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[どうやら眠っているらしいミハエルから、少し離れて腰を下ろす。
千花は楽しそうに森を飛び回る]
美味しいもの、食べる前の運動。悪くないね。
[日差しは暖かく、森は静か。
そのまま仰向けに寝転んで、大地のぬくもりに*目を細めた*]
寝てるだけなんて、つまんないのに。
おやすみ、アマンダ。
・・・・・・・
わたしもっと飛ぶわ。アマンダの身体、軽くて楽しい!
―夜半/Kirschbaum―
[寝静まる頃に階段を降りる。苗床の足音に気付いて影の王は顔をあげた。
苗床の手が、悪化しているのはかれにはわかったことだろう。
白の苗床は微笑んだ。]
……だから早めに来たんだ。次はどこになるかもわからないし。もうあと何度も来れるとは思わないから…少しくらい関わっても問題ないからね。
そのことは知ってるよ。鍵の書、だろう?
一ツ目カラスに聞いたんだ。
……はなを、呼びにいってくるよ
―夜半/桜の下―
……綺麗だね
[薄紅のつぼみの膨らみに、手を伸ばす。
その手にふわり 三ツ花が乗る]
はな、戻ってと言った時に戻らないからだよ。
ちゃんと、おいで
[ふわり ふわり
舞い上がった花が、苗床の白い肌に、額に、咲く。]
……食事にいこうか。
はなに力をあげると、おなかがすいてしまうよ
[申出にこくっと頷くと、ぱくっとかぶりつきました。つるっとした舌ざわりの冷いプリンは、Kirschbaum特製なのか、他より甘くおいしく思えます。]
ありがとう、ダーウィッド。
[食べ終えてにこにこと笑顔を向けます。一度名前を聞いたなら、ベアトリーチェは滅多な事では忘れません。]
ダーウィッド、お仕事大丈夫?
怪我はしていないかな、痛いのは嫌だと思う。
[一方的に話しているとハーヴェイに声を掛けられ、無暗やたらに魔法を使ってはいけないと注意されました。それは彼がダーウィッドの正体を悟っているからでしょうか。]
ベアトリーチェは大丈夫だよ、ハーヴェイは心配症だね。
―夜半/森林―
[森の奥へ奥へと、歩いて。
闇緑の森の中よりは、月と星の光で明るい]
コン、ヨウ。
[たどりつくは、かれがシュリエルに来る門たる樹。
呼び掛けると、ふわりと葉はかれに近付き、
根がうごめいてかれに絡む。]
うん、中に。はなが外にいすぎたから…力をちゃんと、あげないと
[静かな根がかれを樹へと引き寄せる。
かれはあらがうこともない。
その樹の中に引き込まれ――]
[ひとひら 舞った 葉も消えた]
―明け方/森―
[わずかな寒さに、葉がひらひらと樹から飛ぶ。
朝の光を受けると、きらきらと輝くだろう。
苗床は樹の根本に、丸くなって眠る。
*力は制御されているようだ*]
―「Kirschbaum」3階客室―
……さて、これからどうするか。
[部屋からぼんやりと窓の外を眺めて呟く]
「お好きなように」
[呟きに、白梟が素気なく返してきた。
苦笑]
投げやりに言ってくれるな、相棒殿?
「あなたが相手ですから」
……さよで。
……ま。
慌てて騒ぐ必然はあるまい。
今の所は。
「あってから、では遅いのでは?」
それもまた、世の理の一端。
[さらりと言いつつ、微かに笑む。それから、ゆっくりと立ち上がり]
さて……そう言えば、広場に時計があったな。
せっかくだから、『挨拶』でもしてくるか。
[どこか冗談めかした口調で言いつつ、部屋を出て。
階下にいる人々と軽く言葉を交した後、*広場へ向かうだろう*]
[小さく息を吐いたハーヴェイになにか用があって来たのではと訊かれてベアトリーチェははたと手を打ちました。部屋に戻るというダーウィッドに手を振り見送ると、椅子によじ登ります。]
ああ、うん、そうだ。
なにがあるのか、ハーヴェイなら知っているかと思ったんだよ。
[曖昧な問い掛けにハーヴェイは「さあ。」と言葉と返すばかりです。その返答に満足したわけではないでしょうが、ベアトリーチェはそっかと*肯いたのでした。*]
[最後に陶芸家の工房、勝手口にある油瓶に油を注ぎ、ふうと一息つく。
今日の作業は終わり。いつもならこのまままっすぐ家に帰ってぼーっとするところだが…
ここにきて初めて、少し町をうろつこう、と思った。]
…いい、匂い。
[吸い込まれるように、匂いのする方角へと歩いていった。]
[彼女が見つけたのは、良く熟した苺が山積みになった果物屋だった。
果物屋の親父さんも、彼女の事をどこかで見た事があるとは思いながらも思いだせないようであった。
黒くて長いスカートから銀貨を取り出すと、手の平に少しだけの苺を買って彼女は墓場の近くの自宅へと*歩いて行った*]
/中/
初めての、無愛想RPをしたいと思います。
ゆえに、多分中心人物にはならないかと。
前回同様、脇役を目指したいです。
目立ちすぎず、主人公をたてる。裏にまわりたい。
発言よりも、描写で語る、これが今回のRPのテーマ!
ガンバリマス!
−北東部・森−
[アマンダは、顔を覆う皮膜に気付いて目を開ける。
何も、見えない。]
千花、退いて。見えない。
………。
千花、寝てるの?
[千花の返事はない。両手ではがして、頭に乗せる]
ばいばい、ミハエル。
[起きているのかどうかわからない精霊に、一言告げ立ち上がる。
千花を落とさないよう、バランスを取りつつ森を後にした。]
−東通り→広場−
[アマンダは頭上を気にしながら、のんびり歩く。
胸に下げた大粒の玉が、一緒に揺れる]
「待って待って! 見せて!」「きれいきれい!」
静かに。千花が寝ている。
[アマンダを追いかけてきた子供達に、指を口に当てて黙らせる。
頭を揺らさないようにベンチに座り、玉を見せた]
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