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[>>66自衛団を招き入れた後に、ミハエルの後ろに控える事は叶ったか。護衛という名目もある以上、近くに控える必要性を感じていたが、人払いを命じられたなら扉のすぐ外にでも立っていただろう。
故に当然、話の内容は全部聞いていた。馬鹿な話と内心憤慨したが、当然表に出すような事はしない。
連中後ろから襲ってやろうかと過ぎったが、主が応じた以上事を荒立てない事を選んだ。変につっかかると容疑が濃くなる、というおまけはいらないだろう。
そして連中と共に行くミハエルを、丁寧に見送る。
見送った後で、その足は屋敷の他のメイドが集う部屋へとすぐに向けられた。
メイドたちにも今回の話は伝わっているのだろう。ミハエルが容疑者という話に、ひそひそと話しをしているようだった。
彼女たちのそういう所は否定しない。女とは得てしてそういうものだというのを、女装歴ウン年の自分はしっかり学んでいた。自分のことは棚に上げる。>>159
とにかく部屋まできて顔を出すと、にっこり笑って中のメイドたちを見る。その顔に、中に居た彼女たちは怯えを見せたが知ったことじゃない。]
カトリーナいるぅ?
[呼ぶのはとある年頃のメイドの一人だった。]
/*
守護出現きたーーー。
そして孤児院出身者きたこれ。
それを願ってこの設定入れたからすげー嬉しい。
それでも最重要縁故者はミハエルなんだけどな!
重要縁故スケール
ミハエル>ブリジット(孤児院の子達)>|越えられない壁|>>アマンダ>ベアトリーチェ>ウェンデル
久々に多縁故だな。
だが今回は紅月ゼルタイプに近いんで、縁故者でもキリング可能。
[カトリーナを見つけるとおいでおいでと、有無を言わさぬ手招きをしてから、人の気配の薄い、廊下の隅にまで連れて行く。
年季の入った老メイドほどではないが、それなりに歴は長い。貫禄もつく。
廊下の壁に自然と追いやり、彼女が背をつければその隣にぺたりと手をつけて、整った顔を近づけた。]
ね、カトリーナ。
貴女よね?フリードリヒ様が昨日一人で出歩いたって告げ口したの。
[にこり。嘘は許さない迫力を兼ねて、笑む。]
あなたここの自衛団に恋人いたものねぇ。
彼に言われた?それとも自分から教えちゃった?
……まぁどっちでもいいわ。
それならもう一度、その彼の所に行って伝えなさい。
もう一人、昨日の夜屋敷を一人で出た人間が居る、ってね。
―――わかったら行きなさい。
[誰が、との震える彼女の問いには、当然のように自分の名を差し出した。]
─ 集会場 外 ─
Während des Zuhören einem Lied des Windes aufmerksam, um im Himmel zu klingen.
Diese Stelle, wo du auf den Punkt wartest, daß du dich entfernt sehnst, und ist berühmt....
[広間で子供の頃の話が出ていたり、何やら思い浮かべられている、などとは知らず。
鎮まらない気を紛らわせるよう小声で歌う。
なお、子供の頃は、『他所から来た』と『置き去りにされた』の二点から不安定になっており、しょっちゅう騒ぎを起こす問題児であった、というのは、余談]
Ich gebe ein Lied mit Gebet.
Zu einem blauen Himmel.
Von mir, daß ich Gedanken ankomme und hier zum Himmel allein bin...
[自分の実の親の事は、ほとんど記憶にない。
辛うじて残っているのは、この歌を歌っていた姿だけ。
逆に言えば、この歌と、幾つかの私物が、そこへと繋がるものである、と言えるのだけれど。
その人たちの事を知っていた老神父も亡くなった今となっては、辿る術も尽きたと言っても過言ではなかった。
もっとも、辿れたとして、そうするかどうかは、自分でもわからない、けれど]
─ 集会場 広間 ─
ったく、この餓鬼共は…っ。
[ウェンデルのにやにや笑い>>161も、負感情曲線急上昇の理由だった。しかし長年の付き合いになっている家の子供には全然効かなかったようだ。本気で怒っている時には、逆に怒鳴ったりしないことを知っていれば当然だったかもしれない]
何されるか分からないって。
そりゃ……絶対に酔い潰れたりはできないねえ。
[ミハエルの答え>>151に、首を竦める。その秘密を知ってしまっているため、やけにしみじみとした声になった]
俺、この村に育って良かった。
[そんな話をしてる内に、パンケーキが届いて]
待ってましたー!
