― 図書室 ―ん、それじゃ外しちまうな。[謝罪にも似た言葉と共に預けられた手>>141を取って、さっくりと手袋を外して渡す。その仕草は普通に触れるのと何も変わらない。変える事が失礼だと、経験で知っているから]苦手じゃないよ、面倒なだけ。[それを苦手というんじゃないか、というのはどこかに放り投げている]会うたびにあれだと、相手するのに疲れる。[それは多分、先に話した司書と同じような理由だろう]