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[ツッコミを入れた後、アマンダの方に向き直り。]
ああ、そうだなあ。
あんな感じの子が食べると絵になるか……っておい!
チェリーを喰うな!それは千花用の……。
[フルーツパフェに目をやる。
おまけしてもらった苺が消えている。]
……千花。勝手に喰うな。
[がっくり。]
ひるひおひはいひごをはべているからはいじょうぶだよ。
[もぐもぐと口を動かしながら云うのは、行儀が悪いのですけれども。]
[そそくさと去ったユリアンに安堵の息を吐く。どうも苦手だ。
同じ騒がしい存在でも、少女には苛立たしげな態度をとる事もなく興味深げな視線を向ける]
ハイン、そのチェリーは良くない。千花は好きだけど。
千花、貰ったらお礼を言うんだよ。
「チッ」
[ちゃっかり苺を両前足で抱えて既に食べてる相棒にはその程度]
そう。
目に映るもの、感じるもの、それらを楽しむのは、生命体としての大事な『仕事』ですよ?
[疑問符を浮かべる少女に返す言葉は謎かけめいて。
チェリーを掠め取るその様子に、おやおや、と声を上げる]
……っと。
[それから、耳に届いた澄んだ声──微かに覚えのある、凛とした声に、そちらを振り返る]
……おや。
[金の髪と緑の瞳の少年には、微かに覚えがあり。
瞬き、一つ]
そうか。
地方に依っては特殊な文化を持つこともある。
幼子から香辛料を大量に摂取する地域も存在するからよもやと思ったが個人の嗜好なら何も言う事はあるまい。
こんにちは、アマンダ。
私はここのメニューへ精通していない。何か適当に頼んでくれ。
[外套を脱いで、何処へ坐ったものかと店内を見回す]
成程。桜ついでに仕事か。
ここの桜は天下一品だから絶対みた方がいいよ。
特に西の外れの桜は見るべきだね。
あまりの見事さに毎年の事ながら感動する。
[...はオトフリートに紅茶のお代わりを入れながら、目の端にベアトリーチェがハインリヒのチェリーをぱっくんちょしたのに思わず笑い、手元が狂い紅茶を零しそうになったのを気合いでカバー]
あぁ、ええと。
ハーヴェイさん、こんにちは。
僕も泊めてもらって良いですか?
うん、お金も持ってきたし、苺も貰ってきたので……
[右腕をゆっくりと持ち上げ、渡そうとするけれど
手の指があまり動かなくて]
そこに、手を置いて。
[左の手で、そっと右手の指を、固まったような指を外させて
ぽとり 落ちる紙袋]
どうぞ。
[ハーヴェイが、影の王が受け取るのに、子供らしいほほえみ。]
そうか、チェリーは良くないのか。覚えとく。
[千花の口の周りを見て、苺の汁が付着している事を確認。
改めて、フルーツパフェに手を付ける。]
ベアトリーチェ。
何を言っているのかわからん。食い終わってから話せ。
[再びツッコミ。]
[それからアマンダの言葉に、向き直って微笑む]
こんにちは、おひさしぶりです。アマンダさんも千花さんも、お元気そうで。
[それから氷の精には、少し困ったように]
多分、だけどね。
少なくとも、全員がってことはないと思うし。
[隊商を無事に送り届け、報酬をもらって街へと。
中央広場の噴水前を、真紅と銀が並んで歩く。]
ここ…だって話、だったよな?
[視線の先には北の丘。あの中にいくつもの遺跡があるという。]
「えぇ、そうです。鍵の眠る街、シュリセル…。」
[銀の男も目を細め、同じ視線の先を見る。]
「とりあえず、若は暫く休んでおいてくださいな。
先ほどの傷も痛むでしょうし…」
いや、たいしたこと無いっての、このくら……!!!
[言葉の途中でさっき手当てを受けたばかりのわき腹の傷を掴まれて絶句。]
『何だか、凄く力を感じるマスターさんなのね』
[少女はノホホンとそんなことを考えている。
幾ら力を抑えているとはいえ、それはそれでどうなのか。どこかから溜息が聞こえてきそうだった。
改めて店内を振り返れば、よく親しんだ気配を宿した人が何人も]
『不思議なお店……』
「ほら、いわんこっちゃない。
…とりあえずいつもの店に居てくださいな。
二、三日中には戻りますから。」
[くすくす笑いながら、やけに早足で逃げる銀の男に深くため息。
ゆっくりとした足取りで、行きつけの店へと。]
─→西通り「Kirschbaum」へ…─
[興味深げにじっくりと少女――影輝の精霊を見つめた後、微笑を浮かべる]
ようこそ、桜のきれいなこの町へ。いい季節に来たね。
私はアマンダ。相方は千花(ミルフィオリ)。
[ティルの苺をもらってきたと言う紙袋に視線釘付けな相方を撫でて、ハインリヒに向き直る]
彼女も可愛いけど、ハインも可愛い。食べて問題ない。
[アマンダから見ればハインリヒも十分若い。
千花は口の周りの汁にも気付かず、やっぱり釘付けのまま]
[汚れてしまった口もとお絞りでごしごしと拭ってから、ふうっと息を吐き出して微笑いました。オトフリートの謎なぞ>>153のような云い方には笑みのかたちのまま、けれども緑の眼にはこどもらしくない光が宿り、すらすらと言葉が出てきます。]
うん、そうだね。
生命があるというのは、それだけでもとても尊いことなのだから、
ものごとを見て、聞いて、感じるのは、たしかに大切な『仕事』だと思う。
[ですが笑い出したユリアン>>155を見て、きょとんとまたたきをすると、その光もすぐに消えてしまったのでした。]
ユリアン、大丈夫?
でも、落さなかったのはとても凄いと思う。
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