[バターを薄く、ジャムはたっぷり乗せて食べ始めた]
[実際嘘ではない。ミハエルの不在を知ってから、探しに屋敷を出たのだ。不幸と言ってよいのか、いつもならすぐ見つけられるはずの彼女を見つける事がその日は出来ずに、散々探し尽くした後に屋敷に戻ったら彼女は既に戻っていてほっとした、そんな経緯があった。
自分の姿は見られなかったのだろう。まぁ当然だ。
慌てていた為その時は女装もせず、出入りも部屋の窓からという隠密行動をとっていたのだから。
そんなわけで自衛団にしっかり二度手間させてから、執事に後を頼み自らも集会場へと向かって行った。]
フーくんの事はちゃんとお世話するから心配しないでね。
[そう笑顔で執事に告げた彼女、もとい彼の身上書は以下になる。]
――――――――――――――――――――――
■名前:ユーリー・ディックハウト(Juri Dickhaut)
■年齢:20歳
■職業:ミハエルの護衛兼メイド
■経歴:ミハエルの幼馴染みで彼女の専属メイド。だが実は男。
かなり完璧に女装しているので、よっぽどが無いと性別は看破出来ない。メイドとしての一通りの事はこなしつつ、護衛の肩書き通り武器の扱いには手慣れており、力は並の男と変わらない。子供の頃は普通の男の子で、執事見習いだった。
名前はフルネームを省略して“ユーディット”と名乗る事が多い。
――――――――――――――――――――――
あの、ところでその集まりって、どれくらいかかるんですか?
フリードリヒ様は、着替えやら持って行かれましたが、そんなに…?
それに、神父様はどうして殺されて――…
[機嫌悪そうに迎えにきた自衛団の一人に、小声で不安そうにしなを作り、潤んだ目で見つめれば多少の情報は聞き得た。相手はカトリーナの彼氏だったから、後で何か小騒動でも起きるだろうが知ったことじゃない。
主よりもやたらしっかりと荷造りをし、不足してそうないくつかの嗜好品やら何やらも用意しておいた。荷は大きく、その半分くらいはミハエルの物だったが、苦も無く運び連れられて集会場へと。]
― →集会場 ―
やほー。……けっこう居るのね。
こんにちは、フーくん居る?
[中を覗けば選り取り見取り、と言って良いのかの顔ぶれに瞬く。これ全部さっき言ってた容疑者よね、と内心首を傾げたが、ごく軽い挨拶をしてから、先ずはミハエルの姿を探し、彼女を見つけたら笑顔でそちらに向かっていった。]
/*
……みはめもを見て、全く関わりのないものを思い出した俺はちょっと、テンションを鎮めよう。
[何思い出した]
[そりゃあ勿論、冥土g(]
は、さておき、ゼルwwwww
なんやその、言いえて妙wwwww
えっ、にーちゃんお風呂入るんだ?
いってらっしゃい。
[誰かさんの心配>>135は的中していたのだろう。
エーリッヒ>>128を見送る表情はとても輝いていた。
尤も、今は他に気になる存在があったから動きはしなかったが、今後チャンスがあればきっと仕掛けに行くつもりなのだろう]
うー、でもさっき逃げられたんだよ。
もう逃げない?
[その興味の対象、タオを撫でていたローザから掛かった声>>150にはそう答えて。
もう一度タオをじいいっと見た。猫の視線に含まれるもの>>153は、残念ながらベアトリーチェには分からない]
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