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[同じような景色のなか、どれくらい走っただろうか?
雨足は緩むことなく、叩きつけるように男を濡らし、体力を奪い続ける。
”もしかして迷ったか?”
一向に森を抜ける様子もなく、舌打ちした時。
雨で霞む視界の向こう、大きな建物が薄らと見えた。
男は、一目散にそちらの方へと駆けていく。]
[目つきも悪く、無精ひげ、ましてや雨でずぶ濡れと見た目は酷いことになっている。
おまけに、袋に入れているとは言え、手にしているのは猟銃だとわかるものならわかるだろう。
物盗りと疑われても文句は言えないと自覚はしつつ。
身体は冷え切り、体力も消耗してる。
このまま雨の中さまよい続けるのは危険だと、思い切って扉を叩く。
出てきたのはひとりのメイド。]
失礼……その、宜しければ雨が上がる間、雨宿りをさせていただきたいのだが……。
[メイドの返答>#3に、男は二三度瞬く。]
……は?
いや、ああ……ありがたい。世話になる。
[望む?何を?
疑問に思えどとりあえず今は、差し出されたタオルを受け取り、まずは顔を拭いながら屋敷へと。]
─ 客室 ─
[しっかり湯を堪能した後、用意されていた着替えに身を包む。
今まで着ていた物と似た、淡い青のシャツと黒のスラックス。
髪は半乾きだが、そこは仕方ない、と割り切りをつけ、自分の服は必要なものを移し変えてから乾しておいた]
さてさて、それではちょっとお散歩に参りますかねぇ。
[散歩、といっても文字通りのものではないのだが。
ともあれ、身支度済ませた青年は、音もなく客室を出て周囲を見回した]
……このフロアは、客室だけ、ってとこかなぁ?
[並ぶ扉に、口をつくのはこんな呟き]
─ 二階・廊下→エントランス ─
[人の気配のある部屋ない部屋多々あるが、自分が着いた時よりも人の気配は増えているらしい]
……多分、ご主人さんがいらっしゃるのは上だろうけど。
[ちらり、視線は天井へと向く]
いきなり押しかけるのも、どーか、だよねぇ。
[そんな呟きと共にふらりと歩き出す。
一見するとのんびりとした足取りなのに、その実、動きには無駄があまりない。
歩みはそのまま、下へ降りる階段へと向かうと]
……ホントに多いね。
[メイドの他にも人の姿が見て取れて。
知らず、こんな呟きが口をついていた]
― 屋敷/エントランス ―
[メイドからタオルを借りて纏う水気を拭ってゆく。
すぐに雨は止むだろうとその時は思っていたから
部屋を借りるでもなくその場に留まり雨音を聞いていた。
ちらほらと雨宿りに訪れる人をみて同じような境遇なのだろうと思う。
増えた>>62多い>>63なる声が耳にとまり所在無さげに視線漂わせた]
――……。
[窓から見えるのは視界を遮るほどの豪雨。
視線落とし手許の籠に掛けた手巾に指先を触れさせる。
父に頼まれたキノコなどの食材野草が入っている。
仕込みの時間を考えれば今から急ぎ帰ったとしても
今宵の夕食には間に合わない事がわかる]
― 客室 ―
……、あ。
寝てた?
