繋がったのは、ごくごく普通の客間。
落ち着いた色調の部屋には、ただし、鏡が一切ない。
部屋の中に甘いにおいがするのは置かれたブラウニーのおかげ。
花も何も飾られていないその部屋は落ち着くものだった]
……さすが、おねえさま。
[感涙に咽ぶ声になるのは仕方がない。
涙に濡れた瞳が部屋を眺め、ディスプレイを捉える。
文明の利器には疏いから首をかしげた。
親切なディスプレイは親切にも遣い方から説明してくれるようだ。
こくこくと頷いては血の気のない指先がディスプレイに触れる。
屋敷にいる人の一覧に、自分の名前も乗っているのを確認してその日は終わる**]
Name:ドミニカ/Dominika
Type:バンシー/Banshee
------------
Sex:Female
Other:スコットランド地方を住いとしている。年齢は数えていないので忘れた。
お仕事中は髪を振り乱してることもあるけれど、基本的にはきっちりまとめている。
若い女性の姿で、血の気がなく生気に乏しい姿をしている。
基本的に泣き声泣き顔のため、人間社会に溶け込むことができずに文明の利器は苦手。
ただし服はちゃんとまねしている。
/*
アナスタシアよりは年下。
泣いてばかりでコミュニケーションがとりづらいバンシーなのにお菓子を勧められたりして仲良くしてもらったからアナスタシアを慕っている。
住んでいる地方に引きこもりでもあるから、知り合いは少ない。
希望縁故:アナスタシア以外の世間知らずを指摘してくれるお友達。
*/
ベルナルト がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
ベルナルト は 余り物 になれるよう、天に祈った。
[金の翼に大きな鈎爪。
鋭い嘴に射抜くような瞳。
下肢は絹のような白色の猛獣のそれ。
神の宝を護る生き物は、どこまでも神々しく。
侵犯しようとする輩に対しては、どこまでも凶悪だった。]
[宝物庫から一目散に逃げた連中の気配が完全に遠ざかると、瞳から剣呑な色が失せ。]
……ったく、どいつもこいつも。
人のもん盗りにくる暇あんなら働けっつーの。
[先程とはうってかわって、軽い口調でぼやいた。]
Name:ベルナルト/Bernard
Type:グリフォン/Griffon
----
Sex:Male
Other:
2〜300才位の若いグリフォンで、神々の住まう山脈の中にある宝物庫の番を務める一族の次男坊。
たまに神様の車を引いたり使いっぱしりさせられたりもしている。
本性は上半身が金色の鷲、下半身が白色の獅子の巨体で、仕事中以外は金髪碧眼の青年の姿でいることが多い。
/*
途中で数えるのが面倒になったので正確な年齢は解らない。
性格は基本軽めだが、プライドはそれなりに高いかも。
美しいもの=宝と考えてる節があり、自分が美しいと思ったものは保護対象。
神様の使いっぱしり中にガス欠でへばってるところに菓子をめぐんでもらったのがアナスタシアと出会った切欠。
希望縁故:俺が保護対象と認定した相手。ケンカ仲間もいたら嬉しい。
*/
お?
なんだこりゃ。
[ひら、と目の前に舞い降りた一通の封筒に気付くと人型に変わって手に取った。
中に認められていたのはアナスタシアからの招待の旨。]
ふむふむ、菓子か…
美人からの招待は受けない訳にゃいかねーよな!
[にぱっと良い笑顔で言い切ると、早速アナスタシアの屋敷へと向かうことにした。**]
/*
どうも軽い男に定評のあるなであ。です。(有りません
とりあえず綺麗なものに弱いっつー設定にしてみた。
まだキャラがふわふわしてて固まってねーんだけども、動かしてきゃなんとかなるだろう。(ぉ前
グレゴリー がきたらしいよ(6人目……だったかなあ?)。
グレゴリー は ただの人 になれるよう、天に祈った。
[金色の壁に囲まれ、男は目を閉じていました。
煙の体は風もないのに時折ゆらゆらと揺れています。
それがどれくらい続いたかわからないある時、不意に狭い世界に光が差しました。
半分瞼を落とした男が見上げると、金色のティーポットの蓋が少しずれて隙間が開いておりました。]
んー…
今度はゆっくり眠れると思ったのに、困ったもんだねー
[駆け落ちした若い恋人達を『二人(しか歩いていける範囲にいない砂漠)の世界』へ連れて行ってさしあげ、
もちろん完璧な二人きりにするべく自身もそこから姿を消して(契約途中で逃亡して)からまだ数ヶ月しかたっていません。
煙はしぶしぶながら明るい外の世界に出て行きます。
そして蓋が閉まらない原因である挟まれていたカードを手に取り眺めました。]
あーあーあー…
二つ目の願いでほったらかしたヤツかー
見つかったら仕方ないね
願いどおりお茶でも何でも給仕いたしましょうか
[招待状の文面をいかにして都合よく読み取ったのか、男は勝手に三つ目の願いとして了承してしまいました。
招待主の意図はどうあれしばらくは彼女の屋敷内で飲み物に困る事はないでしょう。]
―アナスタシアの屋敷―
[開かれた道を通り辿り着いたのは、見事な暖炉をしつらえた一室でした。
炎は赤々と燃え、太い薪が部屋の一角に積まれています。
暖炉の前には大きな揺り椅子と丸テーブル。
飴色のテーブルの上にはディスプレイと茶色い焼き菓子が一切れそっと置かれておりました。
部屋を見渡していた男は、菓子に気づいて髭を捻ります。
そして徐に手にしたティーポットを傾けました。
煙の住処だったはずのそこからは、薫り高い酒精が零れます。
菓子にかかると同時に酒精は小さな炎になりました。]
コイツをいただくのもひさしぶりかねー
お仕事は一息ついてからにさせていただきますか
[もう一度ポットを傾けると今度は濃い珈琲が空中へ注がれます。
黒い液体は魔力でできたカップに受け止められテーブルへ。
男は揺り椅子へと実体化した体を落ち着けると、ディスプレイへ指を触れました。]
ロラン がきたらしいよ(7人目……だったかなあ?)。
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