人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


湯治客 アーベル

―談話室―

[ままならない、と言われて>>247こちらも苦笑う。
問われない代わりに、問いもしない。
初めの年に自己紹介と司書になった旨だけ聞いたのだったろうか。
同じように名と湯治という目的は伝えた覚えがあるけれど、詳しく話した覚えもなかった]

鳥は、さ。自分の子供であっても、人の匂いがついた雛を世話しなくなるのも居るって言うよ。
渡りなら群れを成すだろうけど、受け入れられるかどうか。

万一の場合は一緒に暮らすしかないんじゃない?

[野に帰れない可能性を悔やむような様子に追い打ちを。
開き直ってしまえばいい、と暗に告げて]

[首を傾いだライヒアルトのお陰で小鳥は随分見易くなった。
見上げてくるまあるい瞳を受けた藍鉄色は、笑みのように細く。
滅多にない、間近に見られる鳥の姿を楽しんでいる]

(252) 2014/01/11(Sat) 22:25:07

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