人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


司書 ライヒアルト

─ 中庭 ─

In Sonnenlicht, um schwach hereinzukommen
Empfinde eine Strömung, wenn du fortschreitest
Verenge dich nur, sieht an
Ich hielt eine Hand zu Licht heraus

[空から天鵞絨を逸らした後、先も口ずさんでいた歌を小さく紡ぐ。
それに応えるように上がる、ピリリ、という声。
そちらへ視線をめぐらせ、手を差し伸べると、低木の枝に止まっていた蒼い羽根の小鳥が一羽、そこに飛び移ってきた]

……結局、渡り損ねたよな、お前。

[呆れたように言いながら、小さな頭を撫ぜる様子は先ほどまでとは打って変わって穏やかなもの。

もっとも、そんな様子は、誰かに声をかけられたならすぐにとけて消えるのだけれど。**]

(61) 2014/01/09(Thu) 00:37:13

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