[思わずそう声に出したけれど、もちろん返事はなかった。
身を起こして部屋の外を見てみても、分かったのは未だ雨が止んでいないということだけだ。
ちょっとうとうとしていただけなのか、予想外に深く寝てしまっていたのか。この部屋には時計はないようだった]
急いでたわけじゃないけど。
あんまり長くとどまると……うぅん。
……まぁ、着替えようかな。
[心配ごとは幾つかあったけれど、ひとまずはベッドから降りて、与えられた着替えに手を伸ばす]
― 屋敷/エントランス ―
雨、早く止んでくれないかしら。
[ぽつと呟き籠に掛かる手巾を撫でる。
立派な屋敷で雨宿りを頼めたのは有難い。
時折轟く雷鳴に恐怖するのか
オリガは耳に手を宛てがいそれをやり過ごそうとしていた]
……“美人さん”かぁ。
[未だ湿った服を脱ぎながら、ふと、玄関先での会話>>54を思い出す。
向けられたその言葉には、正直ちょっと戸惑った。顔にも出ていたかも知れない。
決して照れたわけではなくて、ただまるっきり予想していなかったのだ。そんな言葉を掛けられる日が来るなんて]
美人、なのかなぁ。
[髪が伸びていたお蔭で、少しこけた頬は誤魔化せたのかもしれない。
露わになった身体を見下ろしてみる。やや青白い肌も、細い腕も、病弱な娘なのだと言われれば納得されるのかも知れない。
胸に女性特有のふくらみが無いのだって――もっともこれに関しては、発育不良とは何の関係もないのだけれど――そもそも皆が皆、大きなわけでもないのだし]
……とりあえず、バレてない、って事だよね。
それならいいか。
[そう結論づけて、“ボク”は与えられた服を身につけた。
黒いワンピースは大きすぎず、身体のラインが分かるほどぴったりしているわけでもなく、まさに丁度いい具合だった]
[擦り剥いた傷はそれほど深いものでは無かったから、手当ては直ぐに終わった]
これ、返さないとなぁ。メイドさんどこだろ。
そういえば、ご主人に挨拶とかしなくていいのかな。
[救急箱の蓋を閉じて、両腕で抱きかかえて。
色々考えながらも、とりあえず個室から外に出た]
― 屋敷 ―
[すぐ近くかと思ったけれど、そうでもなかった。
玄関口まで辿り着いた時には、すっかりびしょ濡れになっていた]
このまま外にいたら風邪を引いてしまう…。
[予想したよりもっと立派なお屋敷の様子。
少し躊躇いながら私は背伸びをして扉の装飾を叩いた。
ドンドン、ドン]
― 客室 ―
[毛皮のコートは大分濡れてしまったが、その下の衣服にまで雨水が染みることは防いでくれていた。
ゆえに、コートを脱いだメーフィエがすぐさまベッドに倒れ込んでも、枕元のほかは濡らさずに済んだ。
それでも服と身体の冷えは、毛布に包まってもすぐに消えるものではなかった。
視線の先には、ベッドに倒れた際に軽く除けていた、綺麗に畳まれた衣服があった。]
先に着替えた方が良い、か。
シャワーも浴びられたら良いけど。
[メーフィエは未だ重く感じられる身体をなんとか起こした。
客室を調べてみれば、風呂はきちんとあると判り、湯も問題なく出すことが出来た。
ふらりとした足取りのまま、先ずは身体を温めることにした。]
[風呂を出た後、着替えに袖を通している間に頭を過ったのは、他の「雨宿り」と思しき人々のこと。
この屋敷の主人に対してもそうだったが、彼らに対しても挨拶の一つも未だ交わしていない。
明るく聞こえる挨拶>>35くらいならば聞こえてはいたが、自分に向けられたものでなかったこともあって、振り返ることもしなかったのだ。]
………………。
[最初にエントランスで見た面々の中には、追手の顔は見当たらなかった筈。
それでもあの場に再び戻ることを躊躇ったのは、もしその人と鉢合わせたら、という不安の所為。
結局、それでも客室を出ることにしたのは、腹の虫が鳴く声が聞こえてしまったから。
逃亡を始めた夜から、まともな食事にありついていなかったことが思い出された。]
─ 屋敷/エントランス ─
所で、こちらの御主人はどちらに?
え、でも、挨拶をせぬまま厄介になるわけには…
[メイドに屋敷の主人の所在を聞くも、中に入って休まれるようにと機械的に勧められるだけ。
半ば強引に中に通されると、自分と同じく雨に追われてこの屋敷に来たのだろうタオルを持った男性が真っ先に目に入った。
他にも何名かの姿があり、まずは会釈をして]
歓談中のところ、失礼を。
雨に降られてしまいこちらに寄らせていただいたのですが…
[ここで一旦言葉を切り、屋敷の住人はこの中に居るのかと視線をめぐらせてみた]
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