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お早う。お早う。お早う。みな、お早う。
[歌うみたいに繰り返しながら西の通りに向かってあるいてゆくと、梢からひらめいてとびたった鳥がそらのあおを截るのが見えました。それにつられて零れ落ちた花びらは、風に吹かれてちいさな鼻に乗ったのですが、ベアトリーチェは知りません。
「Kirschbaum」と書かれた看板に眼を挙げて、おろして、それから、お店の庭にある巨きな桜の木をじいっと飽きもせずに眺め、薄紅色の欠片がちらちらと雪みたいに舞うのを見ています。
お店に入っていく人たちは、そんなこどもを不思議そうに見たかもしれませんし、いつものことだと思ったかもしれません。]
少年 ティル が参加しました。
少年 ティルは、天魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[くらい くらい 森の中]
[まくらで しずかな 森の中]
[一ツ目 からすは どこへゆく]
[やみいろ 小枝に 羽休め]
[一ツ目 からすは 何語る]
[やみいろ 蔦の 上にして]
[一ツ目 からすは 羽広げ]
[やみいろ 空に 飛び立った]
[ やみいろ 森が 動き出す ]
―シュリセル北東部/森林地帯―
[菫色のふわぽふ縫い包みヴィオレットは、森の中の一本の樹をじぃぃ(中略)ぃぃぃっっと見ていた。
影輝王の分身たるかれ(ないしかの女)が見ているということは何かあるわけだろうが、普通の人間には普段と変わらずに見えるに違いない。その菫色の縫い包みが浮いているのを見てしまえば、間違いなく非日常であり異常事態だと思っただろうが。
まあそんなもしとかの話をしているんじゃない。
実際今は異常事態でもあった。それは力に関してであるのだが。
何がって強すぎるのである。翠樹の力が。
その要因であるのは、ちまいぬいぐるみ竜が見ている一本の樹。もといその根元に埋まり今は見えないましろな苗床。すなわち魔族。
一年に一度、シュリセルにやってきている苗床と呼ばれる魔族は、今回久々に強すぎる力を微妙に抑えそびれてきた為に、自分の力を自分で封印しているわけだ。
そういうわけで、ヴィオレットは強すぎる力に警告にやってきたという話。
だんだん力が抑えられてゆくのを感じたからか、そのままどこかに飛んでいく。縫い包みが。
しばらくして、樹から白い苗床が姿を現すけれど、当然そのときには居はしない。]
[首を軽く横に振る。表情は穏やか]
コン、力をお願いするよ。ヨウ、君もコンと一緒に残ってくれる? 誰かが僕の力を奪いにきても、君たちなら大丈夫だよ。
[足に絡む最後の根と、肩に留まる一枚の葉に。]
僕も大丈夫だよ、だって君たちを育てているんだよ。
それに、はなも、つたも、ケイも、カもいるんだから。
守れるのは、君たちしかいないんだよ。
だからお願い。
[囁くと根と葉は身体から離れるか]
ありがとう、コン、ヨウ。ぜったい見つからないように隠しておいて。
今年は少し、僕が早いから、きっとまだあの、ふるい桜は咲いてないし。いつもよりは遅くなるけれど、お願いだよ。
影の王に睨まれてしまうから。
陶芸家 アマンダ が参加しました。
陶芸家 アマンダは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
−北通りの端・工房−
[狭い室内で、高温の焔が揺れる。
白い指が指揮棒を振るように、その上に掲げられた。
差し込まれた硝子棒が飴のように蕩け、粒子の細かな泥が塗られた精霊鋼の棒へと絡みつく。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[白い顔には汗一つなく、茶色の瞳が焔を映す。
決められた作業順に動かされていく、銀色の指揮棒。]
[花の硝子の欠片(ミルフィオリ)が、静かに乗せられていく。
その上を覆うベールは薄い水色。
絶え間なく棒が回され、硝子は丸く整えられた]
[新たに生まれた玉は、細かな石の粉の中に沈められた。
焔に融かされ、石に抱かれ、愛でられるその時の為に玉は眠る]
[アマンダの作業が一段落したのを見計らい、アマンダと同じ色の毛並みをした生き物が一声鳴く]
「アンッ」
はい、完成。おつかれさま、千花(ミルフィオリ)。
何か冷たいものでも貰いに行こうか。
[置物のように身動きせず待っていた相方に声を掛け、道具を片付ける。高価な精霊鋼の棒だけは冷ましてから袖の内へと仕舞い、千花へと手を伸ばす。その手を駆け上がり、肩の定位置へと落ち着いたの確かめ、アマンダは工房を後にした]
→北通りを抜け西通りへ
探偵 ハインリヒ が参加しました。
探偵 ハインリヒは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[朝、町の入口。
よれた焦げ茶の帽子とコートを着用した男が、ふらりとやってくる。
不審者と見たのか、門番はその男を呼び止めた。]
…………あー、調書?
