─ 大広間 ─
ああ、大丈夫大丈夫。
僕はお風呂で温まっても来たし。
このくらい何てこと無いよ。
[冷えを移してしまったと言うオリガ>>148に返すのは首を横に振る仕草。
冷えているオリガに比べたらかなりマシな状態なのだから、そこを気にすることは無かった。
手を引いたのが嬉しかったと言われると、口端を持ち上げて笑った僕の頬に僅かに朱が走る。
力になれたのが嬉しかったし、そう言えば手を繋いだんだ、と今更意識してしまったのが理由]
分かった、じゃあちょっと行って来るよ。
オリガはゆっくり温まってて。
[提案には是が返り、僕はオリガに頷いて一旦傍を離れた]