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― 広間 ―
如何かしたかね。
[小さく問い返すような声>>22、それから相手が考える素振りをする間、静かにただその様を眺めていた。
過去にも幾度か問われた事、口にされれば隠し立てる事もなくあっさり同一だと頷いた事だろう]
ああ、こちらこそ。
[結局問われることもなく、自ら言う事も無かったが。
少女へ声を掛けたのはそのすぐ後の事]
うむ。届物だ。
[少女の内心>>20を知るや否や、表情の固さはいつものこと故意に介した様子もない。
問い掛けにも簡潔に答えを返してから一度視線を落とし、使用人から貰った茶を口に運ぶ]
/*
うん、なんかあれだ。日本語が色々おかしい(
今回の目標『脱・保護者』(えー)
とか言って、役職希望してたら意味ないだろうと自己突っ込み。
プロの間にアーヴとの因縁(違う)出さないとな。
明日時間あるからいいけど。
あと、何処でセロリだそう(
画家 ヒューバート が参加しました。
画家 ヒューバートは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[左肩に二種の鞄を負い、吊り橋を渡る男が一人。
谷底から吹き乱れた風に板状を収めた鞄が酷く煽られ、慌て足を止める]
……やれやれ。
自ら望んで出向いて居るとは言え、山道とこの橋は困ったものだね。
[浚われそうになった要因を抱え、ひとつ息を吐き。
ぎぃぎぃと揺れ鳴く板の連なりをまた一歩と踏み進めた]
[やがて暗く深い谷を越え、足は確りとした地を踏み締める。
ゆるりと最後に息を吐き出すのも毎度の事だ]
……まあ。
これが無ければ、此処に来る事など無かったのだろうけど。
[未だ青を多く抱えた樹と其処に立つ館。
樹々は移ろえども変わらぬ佇まいに誰にも見咎められぬ場で笑み浮かべ]
[呼び鈴ひとつ。
姿を見せた使用人が驚きに目を見開くのに笑みを返す]
やあ、久しぶりだね。
また暫くお邪魔させて貰いたいのだけど、都合は大丈夫かな。
[諾の返事と常の部屋を用意する旨。
それに加えられた使用人の言葉に、今度は男が細い目を見開いた]
……そうか、客人が。
……賑わうのは良い事だ、色々な話が聞けそうだな。
─ 広間 ─
[立ち上がる相手>>23に合わせ、ヘンリエッタの視線が上を向く。
と言っても緊張からか、顔はほとんど持ち上がらず、上目遣いのような形で瞳は向けられた]
は、はいっ。
…えっと、えっと…… グレイナー、さん。
[呼び方を問われて返事をしたが、声がひっくり返ってしまう。
いきなり名前を呼ぶのは失礼だから、と頭の中で必死に考えて、ようやく苗字を紡ぎ出した。
聞こえて来る声は見た目に反して柔らかく、丁寧な物腰は緊張を少し解してくれる]
よろしく、おねがいします。
[紡ぐ声も硬さが減り、幾分笑みも浮かぶようになっていた]
そう、ですか。
[ラッセルの返答>>28を聞いて、ヘンリエッタは一つ頷く。
それから思考が1つ2つと頭を巡って]
……あ。リンゴ。
まだ、赤くない、です。
[ラッセルがいつも熟したリンゴを持ち帰るのを思い出して、申し訳なさそうに呟いた]
[やがて、先ほど自分を案内した使用人が姿を見せて、主から書庫の閲覧の許可を得たと伝えてくる]
わかりました、ありがとうございます。
あとで案内していただけると助かります。
[そう、礼と要望を伝え]
……滞在期間については好きなように、ですか?
それはありがたいですが、いいのですか?