[2日程、髭を剃り忘れたせいだろうか。
あからさまに怪しまれている。]
しゃあねえな。ちょっと待て。
調書を書く必要はない。身分証を出す。
[ごそごそとコートの内ポケットを探り、カードのような物を取り出して門番に差し出す。]
―西部/桜の下―
[闇緑色の森の苗床を、魔族の仲間は変わり者という。なんでも昔、人を愛したのだとか。
朝陽を浴びてきらきらと、金の髪が輝いた。その髪も闇緑色の森にはふさわしくはないだろう。しかし栄養、という面で考えればあまりおかしくはないのかもしれない。
まあ魔族たちにはそんなこと、あまり問題にはならない。]
いつ、咲くのかな。
[桜を見上げた額には三ツ花が ふわり。]
はな……人目は少ない時間だけど……
きみがいたいんだから、僕はとめないよ。
[三つ花は風に舞い遊ぶ やがて枝の先の蕾にぴとり]
咲いたみたいに、綺麗だよ。
[ささやくと]
[*大樹の根元で ましろの魔族は 目を閉じた。*]
名前:ハインリヒ・ノイマン
Heinrich Neumann
職業:探偵(何でも屋と化しているが)
年齢:40歳
種族:人間
魔術師(と言う事になっている)。付与魔術専門。
古代語魔法を使っている。(ただし、知っている単語は一つだけらしい。)
本業は探偵なのだがあまり儲からないようだ。
現在、町の便利屋さん扱い。シュリセル出身。
「Kirschbaum」常連。裏メニューの存在も知っている……?
時間に正確、かつ時間にうるさい。銀無垢の鍵巻き懐中時計を愛用。
無類の甘い物好き。シガーケースの中にシガーチョコを常備。
(煙草も酒もやらない)趣味はスイーツお取り寄せ。
身長178cm、体重68kg。
よれた焦げ茶の帽子とコートを着用。何処から見てもやる気のなさそうなオヤジである。
/中/
次々と来られますな。
さて。
同族さんはいつ来られますか。
それにしても、占い師が一番マゾイと思いつつ選んでいるとか。
自分、それはどうなんですかと。
[門番はカードの内容を確認し、こちらに返却した。]
ま、そういうわけだ。
野良仕事帰りで不審者丸出しの格好だったのは謝るが、
そんなんでいちいち呼び止められちゃかなわんぞ。まったく。
[ぶつくさ言いながら、自宅兼事務所へ。]
─町の入口→自宅兼事務所─
─西通り・「Kirschbaum」近辺─
と……ここですか、と。
[風に長い髪を遊ばせつつ、教えられた宿へと向かう。
看板が目に入ったところで、歩みが止まった]
…………。
[なに、と。言葉で表せない感触。わかるのは、それが大きな力、という事のみ]
まあ……別に、いいか。
[小さく呟いて更に歩みを進めれば、店の前には一人の少女]
……?
[何をしているのだろうか、と。ふと、そんな疑問が過ぎって消える]
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