人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


司書 ライヒアルト

─ 中庭 ─

ええ……その分、雪解けと春の訪れは、何よりも得難く感じられますけど。

[冬の間は動けない。
実際に接した時にはひたすら驚いたものだったが、そろそろ真白の封にも慣れた]

そうですか……人の集まる日というものは、集まるものですね。

[エルザも、との言葉に一つ瞬いた後。
振り返りながら向けられた言葉>>100に、瞬いた]

……ありがとうございます。

[間を置いて、浮かぶのは少しだけ稚い笑み。
甘いものは嫌いではないが、作る方はそれなりだからこの差し入れは、素直に嬉しかった。

笑みは間を置かずに解けて消え、図書室へと向かうエーリッヒを見送った青年は、は、と小さく息を吐き。
食堂を兼ねる談話室へと足を向けた]

(101) 2014/01/09(Thu) 22:20:39

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