[そんな疑問に使用人は笑う。
「こういう事は、ここではよくある事なんですよ」と、そういい残して、他の仕事があるからと使用人は立ち去る]
なんだか、今まで出会った方とは違う感じですね、ここのご主人は。
[主の娘が側にいるのを忘れて、ぽつりとそう零した]
― → 館/広間 ―
[主は今は面会中と聞き、一先ずと歩みを寄せた先。
大した遠慮も無く開いた扉は少女に当たってしまわなかっただろうか]
――おや。
[果たして其の場には複数の姿が在った。
幾度かこの館に訪れては居るが、主家族と使用人以外に会う事は在れども、何人かと重なる事は滅多に無く、光景は少し見慣れぬ其れになる]
失礼、お邪魔をしても良いかな。
[肩に収まる鞄を落とさぬ様にと抑え、ひとつの会釈]
/*
何とか設定が纏まったのでお邪魔します。
やあ、まさかハーヴェイのお祖父様と設定が駄々被るとは思わなくて一日頭を抱えてみた結果「売る方から描く方になればいいんや!」と天啓が降りてきたのでこんな感じに。
ところでおじさま難しいです。つい最近おっさんゼルギウスやってぐったりしたのに何してんでしょうね俺。
/*
あと参加予定の村が始まると忙しくなる法則に誰か名前を。
[わんころがめそめそしている。
プロローグほとんど来られる気がしない]
─ 広間 ─
え、と……はぃ。
じゃ、じゃあ、ユージーン、さん。
[許可を得られたから>>36と、隻眸の人物──ユージーンを名前で呼び直す。
物腰が柔らかいのもあり、緊張も最初ほど抱かずに済むようになってきた]
[扉が開く分には離れていたため、直接ぶつかることはなく。
背後で扉が開いた音>>35にヘンリエッタは振り返る]
ヒューバートさん!
[姿を見て、ヘンリエッタの表情がぱぁっと明るくなった。
訪れる頻度は多くは無いが、ヘンリエッタはその男性──ヒューバートにとても懐いていた。
彼の描く絵───目の前の光景をそのまま切り取ったかのようなそれは、ヘンリエッタにしてみれば魔法か何かに思えたのである。
ヘンリエッタは、彼の描く絵がとても好きだった。
以前、自分を描いて欲しいと強請ったこともある]
いらっしゃいませ。
今回はどのくらいお泊りになるの?
[喜色を滲ませた笑みを浮かべ、ヘンリエッタはヒューバートの傍へと駆け寄る。
先程までと変わり、紡ぐ言葉に緊張は無く、淀みも少なかった]
― 広間 ―
そのようだな。
[申し訳なさそうな呟き>>32に、一つ頷きと共に返す]
なに、また熟れた頃に来るまでだ。
家人も流石に青い実を持てとは言うまい。
……子を宥めるのが大変だが。
[此処の林檎は今勤めている家の、特に子供が気に入っている。
だだを捏ねられた時には流石の彼も手を焼いているとか、そんな様子は今は微塵も見せないが、少しだけ遠くを見るような目をしていた]
ここより北の地方でかね。
ならば、我が家の事だな。
[家名についての話>>33は、やはりあっさりと肯定する]
気にせずとも良い。
いずれ我が手で再興させる。今はその準備期間だ。
[言い澱む相手は何処までを知るものか、けれども片手をひらと振った。
口調も態度も揺らぐことは無い]
─ 広間 ─
ごめん、なさい。
…え、と。
おみやげ、お菓子か何か、用意します、ね。
[子を宥める、と聞いて>>39やはり申し訳なくなり、代わりになるものを用意しようと。
使用人にお願いすれば、手作りのお菓子を用意してくれるはずだ。
代わりとなり得るかは分からないが]
[返される片目を髪に覆わせた男からの会釈に笑みを浮かべる。
名前、と聞けば自己紹介の折だろうかとは思いもしたが]
[其の先に花開くように表情の色合いを変えた少女>>38に笑みを返す。駆け寄る姿に膝を床に付き、目線を合わせ、いっそ自分の方が低くと]
お邪魔します。
そうだね、……もうすぐ林檎が熟すだろう?
そのスケッチをするまでは、と思っているよ。
[得手とするのは風景で、あまり人物は得意では無いと言い訳を置いた上で描いたスケッチは幾年前に残して行った。
あの頃から人物画の上達は見られないまま、何処か曖昧な輪郭になってしまう傾向も変わらぬまま。
其れでも今より幼かった少女は喜んでくれたはずだったけれど]
[其れから、少女に合わせた目線のままで、改めて彼らの方を向く]
……はじめまして、で、恐らく間違いはないだろうかな?
名の無い画家をしている、ヒューバート・グリーンウッドと言うよ。
良ければ宜しくしてやってくれるとありがたいね。
― 広間 ―
遠慮するな。
[そして新たに姿を見せた、如何見ても年上の男性>>35に対しても先までと同じような態度。
ヘンリエッタが嬉々として傍へ寄って行く>>38のを横目に、残った茶を飲む]
……うむ。ありがたい。
[なお、ヘンリエッタの申し出>>41は断らなかった。
変わらなく見える口調にも、ちょっとだけ哀愁のようなものが漂っていた、かもしれない]
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